カラヴァッジョ最後の作品@ナポリ・トレド通り♪
2017年 03月 24日
大きな通りがまっすぐに続く繁華街です。
ローマより洗練されているかも・・・
ゴミ、落ちてないし。
しかし、このトレド通りに沿った丘側一帯(写真でいうと道路の右側)が悪名高いスペイン地区なので、入らないのが無難です。
でも、トレド通りから入り口を目にする限り、全然怖そうじゃなかったのですけど・・・
ナポリは丘の町なんだな~
たぶん、トレド通り沿い、スペイン地区の入り口にあるお店には入っても大丈夫なのでしょう。
入って見たくなったけど、一人だったし、万が一があっては困るから、カメラで撮るだけにしました。
スペイン地区の道路は碁盤目のようになっているので、トレド通りには無数の道で繋がっています。
ご紹介したのは、あくまでも一部です。
トレド通りに来たのは、こちらが目的です。
この建物は17世紀初頭に建てられたもので、現在はサンパオロ・インテーサ銀行の所有となっていて、素晴らしい美術館となっています。
ここに、カラヴァッジョ最後の作品と言われる「聖ウルスラの殉教」があるのです。
ちなみに、サンパオロ・インテーサ銀行に口座を持っている人は、無料で美術館に入ることが出来ます。
なかなか、こんなに綺麗にしている美術館はないと思います。
カラヴァッジョが描いた「ホロフェルネスの首を斬るユディット」は、ローマのバルベリーニ宮殿にありますが、カラヴァッジョは、その後、同じ主題でもう1点、絵を描いていました。
残念ながら、現在それは紛失してしまっており、その絵がどんなものだったかを知るためには、それを忠実に模写した作品を見るしかないのです。
その唯一残った模写作品が、ルイ・フィンソンのものなのです。
バルベリーニ宮殿のものとはかなり違います。
画面はかなり暗く、修復されたばかりとはいえ、絵が痛み過ぎていたため、はっきりしない部分もありますが、素晴らしいです。
カラヴァッジョファンは、是非ナポリに行って、3点の傑作をご覧くださいね♪
Palazzo Zevallos Stigliano
Via Toledo 185, Napoli
月曜閉館
火~金:10:00~18:00
土・日:10:00~20:00
入場料:5ユーロ
荷物はすべてロッカー(無料)に預けなければなりません。
写真撮影のカメラと携帯は持っていて大丈夫です。
フラッシュなしの撮影OK.
私の翻訳本です♪
「レオナルド・ダ・ヴィンチの秘密 天才の挫折と
輝き」(河出書房新社)もよろしく♪
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by mayumi-roma
| 2017-03-24 03:16
| ナポリ、ポンペイ、カゼルタ、南イタリア♪