カンピドリオの丘♪

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カンピドリオ広場
中央の時計台がある建物が市庁舎。
広場の中心は、2世紀の青銅のマルクス・アウレリウス帝の騎馬像です。


カンピドリオと言えば、ローマの代名詞。
市庁舎があるからですが、ここは、ローマ市民が結婚式を挙げる場でもあります。
日本で言えば、お役所での入籍事務に当たるのですが、こちらでは、15分ほどの式を市長代理があげてくれます。指輪の交換までしてくれて、無料で花束のサービスまであって、新郎新婦のみならず、各自の証人も書類にサインをします。
って、私もここで式を挙げましたが・・(遠い目)




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カンピドリオの丘には、昨日もご紹介した真っ白な巨大な建物、エマヌエレ2世記念堂近くの長い階段を上ります♪
階段は2つありますが・・




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こちらの緩やかな階段がカンピドリオへの階段です。
この階段も、最初の写真の広場もミケランジェロのデザインで、見事なハーモニーを歌い上げています。




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お隣の急な階段は、サンタ・マリア・ダラコエリ教会に続いています。
1250年の建立で、私のローマのバイブル、アンデルセンの「即興詩人」にも出てきます。




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そして、これらの2つの階段の脇にある、上の古い建物、何だと思いますか!?
古代ローマ時代の高層アパート(マンション)なのです。
ローマは、2000年前から人口が100万人を超える大都市であったため、当時から集合住宅が栄えていたんです。




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ローマ建国の伝説、狼に育てられたロモロとレモ兄弟の像。
このお話はとても長いので、別の機会に書きたいと思います。
最終的には、ロモロはレモを殺し、自分の名にちなんでローマという街を作るのですが、紀元前753年4月21日のことでした。
今日でも、4月21日はローマ建国の日として祝われています。




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さて、ローマ市庁舎を裏側から見るとこんな感じになっています。
実は、ローマ市庁舎は、紀元前1世紀に作られた古代ローマの記録保存所の遺跡の上に建てられたものなのです。
写真を見ると古い時代の遺跡の土台がはっきりと見えるでしょう!?

そして、ローマ市庁舎の裏に回った所に出ると、丘の上から、フォロ・ロマーノが見渡せます♪




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フォロ・ロマーノ
右の白い柱群がサトゥルノの神殿跡。




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左が、セヴェルス帝の凱旋門




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中央が聖なる道。
左端の白い柱群がアントニウスとファウスティーナの神殿跡。
奥にはコロッセオが見えます。




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ティトゥス帝の凱旋門。
この凱旋門は小さいですけど、完全な形で残っているのと、その装飾の彫刻の見事さで最も美しい凱旋門と言われています。




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元老院。

フォロ・ロマーノは、古代ローマの中心地でしたが、帝国の滅亡とともに荒廃の一途をたどり、ルネッサンス時代にはほとんど埋もれてしまい、牛が放牧される野原となっていました。
19世紀から20世紀にかけて発掘され整えられて現在のような姿になったのです。

実際にフォロ・ロマーノを歩いてみるのも楽しいものですが、時間がない場合は、カンピドリオの丘から見渡すだけでも全体像がつかめて面白いと思います。




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カンピドリオの裏側からフォロ・ロマーノに降りる道の途中で、古代ローマ時代そのままの道路が残っています。ここを真っ直ぐ行くと、聖ピエトロが入っていた牢屋のある教会CARCERI(カルチェリ)に出ます。

どこを歩いていても、何かにぶつかるというのが、ローマの街の面白さですね♪



リンク先のRusty Nailさんが、ローマの写真を大変面白く加工した作品をブログで発表しています。
新たなローマが発見できると思いますので、是非ご覧になって下さいね♪
今回はコロッセオです。
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by mayumi-roma | 2010-04-07 06:35 | ローマの見所

上野真弓、ローマ在住の翻訳家&文筆家&ツーリズム別府大使。日々の暮らしや芸術探訪、旅の記録。最新刊は訳書『ミケランジェロの焔』、著書に『教養としてのローマ史入門』、訳書『ラファエッロの秘密』など。お仕事のご依頼はoffice.uenomayumi@gmail.comへ。


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