ヴェルサイユその2(グラン・トリアノン)♪

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グラン・トリアノン♪

ここに到着した時には、「もう適当に見るだけでいいや~!」という気になっていたmayumiです。
1687年に完成の、国王の休息のために作られたイタリア式の離宮です。
大理石がふんだんに使われています。
祝宴、音楽会、夜会などが開かれたそうですが、ルイ14世が寵妃マントノン夫人と過ごした場所として知られていますね。






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「控えの間」

グラン・トリアノンの離宮では、優雅で絢爛豪華なお部屋の中で、
「18世紀に流行したファッションと、クチュリエ、デザイナー展」が開催されていました。

最初はそれを知らずに、こちらの第一番目のお部屋に入った時に、当時の衣装を再現して展示されているくらいに考えていたのです。
ですから、この衣装を見た時に不思議だったのです。
とても現代的に見えるし、当時の男性が着ていたようなお洋服には見えませんでしたから。
強いて言うならオスカル風でしょうか!?

あとで、各部屋にデザイナーの名前が記されてあったのを見て、
ようやく納得した次第でした。
でも、こちらのデザイナーが誰であったか覚えていないのです・・







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「版画の回廊」

この長い廊下!
廊下自体はそれほど絢爛豪華ではないでしょう?
普通のちょっと綺麗な学校の廊下という感じがしませんか?








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「マリー・ルイーズの寝室」(帝政期のナポレオンの2番目の妻)
ちょっとお部屋が小さすぎやしませんか~?
この奥にもっと大きなお部屋が隠れているのでしょうか?

この衣装のデザイナーは覚えています。
ヴィヴィアン・ウエストウッドでした。







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「鏡の間」

こちらも、誰の作品だったか全然覚えていません・・
シンプルですっきりしたローブスタイル♪
上品ですよね♪

Christian Dior とかバレンシアガとかCHANELとか・・名前を見たのは覚えているのですが、どれがどれだったか、はて・・

ただ、私なら、ドレスはフリフリがいいな♪←姫キャラです♪
でも、好きなものと似合うものは別物なので、こういうスッキリタイプのほうが似合うかも・・
って、色々と妄想してしまいました♪







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「ルイ14世の寝室」

この衣装のデザイナーの名前も覚えていません・・

ここから先のお部屋は写真撮影が禁止だったので、写真は撮れませんでした。

残念だったのは、有名デザイナーの衣装が展示されていることから照明効果を与えなければならなかったのでしょうね、各部屋の窓を締め切っていて真っ暗だったことです。
光があふれる中でのお部屋だったら、また別の雰囲気が出ていたと思うのですけどね。








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それにしても、ベルサイユの庭園の規模は想像を絶します。

この写真に見える運河は眼路の限りといった感じですが、大きな十字に交差した大運河の横軸(つまり短い方です)のほうで、幅が80メートル、長さが1070メートル(1キロ以上!)もあるのです。
ここからは見えませんが、縦軸になると、幅62メートル、長さが1650メートル・・
セーヌ川から水を引いたといいますが、全くなんというものを作り上げたのでしょうね。
途方もない大きさです。

王家の一族は、ベルサイユ宮殿からこちらの離宮に来るために、
運河を船で渡っていたそうです・・
なんという生活・・


現代でも、このような大規模な庭園の維持管理は、経済的にも労力的にも大変なものだと思いますし、今の時点で世界のいかなる大富豪であっても、このようなものを作ることは金銭的に不可能でしょう。
それほどまでに贅沢で壮大なものを王家のためだけに作り上げたフランス、ブルボン王朝。
巨大な力と財力があったからでしょうが、その分、当時のフランスの庶民たちが不満を募らせ大革命に向かっていくのは理解できるような気がしました。
でも、マリーアントワネットは、ただ最後に使っただけなんですけどね・・

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by mayumi-roma | 2011-08-29 06:51 | 大好きなパリ♪

上野真弓、ローマ在住の翻訳家&文筆家&ツーリズム別府大使。日々の暮らしや芸術探訪、旅の記録。最新刊は訳書『ミケランジェロの焔』、著書に『教養としてのローマ史入門』、訳書『ラファエッロの秘密』など。お仕事のご依頼はoffice.uenomayumi@gmail.comへ。


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