ローマ日本人学校へ♪

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今日は、ローマ日本人学校へ行ってきました。
10月8日のバザーを控えて、ご父兄方は、準備に大忙し。

私は、お洋服などをリサイクル班に寄付(寄付なんておこがましい言い方だけど)するために持って行きました。
私が時々通っているズンバのレッスンには補習校の現役ママさんが多く、バザー委員をされている方もいるので、事前に情報を頂いていました。
なんでも、例年、とても売れないような代物を持ってくる方も多いそうで、今年からは厳しい審査をするとのことでした。
要するに、人にプレゼントできるレベルのものという基準です。

私が持っていったものは、すべてクリーニング済みのものか、値札のついたままの新品のものだったので、問題なかったことと思います。
リサイクル班の知り合いのママに託しました。
そのママさんと話していたら、同じリサイクル班にいる他のママさんから声をかけられました。
以前お目にかかったことのあるママさんでした。
まさか、こんな場所で再会できるとは思っていなかったので、とても嬉しかったです。
息子くんが4歳になって、今年から補習校に通っているのだとか・・

補習校・・・
親も子も本当に大変です。
毎週土曜日の午後、日本人学校に来て国語としての日本語のお勉強をする・・
これを続けるのは本当に本当に大変な苦労です。
ただ学校に行っているだけでは、決して日本語は身に着きません。
必然的に毎日勉強しなければならないですしね。
私は、補習校は勉強プログラムの流れの把握という位置に捉えていました。
やはり、家庭での取り組みが一番ものを言いますから。

でも、ほんと、イタリアの学校との両立は、人が考えるほど簡単なものではありません。

そもそも、土曜日の午後というのは、イタリアでは、習い事のスポーツ(うちの場合はサッカー)の試合があったり、お友だちのお誕生会があったりするのです。
どっちを選ぶかという問題もあります。
子どもは当然サッカーやお誕生会に行きたいわけで。

我が家の場合は・・・
サッカーに関しては、事前にミスターに事情を話して、もし試合が土曜日の午後の場合は(いつも土曜日とは限らないので)メンバーに入れないようお願いしましたが、たまに補習校を休ませて試合に連れて行ったこともありました。
お誕生会の場合は、必ずお誕生会に行かせました。
ただし、補習校も休ませず、早退してから、少し遅れてお誕生会に連れて行くという感じです。
子どもから楽しみを奪うわけにはいきませんし、イタリアで暮らしている以上、イタリア社会の人間関係も大切なことですから。

我が家の場合は、幼稚園の3年間と小学校1年生の途中までは日本人学校の全日制に通わせていたので、補習校に通ったのは、小中学校の約9年間でしたが、まぁ、長かったですね。
やめていく子もそれなりにいましたし、ただ来ているだけという子も多かった(←これは本当に迷惑でした)。

今では補習校に高校生クラスまであるとのことでビックリです。
私の時代はなかったし、あったとしても通わせなかったと思いますが。
なんでも、イタリアではまともな就職が望めないので、日本の大学を目指している子が多いのだとか・・
ということは、ウチの息子は先駆者ということですね(笑)。

補習校に子どもを通わせるのは、親も子も本当に大変だけど、
過去のことは、あとで振り返ると、すべて楽しい思い出に変換されるようです。
あ~、そんなこともあったな~と、懐かしい思い出がよみがえるみたいな。
ママたちには、どろっどろの人間関係もあったりしますが、仲良しの日本人のお友だちができるのも補習校。

現役の補習校ママさんたち、頑張ってくださいね♪
日本の皆さまも、海外でハーフの子どもに日本の言語と文化を身に着けてもらうために必死で頑張っている日本人ママたちを応援してくださいね♪

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by mayumi-roma | 2017-09-17 05:40 | ローマの日常

上野真弓、ローマ在住の翻訳家&文筆家&ツーリズム別府大使。日々の暮らしや芸術探訪、旅の記録。最新刊は訳書『ミケランジェロの焔』、著書に『教養としてのローマ史入門』、訳書『ラファエッロの秘密』など。お仕事のご依頼はoffice.uenomayumi@gmail.comへ。


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