素朴で可愛いチヴィタ・ディ・バーニョレッジョ♪


昨日の続き~♪
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やっと、チヴィタ・ディ・バニョレジョの町へつながる橋までやってきました~
2年ぶりに来ると、色々な面でずいぶん整備されたような印象です。









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今は、入村料一人1.50ユーロを支払いますが、こんな可愛い額なら喜んで!

「死にゆく町」と呼ばれるチヴィタですが、今も浸食によって崩れつつあるのです。
その運命を少しでも永らえるため、そして、多くの観光客が訪れる町を少しでも美しく整えるため、費用がかかりますものね・・











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橋には、ほうきが逆さまに飾られていました。
わさわさしていて、なんだか可愛い♪











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そして、ほうきのなかに無数のすずが揺れています♪
チヴィタは、渓谷の中にそびえ立っているので、昔から強風で有名です。
これは、真夏の暑い日でも同じ。
風に揺れて、小さなすずが可愛い音色を奏でます。











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ようやく、ここまで上ってきました~
ここからが急こう配になるので、もう一頑張り♪











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あと、もう少し~










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町の中~
中央に見える門が、町の入り口、サンタ・マリア門です。

青空ばかりの写真が欲しかったのですが、実は、今回は、あまり写真が撮れませんでした。
できれば、誰も入らない写真を撮りたいと思う私です。
でも、観光シーズンのピークですから、それはほとんど無理な話!
もちろん、観光客がある程度、写真の中に入る分は問題ないのですが・・

なんと、ここも恐るべし中国パワーで、どこを見ても中国人だらけだったのです。
もちろん団体ツアーで30分から1時間弱いる程度なのですが、その団体ツアーの数が半端なく凄まじいのです。
2,30人単位で、次から次に出ていくけど、次から次へとやってきます。
日本人は皆無でした。
日本から観光客が来ているのかどうかは分からないけど、ツアーで来る日本の方は、午前中に1時間弱見学する程度なので、お昼時以降は誰もいません。
けれども、中国人の団体客は、午後もひっきりなし!

さすがに、チヴィタの素朴で美しい風景の中に中国人がわんさか写ってるのはイヤです!
だから、諦めて写真を撮らないか、通り過ぎるのを待つかのどちらか。
これが本当に難しいのですよ~
結構、通り過ぎないのです。
必ず誰かしら残っているのです~(泣)










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町の中心、サン・ドナート広場♪
といっても、迷うほどの広さはない町です。

この写真の人かげ(左側)も実は中国人です。
旗のようなものを持った添乗員と写真を撮る観光客。
入れたくなかったけど、ずっとここにいて、動きそうもなかったので(大汗)。
夕暮れに、もう一度、中国人なしの写真を撮りましたが、青空の色がかなり違っていたのです・・











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住民登録をして実際にここに暮らしている人は、現在8人ですが、いつも綺麗にお手入れされていて、ゴミ一つ落ちていません。

ああ・・
ローマと大違いです。
実は今、ローマは大変ひどいことになっていまして、ストによってゴミの収集がされない地区(トラステヴェレとか~)があったり、地下鉄も動かないこともあって、さらに、いきなりボルゲーゼ美術館が閉まったりで、大変な問題となっています。
それでなくても、普段から掃除もせず、ゴミが落ちたローマは汚いですからね・・
あまりの街の汚さにニューヨークタイムズが記事にしたほどです。
先進国の首都とは思えないありさまのローマです。










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町の端っこ~
突き当りに「詩人の庭」があります~
とっても小さい町なので、入り口からここまで10分くらいの距離ですが、途中に、映画「ピノキオ」の撮影をしたエトルリア時代の洞窟があったり、可愛いおうちや雄大な渓谷を眺めたり・・
流れる時間もゆっくりなので、どうせならゆっくり散策するほうが楽しいに決まっています♪
ここに来てまで、時間に追われるのはイヤじゃあないですか!



by mayumi-roma | 2015-07-28 06:18 | チヴィタ・ディ・バニョレッジョ

上野真弓、ローマ在住の翻訳家&文筆家&ツーリズム別府大使。日々の暮らしや芸術探訪、旅の記録。最新刊は訳書『ミケランジェロの焔』、著書に『教養としてのローマ史入門』、訳書『ラファエッロの秘密』など。お仕事のご依頼はoffice.uenomayumi@gmail.comへ。


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