カゼルタの歴史地区は山の上♪
2019年 06月 11日
9世紀頃から栄える中世の町♪
カゼルタの歴史地区は山の上にあります。
現在、カゼルタ宮殿を中心に開けているカゼルタですが、本来のカゼルタは山の上にあったのでした。
カゼルタという町の名前も、カーザ・イルトラム、つまり高いところにある町という意味から来ています。
下のカゼルタから10キロほどのところにありますが、何しろ山の上にありますし、ヘアピンカーブが続く道なので、車で30分はかかります。
駐車場は、この礼拝堂の下にあります。
そんなにすごい距離ではありませんが、気温35度、暑かったです~
丸で囲んだ部分が真四角のカゼルタ宮殿、その巨大さを分かって頂けますか?
白い線を引いた部分は、宮殿の庭です。
いや、ほんと、ヴェルサイユより大きいというのもうなずけます。
1153年に建立された、大天使ミカエル捧げる教会です。
様々な芸術様式がミックスされていて、実に興味深いです。
ランゴバルド風、ノルマン風、イスラム風・・・
鐘楼はゴシック風です。
ライオンが人間を食べようとしていますが、「強くあれ」という宗教的メッセージなのだとか・・
暑いため、みんな日影に避難しています。
いたってシンプルな中世風ですが、実は、この教会もご多分に漏れずバロック時代に絢爛豪華な装飾がなされていました。
戦後、修復する時に、すべての装飾を取り除いて元に戻したそうです。
ただし、その過程で内部に描かれていたバロック以前のフレスコ画もすべて取り除かれてしまったのだそうです。
円柱は、ローマと同じく、この辺りの古代遺跡からの出土品の再利用です。
とっても気に入りました♪
日常であって日常でない感じに弱いわたくしなのです。
ナポリの人たちは、お金がなくても、こういうことには借金をしてでも大々的なお祝いをするということなのですが、歌手や女優を呼んでの大騒ぎの宴会を行なっていました。
あ~、今でも歌手の歌が耳の中に残っています~
イタリアの習慣なので、私たちも、息子の聖体拝領の時はお祝いしましたけどね(笑)。
う~ん、ミラノを中心とする北イタリアとナポリを中心とする南イタリア、対称的であるようだけど、どちらもかなり魅力的♪
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by mayumi-roma
| 2019-06-11 05:57
| ナポリ、ポンペイ、カゼルタ、南イタリア♪