<   2017年 07月 ( 20 )   > この月の画像一覧

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ローマ中心部の繁華街、コルソ通りです~
ポポロ広場とヴェネツィア広場を結ぶ大通りです。
この道沿いには多くの教会がありますが、強いて言えば、サン・マルチェッロ教会とサンタンブロージョ・エ・カルロ教会が見るべきもので、その他は大したことないと思っていました・・・
ですが、私は偶然、とんでもなく興味深い教会を発見したのです。
ローマに暮らして33年目になるというのに、どうしてこれまで気がつかなかったのかが不思議です。
もしかしたら、修復してようやく公開されたばかりなのかもしれません。
この写真のちょうど右手、ドーリア・パンフィーリ美術館の近くです。






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こちらです~
サンタ・マリア・イン・ヴィア・ラータ教会♪
ヴィア・ラータとはラータ通りという意味で、コルソ通りの古い名称です。
ファサード(正面)は17世紀のピエトロ・ダ・コルトーナによるもの。
しかし、この教会は実に古いものなのです。





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教会の内部には、これといって有名な作品があるわけではありません。
主祭壇には、福音書家の聖ルカが描いたと言われる聖母マリアのイコンが飾られてあって、他には、ラファエッロの友人だった詩人アントニオ・テバルデオ(ヴァチカン宮殿のラファエッロの間の「パルナッソス山」の中にモデルとして描かれています)のお墓や、ナポレオン王家の一人だった貴公子のお墓がある程度です。

それにしても、この教会のシスターはとても感じが悪かった!
聖職者とて人間ですから、神に仕える人のすべてが慈愛に満ちているとは限らないのです。





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この天井画は面白いなと思いました。
誰が描いたのかは分かりません。





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この教会の見どころは、なんといっても地下聖堂なのです。
入り口は、教会内部ではなく、玄関の右端にあります。
入場料、わずか2ユーロ。





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階段を曲がって、さらに下へ・・・




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完全な地下遺跡です。
やっぱり、発掘されていないだけで、こういうところがローマにはたくさんあるのでしょうね。

古代ローマの遺跡が祈りの場所に代わり、それが中世、ルネッサンス、バロック時代へと続いていくのです。






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この祭壇は、バロック期のもので、ピエトロ・ダ・コルトーナも関わっています。
祭壇のレリーフは、コルトーナ工房のコジモ・ファンチェッリ作です。
この地下聖堂と関わりのある聖パオロと聖ペテロと福音書家の聖ルカが表わされています。






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こちらの部屋にも4世紀から5世紀の祭壇があります。
石積みの壁やコスマティー装飾の祭壇がいかにも古代ローマを感じさせます。





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古代ローマ時代の井戸。
この井戸は、数年前に調査されましたが、かなり深いもので、実に興味深いものがたくさん出てきました。
さまざまな古いゴミの中から、鎖も出てきたのです。
この井戸の水で、聖パオロがキリスト教への入信者に洗礼をしていたと伝えられています。

地下聖堂は、フレスコ画で飾られていましたが、それらはすべて綺麗にはがされて、現在は、クリプタ・バルビ博物館に展示されています。
ここには、その代わりの複製画が置かれているだけです。
地下聖堂はひんやりしていますが、ものすごく湿気が多いですから、フレスコ画には大敵ですものね。





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この柱に、聖パオロは鎖で繋がれたそうです。
しかし、ずっと繋がれていたわけではなく、看視人に見張られながら2年あまり暮らしていたそうで、その間に、この場所をキリスト教の祈りの場として、先ほどの井戸の水で洗礼をしてわけです。
そして、ここには福音書家の聖ルカや聖ペテロも滞在したのでした。
大理石にラテン語でそう刻まれているのです。





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本当にいくつも部屋があります。
ここが何で・・ということは正確には分からないけど、見学するだけで興味深いです。




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この石づくりの壁。
まさに古代ローマの遺跡そのものの一部なのですが、最初は、ここが、(キリスト教徒の初期の祈りの場になる前)セプタ・ユリアだったのではないかと考えられていたのです。
しかし、結果的に、セプタ・ユリアは、パンテオンのそばにあったことが分かり、この場所には、古代ローマの集合住宅や市場や居酒屋などがあったと考えられています。

コルソ通りにこんな場所があったなんてビックリでした♪
皆さまもショッピングのついでに是非覗いてみてくださいね。
入場料2ユーロですし。

ちなみに、セプタ・ユリアについては、過去記事に書いています。
ぶらりパンテオン♪←こちら~♪

Basilica di Santa Maria in Via Lata
聖パオロの祈りの場、地下聖堂
月曜日お休み
火曜日~日曜日16時から19時まで(冬場は15時から18時まで)
土曜日のみ午前10時から13時まで開館。
Via del Corso 306

先日の記事「チェーザレ・ボルジアの母親の墓碑銘」に、ラテン語の墓碑銘の大まかな日本語訳を私なりの解釈で追記しました。
あくまでも大まかなもので、正しいとも言いきれませんので、参考としてお読みになりたい方はどうぞ。
チェーザレ・ボルジアの母親の墓碑銘←こちらです。

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by mayumi-roma | 2017-07-20 22:18 | ローマの美術散歩


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ヴェスタの神殿からヴィッラ・グレゴリアーナ公園に入って、谷を越えて、反対側に着きました~
この景色、最高に綺麗♪

これを背景に携帯で自撮りしてみましたが、なかなか難しい。
ヴェスタの神殿がうまく入らないのです・・・





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そりゃあ、この角度だったらなかなか入らないよね~
ここで撮った写真は、夫と一緒のものもあったのですが、さすがにそれはアップできない・・・(笑)
この写真をプロフィール写真に変更しました。
ついでにブログの装いも新たに♪
年齢にふさわしくシックな感じで行こうかと(笑)。

写真、髪の毛を切ったわけではありませんよ~
夏は暑いので、髪の毛を後ろに束ねるわたくしなのです~
まるで、ベリーショートのようですね。
意外とベリーショート、似合うのかも・・・
いやいや、いけない、いけない、わたくしは、ロングヘア―が好きなのです。
こだわっているのです!





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ヴィッラ・グレゴリアーナ公園近くの駐車場から車を出して、現在のティボリの中心部へ♪
あまりにも暑くて、手にしていたミネラルウォーターのボトルでは全然足りずに喉がカラッカラ!
とにかくキンキンに冷えた飲み物が飲みたい!




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というわけで、中心部の広場に面したバールへ。
アイスティが飲みたかったのですが、イタリアのバールではキンキンに冷えていることが少ないので、グラニータ(イタリア風かき氷)のほうが冷たいだろうと、レモンのグラニータを頼みましたが、やっぱり冷たい飲み物もグイッと飲みたかったので、アイスティも注文しました。
「お願いだから、冷たい冷たいアイスティーにしてね」と念を押したら、イタリアでは珍しく氷を入れてきました。

生き返った気分です~
こういう時、グラニータの冷たさはバッチリですね。
やっぱり氷に限る!

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by mayumi-roma | 2017-07-19 20:57 | ローマの日常

エキサイトブログのメンテナンスとかで、ずっとログインができませんでした。
ようやく復旧しましたよ♪
先日のティボリの続きです。

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ティボリには、噴水で有名なエステ家の別荘、古代ローマ時代のハドリアヌス帝の別荘がありますが、ヴィッラ・グレゴリアーナもあります。
入り口(谷の反対側の入り口から入る場合は出口になります)は、この写真で見えるように、ちょうどヴェスタの神殿のお隣です。

ティボリには、ローマを流れるテヴェレ川の源流の一つ、アニエネ川が流れています。
このアニエネ川が氾濫すると、がけ崩れが起こり甚大な被害が生じるため、19世紀にローマ教皇グレゴリウス16世が一大事業を行なうことを決心しました。
人工的な水の流れを2つ作り上げ、巨大な滝を居住地区からできるだけ離れるように迂回させたのです。
そうして、渓谷一帯を公園のように作り上げたのでした。

この谷は、グランツアーと呼ばれる時代(17世紀から18世紀)、多くの風景画に描かれましたが、その当時の風景とは変わってしまったわけです。





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荒れ放題だった公園がきちんと整備されたのは2007年です。
綺麗になってからは入ったことがなかったので、久しぶりに行ってみることにしました。
行きは下りなのでラクですが、谷を越えて、反対側の丘に向かうので、行程の半分以降が大変そう・・・(大汗)





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遊歩道から上を見上げると、ヴェスタの神殿が~~




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ネプチューンの洞窟のそばを流れる水。




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この先は滝♪





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滝です~




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Miollisの抜け道♪





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地獄谷の滝♪




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谷の反対側からヴェスタの神殿を見たところ~
崖に開いている穴は、先ほどの写真のMiollisの抜け道。





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紀元2世紀、古代ローマの高官だったマンリオ・ヴォピスコの別荘跡♪






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最も巨大な滝♪
19世紀に、居住地から離れた場所に移動させることに成功したものです。




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滝の下です~

ヴィッラ・グレゴリアーナ公園は、自然を楽しみながら散策をするという感じですね♪
ベンチもたくさんあるし、家族連れもけっこう多かったです。
でも、暑かった~~

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by mayumi-roma | 2017-07-18 20:19 | ローマの美術散歩
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7月15日は、結婚30周年記念日でした♪
あっという間の30年です~
この日は、ティボリの私のお気に入りのレストランでお食事することを決めていました。

写真は、ティボリの丘の上のヴェスタの神殿♪
神殿の左に、レストラン「SIBILLA」(シビッラ:巫女という意味です)が見えます。
本当は、ディナーが希望でしたが、結婚式の披露宴の予約が入っているということで、ランチタイムに予約をし直しました。






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ティボリ・ヴェッキア♪
ヴェスタの神殿とレストラン「シビッラ」は、ティボリの古い地区にあります。





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ここが、レストランの入り口です~
1720年創業のとんでもない老舗レストランで、世界各国の著名人、王侯貴族が来店しています。





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皇太子殿下も1984年、オックスフォード大学留学中(私がロンドンにいた頃と同時期)に、こちらのレストランにいらしています





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もちろん、テラス席です。
ヴェスタの神殿とティボリの山々を眺めながらのお食事は最高です♪
一番よいお席をリザーブしていてくれました。





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とってもとっても暑い日でしたが、丘の上という場所柄、屋外でも木陰にいると涼しい風がティボリの渓谷から流れてきて、とても心地よいのです~





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まずは、お通しのフォッカチーナ♪
美味しい♪




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ワインは、フランチャ・コルタ♪

ここのアンティパスト(前菜)も絶品なのですが、今日は普通にプリモから♪
ボンゴレにしました♪
面白いことに、イタリアンパセリではなく、バジリコを合わせていました。
これが、何とも言えないほどに絶妙な味合いになるのです♪
今度、自宅でもパセリではなくバジリコを合わせて作ってみようかな。

それにしても、ヴェスタの神殿を眺めながらお食事というのは、最高の贅沢ですね♪





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神殿の天井の模様までしっかりと見ることができて幸せ~♪





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セコンドは、本当は前菜に当たるエビとイカのフライをセコンドにしてもらいました♪
私の大好物♪
夫は、バッカラのグリル焼き♪

このレストランのいいところは、もちろん、ロケーションの素晴らしさとお食事の美味しさもありますが、世界各国から王室も含めた著名人を迎えることに慣れているだけあって、サービスの何たるかを心得ているところなのです。
一般人だからと態度を変えるわけでもなく、同じようにプロフェッショナルな態度で接してくれるところが素晴らしいのです♪

たとえば、夫のお皿に付け合わせでアスパラガスが添えられているのですが、これは、夫が何気なく「アスパラガスが食べたいな」と私と喋っていたのを聴いていたらしく、気を利かせてアスパラガスを盛り付けてくれたのです。
ちょっと感動♪
もちろん、お礼を言いましたとも~





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ドルチェは、ミルフィーユにしました♪
シャンティリークリームが美味しい♪




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食後のコーヒー♪
またまた、夫がメニューにはないアイリッシュコーヒーができるかどうか尋ねました。
もちろん、このレストランでできないことはないので、ちゃんと本格的なアイリッシュコーヒーを持って来てくれました。

素晴らしいレストランです♪
たぶん、私の一番好きなお店です。
ティボリじゃなければ、お気に入りの行きつけレストランにしたいところなんですけどね・・・
特に高いお店ではありませんよ。




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とっても素敵な記念日となりました♪

このレストランの4年前の記事は下記から~
お薦めの前菜など今回とは違うお料理が出ています。
神殿の中にあるレストラン♪

「Sibilla」
Via della Sibilla 50, Tivoli
Tel. 0774 335281

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by mayumi-roma | 2017-07-17 06:02 | ローマのグルメ
シャンパーニュが大好きです。
イタリア人は、イタリアのスプマンテも同じくらいに美味しいと言いますが、わたくしにはそうは思えません。
やっぱり、フランスのシャンパーニュにはかなわない・・・

シャンパーニュの中でわたくしが最も愛するのが、モエ・エ・シャンドンです♪
それは、実にミーハーな理由から来ています。




音楽に興味がない方も、このミュージックビデオの最初の12秒だけ聞いて下さいね。
そこに理由が隠されていますから。

あまりにも懐かしい1974年のQUEEN♪
懐かし過ぎて、倒れそうになったわたくしです。

フレディーの声は次元を超えた美しさ♪
ロジャー可愛い♪
ジョンとブライアンはちと地味だけど、ベースとギターの音はぴかイチ♪
そして、わたくしの御贔屓さんは、ギタリストのブライアン・メイであります♪
ギタリストに弱いわたくし。
しかも、彼は、なんと!天文学者でもあるのです。
ロンドンのインペリアル・カレッジで博士号も取りましたし、数年前に天文学の書籍も出版しています。
きゃあ~♪
わたくしの大好きなロックと天文学を両立させているなんて、これ以上の理想形があるでしょうか!
というわけで、ずっと恋しておりました♪

普通ならジャニーズ等のアイドルに夢中になる少女時代(しかし、40代でジャニ堕ちしたわたくしですけどね、笑)、QUEENに夢中でした♪
まだ彼らが世間的に認められていない時代からです。

やっとヒットしたのが、こちらのKILLER QUEEN♪
この曲の最初の出だしが、
She keeps Moet et Chandon in her pretty cabinet.
"Let them eat cake", she says just like Marie Antoinette.
彼女は綺麗なキャビネットの中にいつもモエ・エ・シャンドンを用意しているんだ。
そして、「(パンがなければ)ケーキを食べればいいじゃない」と、マリー・アントワネットのように言うのさ。(訳 by Mayumi)

ミーハーなわたくしは、いつか大人になったら、モエ・エ・シャンドンをいつもキャビネットにキープするようにしようと誓ったのでありました♪
これが、わたくしがモエにこだわる理由です~(笑)

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by mayumi-roma | 2017-07-16 06:00 | 映画・音楽・本・イベント
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今日は、夕方5時過ぎにヴェネツィア広場まで行ってきました。
日中暑いので、夕方お出かけしたわけですが、やっぱり異常な暑さ・・・
ふう~~っ!




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ヴェネツィア広場まで来たのは、ヴェネツィア宮殿のそばにあるサン・マルコ大聖堂に行くためです。
ヴェネツィアの守護聖人、福音書家聖マルコに捧げた教会です。
もともと、この地には紀元336年にローマ教皇マルティクス(マルコ)によって建立された教会がありましたが、それを紀元833年に教皇グレゴリウス4世が、立て直しました。
ちなみに、ロマネスク様式の鐘楼は12世紀のものです。
そして、15世紀、ヴェネツィア出身のローマ教皇パウルス2世の時代には、ファサード(正面)の祝福のロッジャ(回廊:2階部分)がルネッサンス様式で加えられ、その際、この教会を在ローマのヴェネツィア共和国国民のための国民教会としました。
現在の姿は、その後のバロック時代に修復されたものです。





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アトリオ、教会の玄関にあたります~
左手の扉が教会の内部へ続く扉です。






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アトリオの右端~
そして、私がわざわざこの教会に来た理由はここにあります~
壁の右下にある大きな墓碑銘です♪
これを観に来たのです。





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これは、ボルジア家出身のローマ教皇アレクサンデル6世の愛人で、フアン、チェーザレ、ルクレツィア、ホフレ・ボルジアの母親であったヴァノッツァ・カタネイの墓碑銘なのです。
この教会に葬られているわけではありません。
以前、ブログの記事でも書きましたが、彼女のお墓は、ポポロ広場のサンタ・マリア・デル・ポポロ教会の中にあったのでした。
それは本物の黄金で作られた豪華絢爛なものでした。
しかし、いつの時点か不明ですが、なくなってしまったのです。
おそらく1527年の「ローマの略奪」の際に黄金を盗まれ破壊されたのでしょう。
遺骨はどこに行ってしまったのかも分かっていません。
墓碑銘だけが、こちらの教会に移されました。
それも、いつのことだかははっきりしていません。
墓碑銘には、次のように書かれています。

D(EO) O(PTIMO) M(AXIMO)
VANNOTIAE CATHANEAE CAESARE VALENTIAE IOANNE GANDIA(E) IAFREDO SCYLLATII ET LUCRETIA FERRARIAE DUCIBUS FILIIS NOBILI PROBITATE INSIGNI RELLIGIONE EXIMIA PARI ET AETATE ET PRUDENTIA OPTIME DE XENODOCHI(O) LATERANEN(SI) MERITAE HYERONIMUS PICUS FIDEICOM(M)ISS(I) PROCUR(ATOR)
EX T(ESTAMEN)TO POS(UIT)
VIX(IT) ANN(OS) LXXVI MEN((SES) IIII DIES XIII OBIIT ANNO M D XVIII XXVI NO(VEMBRIS)

今日は時間がないので、日本語への翻訳は、また後日、このページに追記で記しますので、興味のある方は、来週またこのページを覗いて下さいね。

いずれにしても、この墓碑銘が、ヴァノッツァ・カッタネイとローマ教皇との愛人関係を公的に示す証拠となるわけです。
はっきりと、ファン、チェーザレ、ルクレツィア、コフレ・ボルジアの母親と刻まれてあるわけですから。

「追記です」
ヴァノッツァ・カッタネイの墓碑銘の日本語訳をおおまかに記します。
ラテン語の単語は、イタリア語に近いものもあるので、雰囲気的に意味はつかめるのですが、形容詞や動詞についてはその変化が凄まじく、また文法が難解なこともあって、外国人のわたくしが正確な翻訳というのはおこがましい限りです。
ゆえに、わたくしも雰囲気的には意味が分かるのですが、それをきっちりと正確に訳すことには抵抗があります。
イタリアの学校では5年間の高等学校でラテン語が必須になります。
理系でも文系でも同じです。
学校で習っていても理解するのは難しい言語なのです。
夫も息子も理系の高校でしたが、必須科目のラテン語は難しかったと言っています。
夫にもこの墓碑銘の言葉を見せて解釈を聞きましたが、この文章は文法的にかなり間違っていて、正確なラテン語とは言えず、意味の分からないことが多いとのことです。
ですので、あくまでも私の解釈で大まかな意味だけを記します。
いかなる形でもパクらないでくださいね。←これが一番心配です。

慈悲深い神の名において
ヴァノッツァ・カッタネイに献じる
ヴァレンティーノ公チェーザレ、ガンディア公フアン、スクイッラーチェ公ホフレ、フェッラーラ公妃ルクレツィアの4人の子どもたちを、その高貴な誠実さで育て、
宗教においても同様に、その徳の高さでラテラノ病院に偉大な功績を残す
財務管理官ジェロニモ・ピオが遺言状を執行する
76年と4か月と13日の生涯を生き、1518年11月26日に死す

補足
ヴァノッツァが亡くなる時、すでに三人の息子は全員亡くなっていました。
実業家としても成功していた彼女の財産は途方もないもので、その財産をすべて教会に残したそうです。
ラテラーノ病院は、サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂とサント・ステファノ・ロトンド教会の間に中世の頃からあった教会経営の古い病院です。
おそらく、財産の一部がそちらの病院に寄付されたのではないでしょうか?





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教会の内部♪





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9世紀のビザンチン様式のモザイク♪




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新古典主義の巨匠カノーヴァ作のレオナルド・ペーサロのお墓♪






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メロッツォ・ダ・フォルリ作の教皇マルティクス(マルコ)の肖像♪

時間がないので、ざっくりと写真だけのご紹介になりました。
ヴェネツィア広場には行っても、なかなかこの教会に入ることはないかもしれませんが、お近くを通ったら、是非、中に入ってみてくださいね。
特に、チェーザレ・ボルジアのファンの方は必見かもしれません。

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by mayumi-roma | 2017-07-15 06:36 | ローマの美術散歩
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木曜日はズンバ~♪
今日は、可愛い三角形のスタジオです。
レッスンは夏の間も続くけど、私は夏休み前の最後のレッスンでした。
夫が来週から夏休みに入るので、9月までお休みします。
この暑さを思うと、身体を動かすことにひるんでしまうのですが、汗をかくのはやっぱり気持ちがいい♪
楽しかった~♪

10月の日本人学校バザーでの発表会に向けての振り付けの練習も少し。
ごめんね、私は参加しませんけど。
10月13日発売予定のカラヴァッジョ本のゲラのやりとりに大幅な遅れが生じてしまって、8月中旬から9月いっぱい、校正作業に追われることになったのです。
ズンバにも毎回行けるかどうか分かりませんし、人に迷惑をかけないためにも、確実でないことに参加表明することはできませんから~

 




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さっぱりした日本食でも食べたいねと話していたものの、この暑さでは、近場で落ち着ける場所に行くのが一番!
結局、かなりの頻度で行っている「LOLA」(ローラ)へ。
ここ、安いし、落ち着けるので。
でも、さすがに、この暑さでは、屋外で食べたくありません。





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中は、一応、冷房が効いています。





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ここのランチ・ビュッフェ、平日なら10ユーロなのでお得です。
カフェもたったの1ユーロだし。
アンディ・ウォーホルのエリザベス・テイラーのポスターがあるのに、初めて気が付きました~
本物なのかコピーなのかは分かりませんけど。






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野菜ばかり取って前菜に♪





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二皿目~♪
でも、炭水化物のパスタは取りませんでしたよ(笑)。





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デザートとコーヒー♪

ランチのメンバーはいつも違うけど、今日は、それぞれのダンナさまとの馴れ初めの話~(笑)
やっぱり、皆さん、ひょんなことから、というか、まさに運命としか言えないような出会いが出発点になっているのですね。
平凡な出会いのように見えても、実は、平凡なんて一つもないのです~
たとえ、お見合いだとしても。
結婚ってそういうものですよね~

そして、結論は、健康第一だということに。
特に、子どもがいると、「まだ死ねない」という気持ちになります~
子どもが成人していても、それは同じ~
何が起こるか分からないのが人生ですが、健康であるだけで幸せだと思って過ごしていかなければいけませんね。
いろいろとガタが出始めるお年頃ですから、健康にだけは注意しないと♪
さぁ、暑い夏を乗り切らなきゃ~

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by mayumi-roma | 2017-07-14 07:02 | ローマの日常

今日はのんびり~♪

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今日はのんびり~♪
アイス緑茶におせんべいをお供に、ソファーに寝そべって、お友だちに持って来てもらった文春をじっくり読みました。

毎日、暑いです~
午前中、日々の買い出しに行くタイミングを逃したら、もう夕方5時過ぎに出るしかありません。
それでも、日差しが強い!

こう暑いと、食欲も落ちます。
こういう時に食べたくなるのが、私の場合は何故かカレーです。
今年はどういうわけかスイカにもハマっています。


文春の「新・家の履歴書」コーナーが地球物理学者の松井孝典さんだったのですが、こんな優れた惑星科学者が日本にいたことにビックリでした。
海の誕生を解明した「水惑星の理論」を発表して、世界的に高い評価を得た方です。
すごいなぁ~
ちょっと興味を持って調べてみたら、おばあさん仮説( grandmother hypothesis)という面白いものもありました♪
哺乳類の中で稀な現象、ヒトの女性が生殖年齢を過ぎたあとも長い期間生きることが、集団の記憶装置としての役割を果たし、文明が進化したことを説明する理論です。
しかしながら、結果として、ヒトの文明が地球環境を蝕む結果をもたらしているので、おばあさんの存在が地球環境を蝕んだのだとか・・・(苦笑)

おなじ「まつい」でも、別の漢字(松居)を使う女優さんの離婚騒動の記事も読みました。
ブログやユーチューブでお騒がせしているようですが(ミーハーな私ですので、当然、見ました)、彼女は私より少し上の年齢で、数年前に息子さんが社会人になって自宅を出たという話なので、もしかしたら、大切な息子が一人立ちしたことで、空の巣症候群になって、人生にぽっかり穴が開いたような感じになったのかな、と思いました。
すべては、寂しさが原因ではないかと思うのですが・・・

男性側には離婚する理由があるのでしょうし、女性の側にも過激な行動をする理由があるのでしょう。

このご夫婦、結婚した頃は本当に素敵なカップルだったので、こんな形で終わっていくのが残念です。

だって、
男性の方は、いくらでも若い女性を選べる立場にありながら、年上でバチ一で子持ちの彼女を選び、前夫との子どもも自分の籍にいれて本当にかわいがっていたでしょう?
男気ありますよね。
女性の方も、それに深い感謝の気持ちを持って、完璧な家事をこなして、内助の功を発揮して彼を成功に導きましたしね。
昔、何かの雑誌で読みましたが、彼女、筆まめで、お世話になった方々には必ず毛筆でお礼の手紙を書いて、大晦日の晩には凄い料亭のおせち料理をお届けすることで有名だったとか・・
気遣いの人だったんですよね。
恐い妻というイメージを作り上げていたけど、実は、聡明な方だと思っていました。

彼女が過激な行動をしても、彼は沈黙を守る・・・
賢いと思いますが、それは、別れようとしている妻への彼の優しさなのかもしれません。
なんだか、二人ともかわいそう・・・
いずれにしても、寂しい結末ですね・・・

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by mayumi-roma | 2017-07-13 07:01 | ローマの日常
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コロッセオでお友だちのRさんとツーショット♪
もうフィレンツエに発ってしまいましたが、思い出の写真です~♪

いつも写真ばっかり撮っているわたくしですが、自分の写真はあまりないのです。
だから、大好きなコロッセオを背景にお友だちとツーショットの写真は、とっても嬉しいのです。
ヒョウ柄の細長スカーフは、いつも同じではありませんよ~
似たようなのをたくさん持っているので(笑)。





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コロッセオといえば~
お決まりのオッピオ・カフェです。
本当は、屋外のお席でコロッセオを眺めながら1杯いきたかったけど、満席~
仕方ないので、室内で1杯です。
夫以外は、全員モヒート♪
モヒート大好きなんです~
ちなみに、夫は特大のジェラートの盛り合わせを頼んでいました。
イタリア男って、本当に甘いものが好きですね~

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by mayumi-roma | 2017-07-12 06:59 | ローマのカフェ&ティールーム
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カンピドリオの丘~♪
結婚式を挙げたばかりのカップルが~~~
二人に幸いあれ~♪






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カンピドリオの丘の裏から眺めるフォロ・ロマーノ♪
カモメが~~~
本来なら海辺にいるはずのカモメが、この10年くらい、ローマのここかしこに巣くってしまって(ウチのアパートの屋上にもカモメが巣を作っています)、持ち前の図々しさ(?)で、人間を怖がることもなく、どこにでも出没します。

これらの2枚の写真、上手いと思いませんか~!?
実は、お友だちのご主人がiPhoneで撮ったものなのですが、ちゃっちゃっと撮っているのに、何故か唸るような素晴らしい写真なのです♪
写真を撮ってはすぐにFBにアップする非常にマメな方♪
あんまり写真が上手で素敵なので、頂きました~

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by mayumi-roma | 2017-07-11 07:00 | ローマの日常

ローマ在住33年♪永遠の都からお伝えする私(上野真弓)の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・


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