本ばかり買ってどうする!?

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2週間前に届いた本の小包・・
タキトゥスやスエトニウス、ラテン語の原典史書の日本語訳が6冊です。
これらの本、私は既にイタリア語訳で読んでいるので、内容は分かっています。
お茶を飲みながら少し、気分転換に少し、寝る前に少しという具合に、軽く読んでいます。
実に面白いです~

日本のラテン語研究者も大したものですね。
イタリア人にも難しいラテン語の書物を日本語に訳すなんて!
英訳やイタリア語訳も参考にはしていらっしゃるでしょうけど、基本的にはラテン語から訳されていると思うので、本当にすごいと思います。
使っている言葉には時代を感じるけど、素直に尊敬します。
國原吉之助先生、すごいです~
調べてみたら、名古屋大学の名誉教授でラテン語とラテン文学の専門家、昨年4月に亡くなられたばかりでした。
とても残念ですが、先生の素晴らしいお仕事は永遠に残るでしょう。

それにしても、さすが岩波って感じです。
古典ものは岩波に限りますね。

これらの本、本来は東京に滞在していた8月に手元に届き、自分で持って帰るはずでした。
ところが、私たちが滞在していたマンションの前の借主がその住所に届く郵便物をすべて転送する手続きをとっていたため、知らない間に、なんと九州まで転送されていたのです。
郵便で配送されることになっていたため、そんなややこしいことになったわけです。
しかし、こちらは切実・・
ローマに戻る前日になっても届かないため、郵便局に問い合わせたり、芝の本局まで行ったりと大変でした。
そうこうするうちに、大家さんから連絡が来て、手違いで私への郵便物が九州に転送されたので、先方が着払いの航空宅配便で送り返したと!
でも、届く頃は既に私は東京を発ったあと・・
さぁ、困ったと、たまたまマンションのすぐ裏にあったヤマトの代理店に行って、東京の友人宅への転送手続きをしました。
ところが、いつまでたっても届かず・・
なんと、航空宅配便は、通常の代理店とは別だったのです。
責任を感じたのでしょうか、結局大家さんがわざわざ出向いて支払って受け取って下さり、それを私の友人宅へ着払いで配送・・
さらに、それを私の友人が再びローマまで送ってくれたというわけです。
やれやれ・・
もちろん、立て替えて頂いた料金はすべてネットバンキングで支払いました。

それにしても、高くつきました~
でも、嬉しい♪

これに懲りずに、実は今日もまた本を注文しました。
日本でないと手に入らない本ですから、お正月に帰省する際に持って帰ろうと、アマゾンで注文して実家に配送してもらうことにしました。
文庫本と単行本の計14冊です。

ただでさえ山のような本に囲まれている私・・
毎回、毎回、本ばかり買ってどうするの!?なのですが、本好きだからしょうがない。
何万円もする専門書は別ですが、私は、図書館で本を借りるのは好きではありません。
本は手元に置いておきたいタイプなのです。
いつかは断捨離することになるかもしれませんが、まだまだ当分は断捨離するつもりはありません。
選別はするかもしれないですけどね。
本を読む時は、幸せ~なのです♪

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by mayumi-roma | 2018-11-04 06:27 | 映画・音楽・本・イベント

上野真弓、ローマ在住の翻訳家&文筆家&ツーリズム別府大使。日々の暮らしや芸術探訪、旅の記録。最新刊は訳書『ミケランジェロの焔』、著書に『教養としてのローマ史入門』、訳書『ラファエッロの秘密』など。お仕事のご依頼はoffice.uenomayumi@gmail.comへ。


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