マルタ騎士団、騎士団長の宮殿♪


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マルタ騎士団、騎士団長の宮殿♪
もちろん、ヴァレッタのメインストリート、レプブリック通りにあります。






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宮殿の前は、大きな広場、セント・ジョージズ・スクエア―です。






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騎士団長の宮殿は博物館になっていて、入り口は横道にあります。






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中庭のあるイタリア風の作りですね♪






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宮殿の主階段♪






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入り口の回廊♪
本で見ていたのと同じ光景が目の前に!
感無量です。
しかし、残念ながら、この宮殿の一番の見所、見事なタペストリーで覆われた会議室は撮影禁止。
ゆえに、皆さまにその素晴らしさをご覧いただくことができません。







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公式正餐室♪
歴代のイギリス王室の君主の肖像画がかかっています。







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エリザベス2世は、1954年、1967年、1992年と、3度、マルタに来訪しています。







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大会議室(大舞踏会室)♪
写真奥の玉座は、騎士団長が公式行事に使用したもので、その後、164年間のイギリス統治時代には、イギリス総督が使用し、現在では、マルタ共和国の大統領が使用しています。







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騎士見習いの部屋♪
騎士団長の側近、近習のことで、騎士団長には16人もの騎士見習いに付き添われていました。






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再び回廊を通って、今度は、宮殿内のマルタ騎士団武器博物館へ♪






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この武器博物館は実に興味深く面白かったです。
サンテルモ要塞の国立戦争博物館よりずっと良い。
マルタ騎士団の騎士たちの過酷な戦いを想像することができました。
しかし・・・
戦国の世は辛いですね・・・






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カラヴァッジョがマルタにいた頃の騎士団長、アロフ・ド・ヴィニャクールが使用した甲冑。
独特の模様が入っているので一目見て分かりました。
感無量!







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アロフ・ド・ヴィニャクール♪
フランス出身。1601年から1622年まで騎士団長を務めました。
肖像画ではなく、パネルを撮影しました。
カラヴァッジョが描いたヴィニャクールの肖像画は、パリのルーヴル博物館にあります。






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ヴァレッタの町の模型・・・
手前がサンテルモ要塞。
町を走る道は縦横直線の交差によって格子状になっています。
ヴァレッタの町全体が要塞化していることが分かりますね。
昔も今も変わらず・・・







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ヨーロッパの貴族階級の者しか、マルタ騎士団の騎士にはなれませんでした。
神に仕えると同時にキリスト教世界を守るために戦った彼ら。
多くの人が死んでいきました・・・

貴族でもないカラヴァッジョが、その騎士団にどうやって入ることが出来たのでしょう!?
そして、どうして牢獄に入ることになったのでしょう!?
わたくしが翻訳を手がけている10月刊行予定の「カラヴァッジョの秘密」を読んで、その謎を解きましょう♪
楽しみにしていてくださいね♪

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ただ今、カラヴァッジョの翻訳本を刊行準備中ですが、私の翻訳本第一弾、「レオナルド・ダ・ヴィンチの秘密 天才の挫折と輝き」(河出書房新社)もよろしくね♪

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by mayumi-roma | 2017-08-27 06:56 | マルタ島

上野真弓、ローマ在住の翻訳家&文筆家&ツーリズム別府大使。日々の暮らしや芸術探訪、旅の記録。最新刊は訳書『ミケランジェロの焔』、著書に『教養としてのローマ史入門』、訳書『ラファエッロの秘密』など。お仕事のご依頼はoffice.uenomayumi@gmail.comへ。


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