スフォルツェスコ城とレオナルドのアッセの間♪
2018年 01月 28日
この記事は、2018年に1月に書かれたものです。
2019年のレオナルド没後500年記念で特別公開された「アッセの間」のレポートは、2019年6月にレポートしています。
レオナルド・ダ・ヴィンチ没後500年「アッセの間」特別公開←こちらをクリック♪
イタリアのこういうところが好きです~
ルネッサンス(中世から存在していたお城ですけど)とイタリア・モダンの融合~
もちろん、ミケランジェロのロンダニーニのピエタ美術館も含めて、共通の5ユーロのチケットで全部見学することができます。
しかし、とてもすべてを見るのは無理・・・
ちなみに、写真の地階には、考古学博物館(先史時代館とエジプト文明館)がありますし、2階には絵画館もありますが~
無理をしないことにしていたので、断念しました。
古代美術の収集に関しては、ローマに素晴らしいものがありますから、ざっと~
14世紀、北部ヨーロッパで活躍したカンピョーネ地方出身の芸術家によるロマネスク様式の作品が展示されています。
写真は、「ベルナボ・ヴィスコンティの霊廟」By ボニーノ・ダ・カンピョーネ♪
ベルナボは、当時のミラノ領主です。
騎馬像部分は1363年に完成、石棺の下部は1380~1385年の完成です。
1500年代のミラノのゴンファローネ(ミラノの町の旗)、つづれ織りが展示されています。
蛇の模様はヴィスコンティ家の紋章でしたが、スフォルツァ家はヴィスコンティ家と婚姻関係を結んだため、ミラノ公国時代には、このような紋章になりました。
水色もスフォルツァ家の伝統です♪
緑の間と呼ばれるのは、1469年にガレアッツォ・マリア・スフォルツァが緑色の装飾を依頼したことに由来します。
1400~1500年代の彫刻や武器が展示されています。
写真にある門は、「メディチの銀行の門」です。
フランチェスコ・スフォルツァがフィレンツェの銀行家コジモ・デ・メディチ(ロレンツォ偉大王の祖父)に贈ったものです。
メディチ銀行ミラノ支店の建物のために作られたのでした~
もう終了したと思っていたのに・・・
残念です。
たったそれだけでも幸せなわたくし~
写真は、スフォルツェスコ城のHPよりお借りしました。
このレオナルドの装飾については、わたくしの翻訳した「レオナルド・ダ・ヴィンチの秘密 天才の挫折と輝き」(河出書房新社)に詳細が書いてあります。
レオナルドを巡る旅には、必携の書ですよ~(笑)
下には可愛らしい噴水がありました♪
装飾芸術美術館や楽器博物館がありますが、パス~
トイレがあるのでやってきただけです(笑)。
美術館見学はずっと立ちっぱなしになるのでクタクタになりました~
って、これがミラノに来た理由なのですけどね♪
もうローマに戻ってきましたが、脚はガタガタ、肩凝りと、全身痛みだらけです。
重いバッグを2つも抱えながら(一眼レフカメラなど荷物が多いわたくしなのです)、ひたすら歩いて、ずっと見学を続けて・・・
昨年の春に行ったナポリ、カラヴァッジョの旅以来の疲れです。
週末にリハビリしたあと(笑)、日常生活に戻ります。
ミラノ日記はまだまだ続きますよ~
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by mayumi-roma
| 2018-01-28 06:25
| ミラノ