クリスマスディナー@イル・ニード・デル・ペッティロッソ♪

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木曜日の夜は、楽しみにしていた女子会、総勢8名でのクリスマスディナーでした♪
場所は、ひと味違う洗練されたお料理とワインが楽しめる「イル・ニード・デル・ペッティロッソ」です♪
これまでもブログに登場していますが、オーナーのフランス人パトリック氏が食に対する愛を抑えきれずに2年前にオープンさせたお店で、お店の内装や器はいうまでもなく、素材やお料理、ワインにこだわり抜いて採算を度外視して経営しています。
今日は、私たちのためになかなか手に入らない食材を使った特別メニューをシェフと考えて下さいました。
ワインも採算度外視の素晴らしいセレクトをして下さったとのこと!
楽しみなクリスマスディナーの始まりです。

しかし、私は師走のローマの交通渋滞への読みが甘く、なんと40分もの大遅刻!
お店の方と女子会の皆さまに迷惑をかけてしまいました。
慌てていたあまりに、お食事の前、普段は絶対に欠かさないお店の外観や店内の様子を写真に撮る暇もありませんでした。
その代わり、今日はお料理の写真がたくさんです♪





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いつもブログを読んで下さる方なら、この写真を見て、「ああ、あのお店か~」と思って下さるでしょう。
フランスの蚤の市で買い付けた骨董の数々が飾られています。
しかも、この冷蔵庫、現役なんですよ~





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シェフのラウル氏(Raul Natividadさん)がご挨拶に来てくださいました♪
彼は、ローマの星レストラン「メタモルフォシ」で修業をしたのち、こちらのシェフに迎えられました。
ペルー出身なので、南米のお料理とのフュージョンもお得意で、各種スパイスを使うのに長けています。




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最初の乾杯です♪
ベルギーのホワイトビールをほとんど凍らせるくらいに冷やしたもの。
もともとホワイトビールは好きな私ですが(普通のビールは嫌いです)、ここまで冷やすとまったく別物になったような感じ。
ビールであってビールでないという、摩訶不思議な美味しさ♪
銘柄は「Brasserie du Bocq」♪
パンはもちろん自家製です。




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アミューズはニベ(スズキの一種)、絶妙なソース(ワサビを使ったと言っていたような・・)と合わせて♪
美味しい♪
ちょこっとだけなのが残念なくらいです。
アミューズだから仕方ないですね・・(笑)





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前菜その1~♪
前菜はお魚系、これに合わせたワインは、シャンパーニュの製法で作られたフランスのスプマンテ「Brut Nature 2016 Beaufort Freres」♪
イタリアのものとは、ひと味違いますね・・




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前菜その1は、低温調理をした牡蠣とスイカのジェル、レモンのジェル、生姜のジェルを合わせたものです♪
ジェルが宝石のように綺麗♪
牡蠣とさっぱりした風味が溶け合って抜群のハーモニーを奏でます。
一口でペロリでした~





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前菜その2は、サーモンのタルタル♪
お口の中でとろけます~~
これ、めちゃくちゃ美味しかったです~
色々と説明もして下さったのですが、ちょっと忘れちゃった・・
私的には、牡蠣よりもこちらのほうが好きでした♪



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プリモに備えて次のワインをパトリック氏が注いでくれます。
ものすごいホスピタリティ♪
赤ワインです。
La Roera 2016 Cascina Roera♪




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プリモは、トナレッロという手打ちパスタに鴨のラグーソース♪
しかし、これで完成ではありませんよ~





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きゃっ♪
パトリック氏が各自のお皿にたっぷりと削って振りかけてくれます。
それは・・・
な、な、なんと、高価な白トリュフ~♪




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完成図♪
トナレッロ、鴨のラグーソース、白トリュフ添え♪
きゃあ~、幸せ~♪




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セコンド~♪




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セコンドに合わせたワインはこちらです~
なんと、あの、伝説のロマネ・コンティの甥っ子が作った赤ワインです。
Bourgogne Cote Chalonnaise La Fortune 2016 Domaine de Villaine♪
実に味わい深いワインでした~




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セコンドは、シカのフィレ肉、ラズベリー・ソースがけ、キノコと栗を添えたもの。
さすがですね~
ジビエには甘いソースが合うのです。
ここでラズベリーを使ったところに唸りました。
栗が添えられているのが嬉しいなぁ・・
これは本当に美味しい♪
ジビエを好まない私が言うのだから、間違いありません。
とにかく素材が良いのです~





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近くにいた若いカップル♪
私たちは特別メニューで、ゆっくりとお食事をワインを楽しんでいたため、周りのお客さんたち、どんどん入れ替わって行きました~
このカップルは最後に来たカップル♪
でも、私たちより早く出ました(笑)。
どんだけ長居したのでしょう、私たち・・




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お楽しみのデザートは、まさにフランスのクリスマスケーキ♪
ブッシュ・ド・ノエルでした~
オーナーのパトリック氏が持って来てくれました♪
パトリック氏、ダンディで素敵な方です~(写真掲載の許可を頂いております)

ブッシュ・ド・ノエルの上には、お店の名前「イル・ニード・デル・ペッティロッソ」(コマドリの巣)が乗っています。
これももちろんお菓子で、食べられます。
どうしてお店の名前をコマドリの巣にしたのか尋ねてみたのですが、ご自分でも分からないそうです(笑)。





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ブッシュ・ド・ノエルのカットの仕方が上手ですね~
これ、めちゃくちゃ美味しかった~♪
ほどよい甘さなのですが、しっかりとクリームの美味しさを感じます。




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合わせたデザートワインは、写真右端のAsti Spumante Dolce La Selvatica Az.Ag.Caudrina di Romano Dogliottiです。
お菓子のコマドリちゃんは、なんだか食べるのが可哀相で、誰も食べませんでした。

このあとも、食後酒として、5年も寝かせた特別なビール、Birra da Divano "Xyauyu"2013 Riserva Teo Musso Birrificio Baladinを頂きましたが、写真を撮るのを忘れてしまいました。

本日は、もっぱらお料理のご紹介になりましたが、それだけ素晴らしく凝ったものだったからです。
女子会の皆さまとは、楽しいお喋りで盛り上がりました♪
また、新年会もしたいですね~

このレストランの過去記事その1「夜の女子会@極上の隠れ家レストラン♪」(シェフのお任せコース)←ここをクリック♪
過去記事その2「素敵な創作イタリアンのお店♪」(アラカルト)←ここをクリック♪

かなりレベルの高いお料理ですが、その割には非常に良心的なお値段なのでお薦めです。
今日の特別メニューは特別なものだったので別にして、普通は、シェフのお任せコースが、4皿のコースで50ユーロ、7皿のコースだと80ユーロです。
いずれも飲み物代は別になります。
アラカルトでももちろんOKです。

クリスマスの25日と26日、元旦はお休みしますが、12月31日の夜は、シェフのお任せ特別コースを80ユーロ(飲み物代別)で提供するそうです。
もちろん、要予約です。
19時と21時30分ディナー開始の二部制になります。
私は日本なので行けない~
残念!食べたかったわ~

Il Nido del Pettirosso(イル・ニード・デル・ペッティロッソ)
Via Palermo 89
Roma 00184 (ナショナーレ通りの三越から近いです)
定休日:日曜日、ランチは営業していません。
Tel:388.9070.600 - 333.8640.309 

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by mayumi-roma | 2018-12-22 06:30 | ローマのグルメ

上野真弓、ローマ在住の翻訳家&文筆家&ツーリズム別府大使。日々の暮らしや芸術探訪、旅の記録。最新刊は訳書『ミケランジェロの焔』、著書に『教養としてのローマ史入門』、訳書『ラファエッロの秘密』など。お仕事のご依頼はoffice.uenomayumi@gmail.comへ。


by mayumi-roma