コンテ首相の会見と学校問題。
2020年 04月 02日
といっても、特に目新しいことはなく、数日前からいわれていた都市封鎖の延期を正式に法令化したとの発表です。
感染者が減ってきたとはいえ、今の状態で、当初の予定だった4月3日で封鎖を解除するわけにはいきませんものね。
復活祭、天使の月曜日の4月13日まで延期となりました。
ほとんどがカトリック教徒のイタリア人、ミサにも行けない!
それに、宗教的意味合いもさることながら、この時期は連休になるので、旅行へ出かけたり、海や山へ行ったり、遠方の家族と集まったりするものなのです。
イタリア人、出かけたいだろうな~
半分、覚悟はしていたでしょうが、がっくり来てると思います。
でも、復活祭の休みにみんながいっせいに外に出たらどうなるか、想像しただけで真っ青になります。
だから、これでよかったのです。
今のところは4月13日までになりましたが、これが延びる可能性も大です。
私は今月いっぱいまで封鎖は続くのではないかと思っています。
そして徐々に日常に戻していくみたいな・・
だって、6月中旬に終了するイタリアの学校問題についての文科省での話し合いの内容を聞いたら(国営放送のニュースより)、どう考えても、そういう道のりに聞こえます。
イタリアの教育制度は非常に厳しく、中学から落第制度があってバンバン落とされます。
そして、イタリアの高校は5年制ですが、たとえば息子の時は、1年生の学年末でクラスの半分が落第しました。よって1クラスが成りたたなくなったため、やはり半分くらいの生徒が落第した他のクラスと合併。
こうして、毎年、凄まじい人数が落第して行くのです。
また、高校の卒業試験はマトゥリターと呼ばれ、大学入学許可証のようなもので、国家試験扱いです。
これをどうするのかという問題もあります。
なんでも、文科省では、2つのシミュレーションをしていて、1つは5月中旬に学校が再開される場合と、もう1つは学校の再開がなく9月の新学期からの場合。
後者の場合は、卒業試験を抱える高校5年生以外は、全員落第なしで進級させるといっていましたが(これもすごい話!)、高校の卒業試験は簡素化することも検討しているとか・・
オンライン授業では限界がありますからね。
イタリアだけでなく、学年末をもうすぐ迎えるヨーロッパ各国、アメリカ、どこも同じ問題を抱えています。
高校の卒業試験の点数で入学できる大学が決まるのですから、ほんと、どうなるのでしょう・・
それから、今日の記者会見とは関係ありませんが、内務省から移動に関する追加的説明が昨日から出ています。
①未成年の子どもとの散歩は親1人のみ付き添える。ただし住居の周辺に限る。
②屋外での活動、公園、遊戯場、公共の庭園へ入ってはいけない。
③スポーツ活動は禁止。ジョギングもダメ。住居周辺の散歩のみOK.
③スポーツ活動は禁止。ジョギングもダメ。住居周辺の散歩のみOK.
④介助者が高齢者や身体障害者に同行するため、住居周辺を移動することは認められる。
⑤どのような場合も、他者と少なくとも1メートルの距離を保つこと。
ジョギングしている人いますけど~
ウチはテヴェレ河沿いにあるので、道路と歩道が広いのです。
だから、ジョギングコースとしてはピッタリ。
ダメになってたの!?
私、今日も、走っている人、見ましたけど~
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by mayumi-roma
| 2020-04-02 05:40