ヴァイオリンの買い付け♪


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日本からヴァイオリンの買い付けでいらっしゃったバイヤーさんの通訳をしました。
イタリアのディーラーさんが持ってきたイタリア製オールドのヴァイオリン6点のうち、3点を撮影させて頂きました。

オールドとは言っても、億の値段がつくストラディヴァリほど古いものではなく、1900年代の品物なのですが~
作家の名前はそれぞれ違っておりまして、ヴァイオリンをやっている方ならご存知のお名前だと思いますが~
波紋を呼んでもいけないので、それをここに書くのは控えさせて頂きます。

はぁ・・・(ため息)
これらのヴァイオリンのイタリア国内での価格が100万円単位だということに、死ぬほど驚いてしまった私です~
日本だと、一体いくらのお値段がつくのかしら!?
こういうものは、お値段があってないようなものなのでしょうね・・

イタリア製のヴァイオリンの評価は、現代のものでも、非常に高いそうで・・

イタリアって不思議な国だわ~
建築も含めた全ての芸術分野において、あらゆる面で天才レベル!
個々においては名品と呼ばれるものを生み出す力を持っていて、ブランド力もあるのに・・
しかも、芸術の分野だけでなく、各方面に優秀な人材はたくさんいるのに・・
国となると、なんだか斜陽の一方で・・

ヴァイオリンの音色は美しいですね。
でも、その世界はとても深くて複雑そう・・


バイヤーさんご自身も趣味としてヴァイオリンを弾かれる方なのですが、
そうでなきゃ、こういうお仕事は出来ませんよね・・
ディーラーさんの持ってきたヴァイオリンを1つずつ、調弦しては、試し弾きをされていました。
もちろん、外観もあらゆる方面からチェック~
だから、お取引にすごく時間がかかるのです~

しかし、かなりやり手のバイヤーさん!
百戦錬磨のイタリア人ディーラーに負けていません!
最終的には、良いお取引が出来ました。

私も、知らない世界のお話を色々と伺うことができて、実に有意義なお仕事となりました。




by mayumi-roma | 2014-06-21 05:16 | 翻訳本、その他のお仕事

上野真弓、ローマ在住の翻訳家&文筆家&ツーリズム別府大使。日々の暮らしや芸術探訪、旅の記録。最新刊は訳書『ミケランジェロの焔』、著書に『教養としてのローマ史入門』、訳書『ラファエッロの秘密』など。お仕事のご依頼はoffice.uenomayumi@gmail.comへ。


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