ローマで一番好きな噴水♪

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ローマ、バルベリーニ広場♪
これまでブログに何度登場したことでしょう。
そのくらい私にとっては思い入れのある場所なんです~
この広場については、いつも同じようなことばかり書いているので申し訳なく思いますが、それでも、やっぱり同じことを時々書きたくなってしまいます~

「羅馬(ロオマ)に往きしことある人はピアツツア・バルベリイニを知りたるべし。こは貝殻持てるトリイトンの神の像に造り做したる、美しき噴井ある、大なる廣こうぢの名なり。貝殻よりは水湧き出でてその高さ數尺に及べり。」

森鴎外の名訳として知られるアンデルセンの最初の長編小説「即興詩人」の冒頭の部分です。
本当に美しい文章です。

ローマがお好きな方は、絶対にアンデルセンの「即興詩人」を読むべきです。
もちろん、鴎外の訳ではなく、現代語で書かれたもの♪
現代語だとこんな感じです。

ローマに行かれたことのある人は、美しい噴水のあるバルベリーニ広場をご存じでしょう。半人半魚の海神トリトーンがほら貝を高く吹き上げていて、その貝から水が数メートルの高さにほとばしりでています。





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私は、この噴水がローマで一番好きです。
トリトンがたった一人で水を飲んでいる構図なんて、あまりにも独特で他に類がないと思います。
一人ぼっちなのに、ものすごい存在感があって、この広場にとてもマッチしていると思うのです。
あ、バロックの巨匠ベルニーニの作品です。




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注文主は、バルベリーニ家出身のローマ法王ウルバヌス8世。
バルベリーニ家の紋章、3匹のミツバチが見えます。
この法王に、「ベルニーニはローマのために生まれ、ローマはベルニーニのためにつくられた」と言わしめています。





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私がローマに来たのは、ほんの気まぐれからで、ロンドンから日本へ戻る前に半年ほどバカンスがてらに・・的なものでした。
美術史を勉強していながら、イタリアの美術が好きではなかった私は、ローマの街を歩いても、さして感動することもなく・・(笑)
そんな中でも、ローマで出会ったベルニーニとカラヴァッジョだけは別格でしたが、私がローマの良さを知ったのは、なんといっても、アンデルセンの「即興詩人」のおかげです。

このバルベリーニ広場の描写で始まるアンデルセンの「即興詩人」がどうしても読みたくなって(冒頭の文章は、あまりにも有名なので知っていました)、ネットも存在しない時代、東京のお友だちに手紙を書いて送ってもらったのでした。
こんなにしてもらったお友だちなのに、15年くらい会っていません(汗)。
今度の日本では、同級生以外は、何年も会っていない人を中心に会おうかな・・
お友だちが多過ぎて、もう手が回らないんです~





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送ってもらった本がこちら~
カバーを付けていたので、30年以上前のものとは思えないくらい新品です!!
上下巻あるので、かなり長いです。
でも、面白いので、一気に読めます。

ストーリー自体は、まるで大河ドラマのような出来過ぎたものですが、何気に面白いです。
主人公のアントニオは、貧しい子ども時代、ジェンツァーノの花まつりを母親と見に行く時に、ボルゲーゼ家の馬車に母親がはねられて死んでしまい、責任を感じたボルゲーゼ家で養育されることになります(ラッキー!)。
その後、ローマ1の歌姫アヌンツィアータと恋愛して別れたり、カプリの青の洞窟で盲目の少女ララに出会ったり・・
そして、のちにパーティで出会う貴族の美しい令嬢が、実は目が見えるようになったララだったとか・・
最終的には、即興詩人として成功してララと結婚するというハッピーエンドのストーリーです。
泣く場面もあります。

ベタなストーリーだけど、それゆえに面白いってこともありますよね♪
でも、この本の魅力は、何といっても、今とまったく変わらないローマの街並みが感じられるところです。
実際、この本を読んで以来、私は、それほど惹かれなかったローマの街を歩くのがとっても楽しくなったのです。

バルベリーニ広場のトリトンの噴水は、そんな私の原点とも言える場所です。
それとは関係なく、この彫刻は傑作だと思いますけどね。
一番好きな彫刻ではありませんが、一番好きな噴水です♪

ちなみに、ローマで最も美しい広場はナヴォーナ広場だと思います。
でも、ローマを象徴し、また私が最も好きな広場は地元のポポロ広場です♪

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# by mayumi-roma | 2017-05-13 03:53 | ローマの美術散歩
トホホな古文書・・・
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カラヴァッジョに関して。
この古文書のせいで、もしかしたらナポリ大学まで行かなきゃいけないかも・・・
意味不明の言葉が1つある・・・
廻りにいるイタリア人は、誰一人として分からない!
ラテン語ではありません。
イタリア語の古語です。
イタリア語&古語の先生にも分からない!
14巻にも及ぶイタリア古語辞典にも出ていない!
国立中央図書館でも分からない!
ナポリ大学の専門教授に聞くしか他に道はなし!
教授にコンタクトとってみます。
嗚呼・・・
大変だわ・・・

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# by mayumi-roma | 2017-05-12 04:38 | 翻訳本のお仕事
サイン本だった~♪
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お土産に頂いた林真理子さんのエッセイ本(週刊文春連載をまとめたもの)♪

昨日のブログに、飛行機の中で読まれたものかな~なんて書いてしまいましたが、なんと、ブログの読者さん、Mさんが、私のためにわざわざ著者の林真理子さんにサインを頼んで下さったサイン本でした。

お名前とメールアドレスの入ったお手紙が添えられていたので、お礼のメールをしたところ、お返事が来て、私が林真理子さんのファンと思われることから、去年、準備していたのだそうです。
ところが、去年Mさんがイタリアにいらっしゃる時には、そのサイン本が間に合わず、今年、お届下さったのでした。
本当にありがたいですね♪





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著者のサイン本というのは嬉しいものです♪
Mさんは、私が4,5年前に、林真理子さんの本について書いたことを覚えて下さっていたのですね。
林真理子さんのご本、私は、彼女の処女作のエッセイ「ルンルンを買っておうちへ帰ろう」から、彼女の直木賞受賞までは、エッセイ、小説ともに全部読んでいました。
直木賞受賞後は、あまりに多作な方なので、全部読んでいるわけではありませんけど。
時期的に、私も子育てで大変なことになっていたし・・

林真理子さんは、昔から誤解されやすい方ではありますが、誤解されやすいことをあえて発言する姿勢が、私は好きです。
なかなかできることではないですね。
アグネス論争の時も、私は林真理子さんの言い分が正しいと思っていました。

この本のタイトルも「マリコ、炎上」で、帯には「叩かないでね」と書いてあります。
なぜなら、この中に入っている「お母さん、お願い」というコラムがネット上で大炎上したからです。
このコラム自体は、私が日本滞在中に週刊文春に掲載されていたので、リアルタイムで週刊誌で読みました。
川崎の中学1年生の男の子が河川敷で殺害された時に書かれた一文です。
ネット上では、都合よく文章が切られ、大炎上したけれども、全文を読めば、自分の意図が分かってもらえるはずだと、あえて書籍版に載せることにしたと書いてありました。

私は、あのコラムを読んだ時に共感を持ちました。

ここで断片的に内容を書くと、また誤解を呼ぶかもしれないので書きませんが、炎上の原因は、ネットで人気ライターさんが一次ソース(文春の林真理子さんのコラム)を都合の良い部分だけ選んで、独自の解釈を加えて情報を流したことが発端です。
林真理子=シングルマザーの敵、みたいな図式になったのです。
まぁ、人それぞれの捉え方はあるでしょうけど。

ネットは怖いですね。
ブログをやっている私ではありますが、FBもブログも本当に怖いというのが本音です。
本当に怖いんです~~

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# by mayumi-roma | 2017-05-11 06:38 | 映画・音楽・本・イベント
イケメン美容師くんデビュー@ヤンクス♪
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今日のトレヴィの泉~♪
相変わらず、観光客でいっぱいです。
最近のローマのお天気は、とても変わりやすくて、昼間必ず夕立のような雨が降るのですが、その後はまた青空が広がります。
朝晩は寒い・・
ま、これは、この季節なら当たり前ですね♪




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さてさて、いつもブログを読んで下さっている方にはお馴染みの、ローマの日本人美容室ヤンクスにニューフェイス登場です♪
今春、東京の美容短大(ユキさんの後輩)を卒業したばかりの太樹くんです♪
ついに、ヤンクスにもイケメン美容師くんが登場したと大評判になっています♪
日本人のお客様たちは皆、母の気持ちで、太樹を応援しているのだとか・・
だって、20歳なんですよ~
まぶしいばかりの若さ♪
悟り世代なんですって♪
ウチの息子よりも若い♪
最近の若者は内向きだと言われるけど、20歳でローマに飛び出した太樹くん、なかなか見所がありますね。
何しろ、まだ20歳ですから、未来はこれから♪
たくさんのことを経験してほしいです。
あ、ヤンクスではカットモデルを募集しています。
太樹くんはこれから修行を積まなければなりませんから、ローマ在住の方でカットモデルに立候補したい方は是非どうぞ♪
無料でカットできますよ~

さて、私が今日ヤンクスに行ったのは、いつものカットではありません。
先週、ユキさんから連絡があって、ゴールデンウィークでローマを旅行されていた私のブログの読者さんから私宛のお土産を預かっていると言うのです。
それで、受け取りに行ってきた次第です。

確かに私のブログにはコメント欄もありませんから、連絡の取りようがありませんものね。
そこで、ブログによく登場している日本人美容室ヤンクスまでお届け下さったようです。



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大好きな虎屋の羊羹と名古屋のえびせんべい、そして、機内でお読みになったのでしょうか、林真理子さんのエッセイ本も添えられていました。
嬉しいです。
本当にありがとうございました♪

日本人美容室ヤンクス
Vicolo scanderbeg 108
00187 Roma
Tel:06.6938.0478
定休日:日曜日と月曜日
カットモデルを希望する方は、ヤンクスにお電話くださいね。

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# by mayumi-roma | 2017-05-10 06:00 | ローマの日常
フランス新大統領の年上妻♪
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PHOTO : GETTY IMAGES

フランス大統領選が無事に終わりました♪
EU諸国は、この選挙にはEUの未来がかかっていると見なして、その行方を大変心配していましたが、この結果にホッとしているようです。

フランスの新しい大統領は史上最年少、39歳のマクロン氏です。
今回話題になったのが、そのご夫人のブリジットさん。
御年64歳♪
なんと25歳も年上で、マクロン氏の高校の教師だったとか・・
彼女は、当然、既婚で3人の子持ちでした。
写真は、ブリジットさんと前夫との間の娘さん?
娘さんにしては若すぎるような気がしますが・・

たぶん、この年の差婚、イタリアではあり得ないと思うけど、フランスなら・・と思えるから不思議!
フランス人は、男女の色恋沙汰に寛容な気がしますから。
でも、そうはいっても、当人たちは色々な意味で大変だったとは思いますけどね。
教師と生徒という立場もあったわけだし。

イタリアであり得ないと思うのは、イタリア人はかなり保守的な考え方を持っているし、基本的にイタリア男は若い女が好きだということと、物凄く世間体を気にするから、影でこういう恋愛があったとしても、表沙汰にはしないと思うからです。
あ、でも、近所の知り合いで、一回り年下の男性と結婚した女性が2人もいます(ただし独身同士)。
一回り程度の差なら、けっこうあるパターンかもしれませんね。
日本でも時々聞きますし。

ご夫妻が二人並んだ姿を見ると、さすがに年齢差は隠せないけど、でも、ブリジットさん、素敵な方だと思います。
年齢差とか、人からどう見られるかなんて、そんなことはどうでもいいんでしょうね。
その人なしでは生きていけないくらいの強い結びつきなのでしょう。

たぶん、女性がここまで年上だと、数々の障害を乗り越えて結婚まで辿りつくのは、若い男性のほうに強い意志というのがなければ無理だと思います。
そういう意味では、若い男性(マクロン氏)のほうが、彼女なしでは生きていけなかったのでしょう。
もちろん、それについていく彼女の方にも同じ思いはあったでしょうけど、この場合、イニシアチブは取らないように思えますから。

自分の息子と同じ年齢の男の子を好きになるって、私には考えられないけど、世の中にはそういうことだってあるでしょうね。
と、他人のことには寛容でいられる私ですが、もし息子が・・と考えると、やはり穏やかではいられませんね。
心の狭い人間です(苦笑)。

さぁ、フランス新大統領の手腕はどのようなものでしょう。
年の差婚のことが話題にならないほどの、素晴らしい政治を期待しましょう。
ヨーロッパ落ち目ですから、このへんで頑張らないと~♪

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# by mayumi-roma | 2017-05-09 07:51 | ひとりごと、考えること
  

ローマ在住32年♪永遠の都からお伝えする私(上野真弓)の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・
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