家のメンテナンス。

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リビングのソファーの張り替えがようやく終わりました。
オーダーして完成するまで約2か月。
夏のヴァカンス前にはできていたのですが、仕事と帰国準備でバタバタしていたため、そのままになっていました。

いつも白いカバーをかけて白いソファーがあるかのように見えていたソファー、実はブルーでした。
白は汚れるけど、お部屋が明るく見えるし、一番好きな色なのです。
このソファーを買った時、急を要していたので、白いソファーのオーダーができず、ショールームに展示されていたブルーを買ってきたのでした。
ちなみに、イタリアの場合、展示品であっても、一切割引はしてくれません。
これは本当に不思議。
お洋服なんかでも、すごく気に入ったのに、縫製が悪くて破れているものが1点しか残っていなくても、少しも割り引いてくれません。
それでも買ったことがあります。
イタリアって、「お客様は神様」ではないのです。

やっと、名実ともに白いソファーになりました。
このままのほうが断然かっこいいけど、埃がたまったり、汚れたりするので、これまで通り、白いカバーをかけたほうがいいか悩んでいます。
たぶん、かけたほうがいいでしょうね。
背もたれのところだけに軽くかけようかな。




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さて、今日は、給湯器の修理もありました。
昨日の夜、突然お湯が出なくなって、さぁ困った!
今朝、電話をかけたらすぐに来てくれて、修理という程大げさなものではなかったので一安心です。

我が家の給湯器のメーカーはberetta(ベレッタ)ですが、ベレッタの修理センターがあまりにも優れているのに感動です。
電話をかけたら、その日のうちにすぐ来てくれるし、自社商品を知り尽くしているので、何が問題かをすぐに解明して修理してくれます。
おまけに明朗会計で領収書あり。
これ、日本では当たり前かもしれませんが、イタリアでは珍しいことなのです~
ですので、お湯が使えなかったのは昨日の夜だけで、今日の午前中には完全回復しました♪
よかった~
急に寒くなったので、お湯が使えないと本当に困りますから。

イタリアの水は石灰分が多いので、水を使う給湯器は、使っているうちに石灰分が器具の内部にこびりついて、お湯の出が悪くなったり、動かなくなってしまうことがよくあります。
そんな時に呼ぶのが、idraulico(イドラウリコ:水道屋)なのですが、これが本当に使えない奴ら!
とにかく面倒なことは避けようとして、何が原因か分からない時は、「買い替えたほうがいい」という一言で済ませます。
そのほうが儲かりますからね。
ぼったくり系の人が多いのも特徴。

夫はすぐに水道屋を呼ぼうと言いますが、給湯器の場合はメーカーを呼ぶのが一番です。
よかった~
すぐに直って!




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原因は、給湯器の空気の出入り口となる外部(飛び出た部分)から、強風で街路樹の葉や小枝が入りこんで、空気調節ができずに火がつかなくなっていたそうです。
我が家の給湯器は電気ではなくガスなので、イタリアの法律にのっとって、外部に2か所、空気の出入り口をつけています。
1つは飛び出た部分で、もう一つはその横にかすかに見える穴に網目の蓋をかぶせたもの。
メーカのお兄さんは、内部を掃除してくれて、点火などを何度も確認してくれました。
そして、「今後こういうことを避けるために、外部の飛び出た部分に網をかけたほうがいい」と言われました。
でも、それはかなり難しい。
それをするためには、建物の外に足場を作らなきゃならないし、足場を作るにはローマ市当局の許可証がいるし、何よりお金がかかります。
網をかぶせるためだけにそんな大仰なことはできません。
そう言ったら、お兄さんは、「だから、今度建物の外部のメンテナス工事をする時にやってもらうようにすればいい」と。
しかし、外部のメンテナス工事は10年前にやったばかりなので、さすがに当分はないと思うのです。
これからの季節、強風は吹くでしょうし、葉っぱが入りこまないといいな。





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さて、イタリアで皆が悩まされる給湯器の石灰!
我が家には無縁です。
なぜなら・・
こういうもの(写真右下のもの)を取り付けているからです。
一か月に一度くらい、中身を入れなければなりませんが(なくなるので)、このおかげで、10年間、一度も石灰がたまったことはありません。
今回も、念のため、修理のお兄さんに聞いてみたけど、まったく石灰はないと言われました。

イタリアの家のメンテナンスって、いろいろと大変なのです。
水道の蛇口も石灰で固まって水の出が悪くなるので、石灰取り専用のViacal(ヴィアカル)で定期的に掃除しなければなりませんし・・
面倒くさがり屋の私はあまりやっていませんけど。
もう少し、自分の家を大切にしなきゃね。

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by mayumi-roma | 2018-10-05 05:07 | インテリア・可愛い雑貨

上野真弓、ローマ在住の翻訳家&文筆家&ツーリズム別府大使。日々の暮らしや芸術探訪、旅の記録。最新刊は訳書『ミケランジェロの焔』、著書に『教養としてのローマ史入門』、訳書『ラファエッロの秘密』など。お仕事のご依頼はoffice.uenomayumi@gmail.comへ。


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