人生初のお花見♪

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ローマ、エウル地区ラゲット公園♪
ラゲット(小さな湖という意味)の周りのPasseggiata del Giappone(日本の小道)には、1959年に東京から贈られたソメイヨシノが美しく成長しています。
唯一ローマでお花見のできるスポット♪
お花見というわけではないでしょうが、イタリア人たちもピクニックを楽しむ憩いの場所となっています。




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毎年、多くの日本人がここでお花見をするのですが、私の住まいからエウルは遠いこともあって、一度も桜を見に来たことはありませんでした。



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というより、これまでの人生で私はお花見をしたことが一度もなかったのです。
もちろん、子どもの頃、親に連れられてのお花見はありますが、大人になってからは一度も!
もともと春は嫌いな私でしたし、その春を象徴するような桜も好きではありませんでした。

桜への見方が変わったのは、2011年3月11日の大震災がきっかけでした。
ちょうど日本の大学へ進学した息子の入学の年と重なっていました。
大震災と原発事故直後の日本で、私は打ちひしがれた暗い気持ちだったのですが、そんな人間の事情とはおかまいなしに、いつもと変わらず綺麗に咲き乱れてくれる桜を見て、言葉にできないような感銘を受けました。
その時から、桜の花が日本人の心に知らず知らずのうちに与えている「生きる力」というものを実感したのでした。
それがはかなく散るものであるからこそ、余計に強く感じました。

というわけで、人生初の記念すべきお花見~♪



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もともと、ローマ九州会でお花見をしようという計画があったのですが、毎月1度メルカティーノ・ジャッポネーゼを開催して日本の文化全般をイタリアに紹介し続けているカヨさんオーガナイズのお花見会に誘われたメンバーたちもいたため、カヨさんたち、そしてさらに、メディア関係のコーディネイト会社(チャリティ事業も多く企画しています)M&M社のお花見会も合同で行なうことになりました。
両者の皆さまは盛大なお花見会で、朝10時半から場所取りを頑張って下さって、こじんまりとした九州会は集合時間も遅かったため、すっかりお世話になってしまいました。



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でも、こじんまりとした九州会もなかなかいい感じでしょう!?

とにかくローマにこんなに日本人がいるのか・・と思うほどの日本人であふれていました。
ほとんどが知らない人でしたけどね。
近くにはローマ日本人学校の補習校の皆さまも大勢♪
その中に日頃めったに会えないお友だちもいたので、お喋りできたことを嬉しく思いました♪




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もう、ゆうこ先生ったら~
持ち込んだ音楽に合わせて、ズンバを踊り始めたわ~

人生初のお花見、楽しかったです~♪

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by mayumi-roma | 2019-04-01 05:50 | ローマの日常

上野真弓、ローマ在住の翻訳家&文筆家&ツーリズム別府大使。日々の暮らしや芸術探訪、旅の記録。最新刊は訳書『ミケランジェロの焔』、著書に『教養としてのローマ史入門』、訳書『ラファエッロの秘密』など。お仕事のご依頼はoffice.uenomayumi@gmail.comへ。


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