人混みで辟易のヴァティカン美術館・・・

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すっかり春の陽気、いえいえ突然やってきた初夏といったほうがいいかも~のローマです。
ヴァティカン美術館に行ってきましたが(もちろん事前予約)、国内外の修学旅行生も多く、とんでもない人混みでした・・・

ヴァティカン美術館は、必ず別館の絵画館から見学するわたくしです~
帰りは、近道を抜けてサン・ピエトロ大聖堂に行っちゃうので、もうここには戻ってきませんから。




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やっぱり、ラファエッロの絵はひと味違います~
左から、「フォリーニョの聖母」「キリストの変容」「聖母の戴冠」です。
各時代ごとに様式が完全に変わるのを、ここではっきり見ることができます。
制作年代順は、右、左、中央になります。
「キリストの変容」は、ラファエッロの絶筆となった作品ですが、渾身の力をこめて描いた大傑作ですね♪
ルネッサンスをもはや超えています~





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レオナルド・ダ・ヴィンチの「荒野の聖ヒエロニムス」♪
下絵の状態でバラバラになって見つかった作品ですが、ものすごい迫力です。
詳しくは、私の翻訳本第一弾「レオナルド・ダ・ヴィンチの秘密 天才の挫折と輝き」(河出書房新社)をお読みください。
驚くべき話、面白い話が盛りだくさんです~♪





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カラヴァッジョの「キリストの埋葬」(後方)が展示されているお部屋に、いつもは別室に展示されているベルニーニの彫刻の石膏モデルが~~~!!





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どうやら展示方法を変えたようです。
ベルニーニの石膏モデルが、別の展示室の真ん中にずらりと並んでいます~
このほうが何だか素敵♪





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有名な「ヴェルベデーレのトルソ」♪
紀元前1世紀のアポロニオスの作品です。
ミケランジェロは、このトルソーを見て、あまりの見事さに感動し、自分の作品制作において多大なインスピレーションを受けました。

さてさて、ヴァティカン美術館はあまりにも凄い人だかりで、ベルヴェデーレの八角形の広場にある素晴らしい彫刻の数々(ラオコーンとか・・)には近づくことすらできませんでした。
こんなことあり得るのでしょうか!?
近づくことすらできないなんて。
4月のこの時期でこんななら、ハイシーズンの夏はどうなるのでしょう!?
ちなみに、行ったのは平日です。




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ボルジア家の居室♪
ピントゥリッキオは、私の好みのど真ん中というわけではありませんが、ボルジア家居室のフレスコ画は大好きです。
こちらは、諸聖人の間♪





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「署名の間」のラファエッロの傑作、「アテネの学堂」♪
いや、もう、本当にすごい人混みで、絵を見た気がしません・・・
ここで私が確認しておきたかったこと~~




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ふふふ・・
ピタゴラス音律の図形が描かれたこの部分を自分の目で確認しておくことでした♪
これに関する過去記事はこちら~←ここをクリック♪





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もう一つ、図版ではなくて、自分の目で確認しておきたかったことは、こちら~
「ヘリオドロスの間」にある「大教皇レオとアッティラの会談」の背景です。
ラファエッロは、絵の背景に古代ローマの遺跡を描いた最初の画家なんです~
コロッセオや水道橋が見えるでしょう!?
ラファエッロの古代ローマへの愛を感じることができて、ちょっと感動・・
しかし、私もマニアックですね♪
でも、そんなところが、我ながら好きです(自画自賛!)





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システィーナ礼拝堂へ~
ここも、いつも、かなりのストレスです。
もちろん、ミケランジェロの天井画や祭壇画は素晴らしいのですが、入るなり警備員が、常に、「止まるな~」「前へ進め~」「真ん中に行け~」「写真を撮るな~」とうるさく騒ぎ始めて、それが延々と続くので、本当にうんざり!
ですので、穏やかな気持ちで絵を鑑賞することができません。
おまけに、小学生の団体が次から次へと入ってきて、「もう勘弁して~!」の世界でした・・
私は、なんといっても天井画の「アダムの創造」が好きです。
あれだけはね、ミケランジェロが苦手な私でも、うっとりします♪

最後に、ヴァティカン美術館で、私が最も好きな絵をご紹介しましょう・・





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こちらです~
「ヘリオドロスの間」にラファエッロが描いた「聖ペテロの解放」♪
いつ見ても、魅せられてしまいます。

ミケランジェロも天才だったかもしれませんが、その絵にはラファエッロの絵が持つ優美さが絶対的に欠けています。
この当時、絵に関しては、ラファエッロのほうがずっとずっと評価されていたのです。
もちろん彫刻においては右に出る人はいなかったでしょうけど。
それでも、ミケランジェロの彫刻より、のちの時代のベルニーニの彫刻のほうが好きなわたくしです~
好みは人それぞれってことで♪

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by mayumi-roma | 2018-04-22 05:36 | ローマ&その他の美術散歩

ローマ在住33年♪永遠の都からお伝えする翻訳家、上野真弓の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・


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