やっぱり和が好き♪贅沢な空間「的山荘」でのお食事♪

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日出(ひじ)町にある「的山荘」♪
ここは、私が、別府の「御料理はた野」の次に気に入っている日本料理店です。
お屋敷そのものが重要文化財になっているため、お料理もさることながら、この雰囲気に身を浸すのが私にとっては贅沢な癒しそのものです。
この門に入るだけで、私の心はうっとりと別世界に向かいます。




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門をくぐると・・
皇族方がお食事に立ち寄られた際、「記念に」とお手植えになられた、マツやカエデやサザンカなどが、石畳右側に8本植樹されています。



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秋篠宮殿下・同妃殿下がお越しの際に植樹された記念樹♪



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皇太子殿下・同妃殿下(現在の天皇皇后陛下)の植樹された記念樹。




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いつまでも変わらない場所・・
心が落ち着きます。
ローマで日常的に目にする石の建造物にも愛着はありますが、やはり私は日本人・・
木の建築物、和が好きです。
懐かしい空気を感じながらも、どこが背筋がピンと伸びるような、そんな雰囲気がたとえようもなく好きです。



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とても贅沢な空間です。
なぜなら、3つの和室を開け放ち、大広間にしていますが、各室にテーブルは2卓、大広場全体で6卓しかないのです。
今日は、そのうち5卓が埋まっていました。
なんという贅沢でしょう・・


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お昼の懐石コース♪
私は、ランチタイムでも、ちゃんとしたお店では必ずお酒を頂きたい人です。
大分の「西の関」を選びました。
「西の関」は父の好きだったお酒の銘柄です。

実は、こちらの「的山荘」は、前日までの予約が必要なのですが、思いついたのが前日の夜だったため、前日予約できず、当日の朝、電話してみました。
夫が日本食よりはお肉系のほうが好きなので、できれば豊後牛しゃぶしゃぶコースか豊後牛ステーキ弁当にしたのかったのですが、当日予約の場合は、お昼の懐石コースしかダメだそうで・・
私はもちろん懐石、大好きです♪
というわけで、(夫の分の)お造りだけは私が頂くことにしました。
すべてのお料理のアップはしませんが、いつものように、とても洗練された日本料理でした。
もちろん、ミシュラン2つ星の「御料理はた野」にはかないませんけどね~



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こちら、関アジのお造り♪
美味しかった~~
夫の分も頂きました。

関アジって、皆さま、ご存じでしょうか?
大分の方、それ以外の方は美食家でなければ、ご存じないと思います。
関アジ(せきあじ)は豊予海峡で漁獲され、大分の佐賀関で水揚げされるアジで、関サバとともに高級魚ブランドとして知られています。

豊予海峡は瀬戸内海と太平洋の境界に位置し、その海域は海流が速く、餌となるプランクトンが豊富なため、その周辺に本来は回遊魚であるサバ・アジがいます。
水温の変化が少なく、潮流が速いため、この海域で生育するアジ(サバも)はよく育って身が締まっており、回遊することなく、この海域だけに住みついている独立した群れといわれています。

この海域は、網を使った漁に適さないため、伝統的に一本釣り。
出荷の際は「活け締め」が施されるため、関アジ(サバも)にはストレスがかからず、魚体に傷が付きにくいため、鮮度が落ちにくいそうです。
というわけで、関アジ(関サバも)はお刺身として食されることが多く、また、普通のアジとは比べ物にならない美味しさなのです。
大分は食の天国なんです~



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こちらは豊後牛♪
豊後牛も大分の誇る、超絶美味しい高級牛肉です。
お値段が高いので、日常的には食べることはできませんけどね。

お食事のあとは、お屋敷内や海まで続く裏庭をお散歩♪
他のテーブルの方も同じ~




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日本の初代総理大臣伊藤博文の書「國本」が飾られています。
ランプも大正時代のもの。
何もかもが歴史ある由緒あるもので、私はこの空間にいるだけで幸せな気持ちになるのです~




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富士の裾野に広がる三保の松原~♪




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そして、別府湾を望む美しい裏庭♪

母の熱中症騒ぎに始まる諸々で、とても忙しくて疲れ果て、お友だちに会うのもままならない日々でしたが、この「的山荘」と「御料理はた野」でお食事ができたことだけで満足です。
でも、考えてみたら、個人的にやらなければならなかったことはほとんどクリアーしましたし、温泉も楽しんでいますし、お友だちにも会えています。
唯一やっていないことは、イタリアへ持ち帰る品々のお買いもの。
頑張ってお買いものしなきゃいけないのですが、日々の買い出しだけで大変なことになるので、なかなか・・
でも、時間切れにならないように、しっかりお買いものしようと思っています。
特に、私にはなくてはならない美味しいおせんべいと柿の種♪

「的山荘」
速見郡日出町2663番地(JR暘谷駅から徒歩5分)
Tel:0977-72-2321
予約必須
ランチ、お茶タイム、ディナー、営業しています。個室あり。

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by mayumi-roma | 2019-08-22 23:21 | 別府の温泉とグルメ

上野真弓、ローマ在住の翻訳家&文筆家&ツーリズム別府大使。日々の暮らしや芸術探訪、旅の記録。最新刊は訳書『ミケランジェロの焔』、著書に『教養としてのローマ史入門』、訳書『ラファエッロの秘密』など。お仕事のご依頼はoffice.uenomayumi@gmail.comへ。


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