父の形見の時計♪

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パリオリ、左手は広大な敷地を誇るVilla Taberna,アメリカ大使公邸です♪
合衆国から大統領が来伊すると、公邸に宿泊します。
5月末のシチリアで行なわれたG7の際、トランプ大統領が来た時も、まずはここに宿泊したため、大変でした。
警備のために、この道が通行止めになったからです。
この近くに夫の仕事場があるので本当にすごい迷惑を被りました。

さて、今日は、この近くにあるオロロッジャイオ(時計職人)のお店に行ってきました。
こういう昔気質の職人さんのお店がなくなっていくのは、イタリアも同じ。
今では、もうなかなか見かけることはなくなりました。
悲しいことです。

時計のバッテリーを交換するのに、普通の時計屋さんや宝石屋さんを使っていましたが、これが本当に難しい・・・
ちょっと信用できない部分があって。
たとえば、近所の宝石屋さんの場合は、週に2回、時計職人にバイクで取りに来てもらうというシステムをとっているので、たかがバッテリーの交換に1週間もかかります。
大切な時計の場合は少し不安。
それに、新しいバッテリーを使用してくれるのかという問題もあります。
ひどいところだと、見えないことをいいことに中古を使うところもあるのです。
できれば、時計職人のお店で目の前で換えてほしい・・・

そうしたら、夫が、時計職人の店がパリオリにあるというので、早速行ってきました。
本当は、おじさんの写真を撮りたかったのですが、なんとなく、「写真を撮ってもいいですか?」とは言えない雰囲気。
とっても良い人でしたが、「写真?どうして?」とか言われそうな感じだったので(笑)。




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父の形見の時計、エクシード、18金です♪
目の前で新しいバッテリーに交換してくれました。
そして、時計バンドもくたびれていたので、クロコの新しいものに付け替えてもらいました♪
型押しではなく、リアルなクロコです。
おじさんは、「夏だから白にしたら?」と言ったのですが、この時計には、やっぱり黒のリザードかクロコが似合います♪
時計バンドはイタリアのもののほうが品質が良いですね。
さすが、皮革製品が名産品なだけはあります。
父の形見の時計が生まれ変わりました♪
大き目の男ものの時計が好きなわたくしです~

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by mayumi-roma | 2017-07-06 06:36 | ファッション&アクセサリー

上野真弓、ローマ在住の翻訳家&文筆家&ツーリズム別府大使。日々の暮らしや芸術探訪、旅の記録。最新刊は訳書『ミケランジェロの焔』、著書に『教養としてのローマ史入門』、訳書『ラファエッロの秘密』など。お仕事のご依頼はoffice.uenomayumi@gmail.comへ。


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