「ローマの休日」ロケ地めぐり♪

最近、ローマの美術館&観光地ネタが続いていますが・・
先日から、マルグッタ通りのブラッドリー(グレゴリー・ペック)のアパートや、アン王女(ヘップバーン)の滞在先という設定だったバルベリーニ宮殿の記事をUPしているので、ついでに、と言っては何ですが、アン王女ゆかりのロケ地を再度回ってみました。





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            ブランカッチョ宮殿の一部
            国立東洋博物館♪






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ブランカッチョ宮殿の内部♪

1880年にサルヴァトーレ・ブランカッチョとその妻エリザベートのために
建てられたものです。
ブランカッチョ家は1000年以上の歴史を誇る由緒あるナポリの貴族ですが、ローマにもその流れを汲む分家があったそうです。

この宮殿の内部で、「ローマの休日」の舞踏会のシーン、アン王女の寝室のシーンが撮影されました。
写真の右下が、寝室に使われたお部屋だそうです。

この宮殿の一部は、現在、国立東洋博物館になっていますが、
写真の部分は、結婚式やパーティ会場として貸し出されています。
小さなチャペルもあるんですよ~
ブランカッチョ家、抜け目がないというか、なかなかのやり手ですね~

これから結婚するという方、いらっしゃいませんか~!?
いかがでしょう?
ローマで結婚式を挙げるというのは・・
もしかしたら、日本でお式を挙げるよりも安くつくかもしれませんよ~
(どのくらいの費用がかかるのかは私も知りません)

たぶん、日本のウエディング・プロデュース会社も、「ローマの休日のアン王女の宮殿で結婚式を挙げよう」なんてものを売り出しているかもしれませんね。






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コロンナ宮殿脇の道。

車がびっしり駐車しているのが、いかにもローマらしいですね。
景観はよくないけど、慣れました~
この車がなければ、ローマの街ってどんなに美しいことか・・と思います。






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コロンナ宮殿内で最も名高いコロンナ美術館の入り口♪
この美術館、土曜日の午前中しか開いてないんです。
しかも、8月には、それさえもお休みになります。
外から見ると、なんだかさえない風情なんですけどね・・

この中で、「ローマの休日」のラストシーン、記者会見の様子が撮影されたんです。
内部は写真撮影が禁止なのですが、その見事なまでに華麗な大広間の様子をお伝えしたくて、なんとか画像を手に入れました。








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          「Sala Grande」

          息を呑む美しさ・・
          映画で見るのより100万倍素敵です~~
          モノクロ映画には、もちろんその良さがありますけどね)
          ジャーナリストが待機していた側です。







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          反対側♪
          アン王女がいた階段です。


天井のフレスコ画も素晴らしいし、壁にかかったコロンナ家所有の美術品も素晴らしい・・
と言っても、絵が誰それのものなんてことは全く関係ないんです。
このギャラリー全体の雰囲気が・・・・
醸し出す雰囲気が・・
あまりにも華麗で、
あまりにも美しい・・
この場に立つためだけに、行く価値があります。




ブランカッチョ宮殿
Via Merulana 248
一般公開されているわけではありませんが、頼めば入れてくれます。
私は、適当な理由をこじつけて、まんまと中に入りましたけどね。
でも、お庭には自由に入れますよ~
国立東洋美術館ですしね。


コロンナ美術館
Via della Pilotta 17
Roma 00187
(ヴェネツィア広場の近くです)

毎週土曜日の9:00~13:00の公開
8月はお休み。
入場料:10ユーロ(ちょっと高いですね)



by mayumi-roma | 2011-02-14 09:01 | ローマの見所

上野真弓、ローマ在住の翻訳家&文筆家&ツーリズム別府大使。日々の暮らしや芸術探訪、旅の記録。最新刊は訳書『ミケランジェロの焔』、著書に『教養としてのローマ史入門』、訳書『ラファエッロの秘密』など。お仕事のご依頼はoffice.uenomayumi@gmail.comへ。


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