もう少しで終わり♪
2018年 11月 17日
と、まぁ、こんな感じでゲラに赤字を入れて行くのですが、読み返してみては、やっぱり元の文章のほうがいいかなと、再び修正ペンで消して赤字を入れたりで、キリがありません・・
ものすごーく汚くなってしまいました。
これでは、編集者さん泣かせですね・・
写真は、赤字を最も多く入れたページですが、やっぱり付録のイタリア古語での史料17ページ分の一部ですね、時間がかかるのは!
いや、ほんと、何度この古語の原文を読んだか分かりません。
そして、何度も何度も文章を推敲して・・
この部分、さすがに古語の史料ですから、内容については校正&校閲の方からの指摘はなかったのですが、私が書き直してしまった感じ・・
もちろん全部じゃないですけど、2ページくらい書いてある内容が、日本語にしても理解は難しいかも・・
それをなるべく分かってもらえるような文章にしようとしているわけですが、史料なので意訳するわけにはいきませんからね・・
難しいところです。
なにしろ500年前の技術を500年前の言葉で書いてあるのでね・・
例を出すなら、アインシュタイン(私の尊敬する人でありますが)の「相対性理論」を読む時、文章はすいすい読めても、書かれてある内容を完全に理解したかっていうと、そうじゃないでしょう?
難しすぎますから、凡人の頭では、「〇〇の理由で公式はこうです」と書かれてあれば、「はい、そうですか」という感じですよね。
それと同じような感じです。
この史料、英語圏の研究者に英訳された時には、後半部分は理解不可能として翻訳されなかったそうです。
ひえ~
それを私がやってるの~!?
しかも、まったく言語体系の違う日本語へ!?
さすがに時間をかけて勉強しましたし、何度も何度も読んでいるので、私自身は、書かれてある内容は理解していますけどね。
今朝、フェデックスに電話して、月曜日の集荷を予約しました。
とりあえず赤字入れは、たった今終了したので、あとは最初からもう一度読んでチェック。
気がついたことがあったら再び赤字を入れますが、ほんと、キリがない・・
気は楽になったけど、週末もかかりきりです。
しかも、これ初校ですよ。
12月には第2校が待っています・・・
私の翻訳三作目「ラファエッロの秘密」は、現在、刊行準備中です。
楽しみにしていてくださいね♪
昨秋刊行された私の翻訳本第二弾、「カラヴァッジョの秘密」(河出書房新社)、全国の書店で絶賛発売中で~す♪ アマゾンはこちら~ 紀伊国屋書店はこちら~
私の翻訳本第一弾、「レオナルド・ダ・ヴィンチの秘密 天才の挫折と輝き」(河出書房新社)も、あわせてよろしく♪
by mayumi-roma
| 2018-11-17 08:20
| 翻訳本、その他のお仕事