温故知新、極上の空間とお料理@ミシュラン2つ星「御料理はた野」♪

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閑静な住宅街にひっそりと佇む「お料理はた野」♪
ミシュラン2018年度大分版で2つ星を獲得した日本料理のお店です。
大分県からは3つ星のレストランは出ませんでしたが、2つ星が2軒、そのいずれもが別府市の日本料理店です。
2つ星も十分すごいことですけどね♪
別府出身の私はとっても嬉しい~

温泉のある別府は昔から観光地として有名で、各地から多くの富裕層が訪れ、白蓮のために建てた赤銅御殿(あかがねごてん)のような財界人の別荘も多く、そんなことから料理人は常に腕を磨かれてきましたから、別府のお料理はそもそもレベルが高いのです。
そういう伝統の中ではぐくまれて、今回このような結果が生じたのでしょう。





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「御料理はた野」は、食いしん坊の私も、まったくノーマークのお店でしたが、平成26年4月8日に開店したとのことですので、もう、まる4年が過ぎたのですね・・
なんとしてでも別府滞在中に伺いたいと思っていたので、23日、月曜日の18時に2名で予約を入れておきました。





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門をくぐると、そこには手入れの行き届いたお庭が~!






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女将さんのお出迎えを受けて、ピカピカに磨かれた廊下を通って案内されたお部屋はこちらです~
「御料理はた野」は、個室が2部屋だけ。
つまり、一日2組限定の隠れ家的お店です。
18時に開店ですが、閉店時間の22時までを、お庭を眺めながらゆっくりと過ごして頂きたいというコンセプトで、お料理は言うまでもなく、お庭、お部屋の調度品、器に至るまで、素晴らしいセンスとおもてなしの心にあふれた極上の時間と空間を提供してくれます。
このお部屋は4人まで、もう一つのお部屋は8人まで入ることができます。
もちろん、お一人様の予約でもいいのだそうです。




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実に素晴らしい空間です♪






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縁側に囲まれたお部屋です~♪





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テーブルからは、こんな感じでお庭が見えます~





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縁側からお庭を撮影してみました~




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側面の縁側からは竹林が演出されています~
完璧に計算された美しい空間♪
ゆっくりと落ち着ける雰囲気です~
そして、絵になる♪





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お食事のお供には、大分の有名ワインどころ、安心院葡萄酒工房のスパークリングワイン「安心院」を選びました♪
美味しい~~♪
いや、もう、これがシャンパーニュのように美味しくて、日本料理にバッチリと合うのでした~

ちなみに、安心院葡萄酒工房は、麦焼酎いいちこを製造している三和酒類株式会社の所有するワイナリーです。
ここの白ワインは、以前、ブログにも書きましたが、「マツコの知らない世界」で紹介されていました。
マツコの過去記事はこちら~←ここをクリック♪





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大将は(シェフとお呼びしてもよいのでしょうが、日本料理なので、大将のほうがしっくりします)、常に「日本料理とは何か?」と追及し研鑽し、さらにお料理に合うワインや日本酒についてもかなり研究していますので、ここには、絶対に信頼できるお酒だけが揃っています。

安心院のワインも飲みたかったのですが、私には、もう一つ飲んでみたい日本酒がありました。
2017年からフランスで実施されている日本酒コンクール「KURA MASTER」で、今年、最高賞のプレジデント賞を獲得したお酒です。
この日本酒も大分県のものなのです~
えっへん!
大分は、本当に美食の国ですね♪
そのお酒は、大分県杵築市の中野酒造が製造する日本酒「ちえびじん純米酒」です。
コンクールの審査員は、3つ星レストランのフランス人ソムリエや、レストラン・ホテル関係者が、ブラインドでテイスティングを行ないます。
要するに、フランス料理に合う日本酒ということなのでしょうが、これも快挙ですね♪

それで、女将さんに、安心院のスパークリングワインのあとは、日本酒を飲みたいので、この「ちえびじん」の話題を出したのですが、さすがです!
大将はすでに自分のお料理に合うかどうかを精査していて、「ちえびじん」ではなく、姉妹品にあたる「裏ちえびじん」のほうが自身の創るお料理に合うということで、そちらを置いているとのことでした。
情報共有もさすがです。
女将さんのおもてなしの心も完璧で、本当に素晴らしいのです♪





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まずは前菜です~
あまりにも美しいお料理に、私たちは感動に震えました~

女将さんが運んできたあとで、大将がお料理の説明に参りました♪

これは、神事の「茅の輪」(ちのわ)を表わしているそうです。
6月30日は茅の輪くぐりの神事の日だそうです。
お正月から6月までの半年間の罪穢(つみけがれ)を祓う夏越しの大祓(おおはらえ)で、これをくぐることで、疫病や罪穢が祓われるといわれています。
というわけで、7月のお料理は、お客様が無事に夏の暑さを乗り越えて無病息災でありますようにとの願いをこめて創作したお料理だそうです。
はぁ・・・
言葉も出ないほどに感心した次第であります。
というわけで、一品だけでいいので、これをくぐってお料理を頂いてほしいとのことでした。

いや、もう、素晴らしい~
大将は、温故知新の精神でお料理を創っているそうですが、まさに!!
そして、また、見た目だけでなく、このお料理自体が実に凝ったもので、美しいだけでなく繊細でしっかりしたお味・・
素材を大切にして、季節感あふれるお料理♪
本当に美味しいのです♪
遠方からわざわざ来る価値のあるお店です。

わたくし、説明はずべて書きとめましたよ~
驚くような見事なお料理が次々に登場します。
長くなるので、続きはまた明日~


御料理はた野
別府市南立石二区1組
昼の部 12:00~15:00
夜の部 18:00~22:00
不定休
Tel:0977-85-8859

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by mayumi-roma | 2018-07-25 19:01 | 別府の温泉とグルメ

上野真弓、ローマ在住の翻訳家&文筆家&ツーリズム別府大使。日々の暮らしや芸術探訪、旅の記録。最新刊は訳書『ミケランジェロの焔』、著書に『教養としてのローマ史入門』、訳書『ラファエッロの秘密』など。お仕事のご依頼はoffice.uenomayumi@gmail.comへ。


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