チンチアと昔話・・

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2歳半の息子とヴィットリア・・
懐かしい一枚♪

同じアパートに住むママ友、チンチアのところへ行って昔話をしてました~
チンチア=英語で言うところのシンシア。
微妙に英語名と違うイタリア風の名前、ちょっと笑えるでしょう?

本当は、用事があって行ったのですが、途中でヴィットリアが大学から帰ってきたので、ついつい昔話に花が咲きました。
チンチアは、ヴィットリアのママ。
チンチアのほうが私より年上ですが、お互いに、結婚当時から出産、子育て、現在に至るまで、ずっと同じ場所で暮らしています。
まぁ、彼女に限らず、周りの人は、皆そうなんですが・・

ずっと同じ場所で暮らすというのも、悲しいものがあります。
だって、皆、顔見知り!
私たちが超若かった頃、お年寄りが次々に亡くなっていくのを見て、そんな日は自分たちには無縁だわ~とまで思っていたのですが、その私たちも、いつの間にか年を重ね・・
お庭には、世代交代した若いママたちが~~~!!!
子どもたちは大人になり、その親たちは老け込む一方・・
ぎゃあ~~~!!


ヴィットリアと息子は、生まれた時から幼馴染というだけでなく、小学校の5年間、同じクラスでした。
(地区の小学校ではなく、他の地区の小学校に越境入学させていたのです)
イタリアの学校は、持ち上がり制なので、クラス替えはありませんし、担任の先生も変わりません。
学校の送り迎え(義務)、毎日のお昼ご飯と宿題、お友だちを呼んだり呼ばれたり、習い事(ウチの場合はサッカー)の送り迎え・・
いやはや、イタリアの小学生のママほど大変な仕事はありません。
ママが風邪を引いた日にはどうなるの?って感じです。
チンチアとは、同じアパートということもあって、緊急事態にはお互いに対応できる存在だったので、本当に助かりました。
そうでなくても、しょっちゅう行き来していましたから。

それにしても、あんなに大変だと思っていた小学校時代・・
今は懐かしい思いです。
イタリア人ママ友たちとも濃厚過ぎる程に濃い日々でした~
どこの世界にもトラブルメーカーはいるもので、それは、全くイタリアも同じで、小学校、中学校を通じて、次から次へと事件が起こりましたけど~
高校に入ると、ママ同士の交流は少なくなるものの、私はずっと学校役員をやっていたこともあって、なんだか、ついこの間まで、そう、息子が高校に在学中の4年前までは、本当に本当に大変な日々でした。
はるか昔の話みたい~~~
それだけ、生活パターンが変わったってことでしょうね・・


チンチアは、あんなに大変だった時代は二度とごめんだ言います。
今は、のんびり自分のペースで仕事も始め、穏やかな日々を送っているからでしょう。
上のお嬢さんは、ロンドン大学のビジネススクールでマスターを終了し、ブリュッセルでフランス語を勉強し、そのまま、ブリュッセルで仕事をしています。
息子の幼馴染のヴィットリアは、高校卒業後、まずロンドンに語学留学して、この7月にローマ大学を卒業予定。
「その後、どうするの?」って聞いたら、「マスター(修士課程)はローマ大学の大学院でいいけど、博士課程はアメリカの大学院に進んで、そのままアメリカ~~」ですって!


チンチアが本や写真の整理をしていたら、三輪車に乗ってる息子とヴィットリアの写真が出てきて、たまらなく懐かしくなったそうです。
帰宅してから、私も、思わず、大量の写真の入った箱を開いてみました。
懐かしい~~~
愛おしさと、ほんのちょっぴりの後悔の気持ち(いつも怒っていたから)と・・


今、子育て中の皆さま~
特にイタリアで子育てをされている方は、自分の時間は全くないと思われるほどの大変な日々だと思います。
ですけど、過ぎてしまえば、なんてこともありません。
人生は長いです。
誰もが通る道。
がむしゃらに毎日を頑張っていたら、後で振り返った時に楽しい思い出が残るだけです。
今、この時を大切に♪


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ありがとうございました♪
by mayumi-roma | 2014-05-23 05:31 | ローマの日常

上野真弓、ローマ在住の翻訳家&文筆家&ツーリズム別府大使。日々の暮らしや芸術探訪、旅の記録。最新刊は訳書『ミケランジェロの焔』、著書に『教養としてのローマ史入門』、訳書『ラファエッロの秘密』など。お仕事のご依頼はoffice.uenomayumi@gmail.comへ。


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