カテゴリ:映画・音楽・本・イベント( 64 )
沈黙ーサイレンス
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昨日、一気に読んでしまった文庫本は、遠藤周作氏の「沈黙」でした。
実は、私はこれまで読んだことがありませんでした。
私の場合は、映画が先で、本が後になってしまいました~




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この本を原作にしたマーティン・スコセッシ監督の「沈黙ーサイレンス」を、何が何でもオリジナルで観たかったので(イタリアではイタリア語吹き替えになる)、東京滞在中に行ってきました。
重い映画のせいか、観る人は少ないという印象です。
日曜日だったのに、客席は半分も埋まっていなかった・・

混沌とした時代だからこそ、軽いもの、単純に笑えるもの、普通に泣けるものが好まれるのでしょう・・
「君の名は」を飛行機の中で見ましたが、普通に面白いし、ハッピーエンドに安心しますものね。

でも、今、不寛容な時代だからこそ、笑ってばかりいるのではなく、少し重い気持ちになったとしても、観てほしい映画です。





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重い映画ですが、「信仰とは?」「人間とは?」を深く考えさせてくれる素晴らしい映画です。
その点では、キリスト教を超えて、普遍的な意味での「宗教」や「人間」について考え込んでしまいます。
ほゞ原作に忠実に映画化されています。

この小説は、敬虔なカトリック信者だった遠藤周作氏にしか書けなかったストーリーだと思います。
もちろん、史実をもとにしたストーリーですが、描写の細部が聖書を熟知している人間にしか書けないものです。

この映画を観る人は、「いい映画だった」と思うでしょう。
けれども、やはり、キリスト教の教義や聖書を大方知っていないと、その深い部分まで理解できるかどうかは疑問です。
私はカトリック信者ではありませんが、カトリック系の学校に通ったこともあり、一通りのカトリック教義や祈りの言葉も知っていますし、何より30年以上もローマに暮らしていることから、カトリック信仰は身近過ぎるくらいに身近なものです。

日本でキリスト教が禁止されていた時代、司祭もいなくなってしまった時代・・
かつては聖堂や神学校まであり30万人のカトリック信者を抱えていた長崎で、転ばなかった(棄教しなかった)キリシタンが殉教し続け、彼らの住む町や村が焼き払われる・・

かつての恩師が棄教したという噂を聞き、どうしても信じられない2人のポルトガル人司祭(イエズス会)が危険を冒して長崎に入ります。
そこで見たのは、貧しくも真摯に生きる善良な百姓たち(隠れキリシタン)が信仰を捨てず、踏み絵を踏まず、酷い拷問を受けて殉教していく姿・・・

ポルトガル人司祭は葛藤します。
どうして神は沈黙したままなのか・・

そのいっぽうで、キリシタンであり続けながら、自分を守るために何度でも踏み絵を踏む者・・・

強き者、弱き者。

神は沈黙していたわけではなかった・・・

本当に素晴らしいです。
なんといっても、原作者の遠藤周作氏は素晴らしい!
スコセッシ監督もよいですけどね。

浅野忠信氏の英語のうまさにびっくり。
尾形イッセー氏は評判通り、味のある演技。
窪塚洋介氏は卑怯な弱い人間をボサボサ~っと怪演してますね。
でも、私的には、塚本晋也氏が一番よかった!


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私の翻訳本です♪
「レオナルド・ダ・ヴィンチの秘密 天才の挫折と
輝き」(河出書房新社)もよろしく♪

これまでにないタイプの画期的な本です。
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by mayumi-roma | 2017-02-12 03:05 | 映画・音楽・本・イベント
クリスマスプレゼントにいかが?
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ローマのコルソ通り♪
コルソ通りを天の川のように流れる恒例のクリスマス・イルミネーション♪
暗い夜に撮ったので、その時は気がつきませんでしたが、この寒い夜にジェラードを食べているイタリア人男子約2名が写っていました(笑)!

イタリア人って本当にジェラート好きですね!!
いや、マジで、考えられない・・・
心底冷える夜だったのですよ~
寒空の下をジェラート食べようなんて絶対に思えないくらい寒かったのに~
でも、呆れるよりは、ちょっと微笑ましい光景でもあります。


さてさて、もうすぐクリスマス♪
日本の皆さま、クリスマスプレゼントはお決まりでしょうか!?
イタリア好き、芸術好き、美術史を勉強している方にピッタリのプレゼントはこちら♪
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河出書房新社より刊行された「レオナルド・ダ・ヴィンチの秘密 天才の挫折と輝き」は、いかがでしょうか?
と、思いっきり宣伝しちゃいます(笑)。
これまでにないタイプの画期的な本です。
レオナルドの人生とその作品のすべてが物語風に分かりやすく綴られています。
ひとたび、読む始めたら、レオナルドの世界にぐいぐいと引き込まれていくでしょう。
日本にお住まいの方だけでなく、ヨーロッパ在住の方も、各地に散らばるレオナルドの作品を鑑賞する際により深い理解を得ることができますよ~

全国の書店でお求め頂けますが、アマゾンや楽天からも購入することが出来ます。
どうぞ、よろしくお願いします♪
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by mayumi-roma | 2016-12-18 21:28 | 映画・音楽・本・イベント
地球が壊れる前に!



ナショナル・ジオグラフィック制作の「地球が壊れる前に」♪
2016年10月30日に公開された、アカデミー賞俳優と共に行なう意識改革のドキュメンタリー映像です。
11月8日火曜日の14時までの限定で公開されています

素晴らしいです♪

国連大使レオナルド・ディ・カプリオが2年間にわたって世界中を旅して取材したドキュメンタリーで、制作総指揮は、マーティン・スコセッシ。

ディ・カプリオ・・・
若かりし頃の「タイタニック」でチャラい印象を持っている方もいるかもしれませんが、とんでもないです。
彼はすごい俳優さんです。
あの演技力はすごい!
大好きな俳優さんで、彼が主演する映画はかなり観ていたので、いつまでたってもアカデミー賞が取れないことにいらだっていました。
取れないのには裏があるとさえ思っていましたが、今年「レヴェナント」でようやくオスカーをとったので、一安心でした。
遅いくらいでしたね。

話がそれましたが、このドキュメンタリーから伝わる人間としてのディ・カプリオも本当に素晴らしいです。

気候変動の問題についてのドキュメンタリーですが、実に考えさせられます。
登場する方たちも素晴らしいです。
オバマ大統領やローマ教皇フランチェスコ1世も出てきますが、個人的には、ハーヴァード大の経済学者マンキューへのインタビューが面白く、元宇宙飛行士のプラス思考に感動しました(ガンの第4ステージで、残された時間が少ないからこそ、愛する地球と人類のために自分のできることをするというもの)。

気になってはいながらも、日々の生活に追われて考える暇がないというのが、現代人に共通する現実だと思います。
これは、日本の原発問題にも通じますが、「生活スタイルを変える」という覚悟がなければ、前には進まない問題です。
それが難しいのです・・

一人でも多くの方に観て頂きたいドキュメンタリーです。
1時間半と長いのですが、内容の濃さに引きつけられて、あっという間に観れてしまいます。
せめて30分だけも観て下さいね♪


私の翻訳本~♪
初版の在庫が少なくなってきました。お買い求めはお早めに♪
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7月22日に、私が翻訳した「レオナルド・ダ・ヴィンチの秘密 天才の挫折と輝き」(河出書房新社)が発売となりました。
これまでにないタイプの画期的な美術エッセーです。
知識がなくても読めます。
けれども、美術愛好家にも読みごたえのあるものとなっています。
孤高の天才ではなく、人間レオナルドの真の姿が描かれています。

全国の書店でお求め頂けますが、アマゾンや楽天からも購入することが出来ます。
初版の在庫が少なくなってきました。
早く買ったほうがいいですよ~(だって、初版本って貴重だというじゃないですか!)
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by mayumi-roma | 2016-11-04 07:17 | 映画・音楽・本・イベント
イタリア勝った~♪
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わ~い!
サッカー・ヨーロッパ選手権、イタリア、スペインに勝ちました~♪
しかも2-0~~♪
スペインは優勝候補の1チームで、しかも、ここ20年あまり、イタリアはスペインに勝ったことがなかったのでした。
最後にスペインに勝ったのは、1994年にアメリカで行なわれたサッカー・ワールドカップの際でした(だったと思いますが、間違っていたらごめんなさ~い)。
あの頃のイタリアには私の大好きだったロベルト・バッジョがいました~

前回のヨーロッパ選手権で、イタリアはスペインと決勝戦で戦いました。
そして、スペインに力の差を見せつけられて、4ー0で負けたのでした。


でも、今日の対スペイン戦は、実に素晴らしかったです♪
こんないい試合をイタリアが見せたのは、久しぶりかもしれません。
夕方6時からだったので、私は一人でTV観戦をしていましたが、久しぶりに興奮しました♪

我らが守護神ブッフォンも素晴らしかったし、何よりも攻撃が良かった!
ペッレ、大活躍でした。
スペインがなんとか同点ゴールを決めようと必死だったロスタイム、あれよあれよという間にササッとゴールを決めて、2点目(1点目はキエリーニ)!
これで、決まり~~

今回、イタリアはまったく期待されていなかったのですが、こういう時に限って活躍してしまうのがイタリアです♪
まったく、らしいな~と思います(笑)。
次は準々決勝でドイツと対戦です。
かなり厳しい試合になるでしょうが、この調子で頑張ってほしいものです。

私も半分イタリア人だな、と実感した瞬間でした♪


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by mayumi-roma | 2016-06-28 05:44 | 映画・音楽・本・イベント
貞子VS伽椰子♪



本日、6月18日、「貞子VS伽椰子」が公開されました~♪
「リング」の貞子と「呪怨」の伽椰子・・・
日本ホラー史上最恐の2つのキャラクターがぶつかる映画のラストは!?

この映画は、私の大学の同級生の会社が制作したものです。
私も、日本へ帰国したら、すぐに観に行こうと思っています。
皆さまも是非、足をお運び下さいね~♪

わたくし、意外とホラーって好きなのです。
怖いけど、見たい!
怖いもの見たさ~

「呪怨」はそれほどでもなかったけど、「リング」にはその昔ハマりました~
鈴木光司の著作は全部読んでいますし、TVドラマも映画も全部見ています。
アメリカ版もね・・(笑)
イタリアでも人気ありました~

私は、本から入っているのですが、「リング」を読んだ時の衝撃は忘れられません・・
しばらくは、夜、一人で起きていると、誰かがいるような気がして怖くてたまりませんでした。
だから、映画化やTVドラマ化された時には、どんな映像になるのか、どんな風にあの世界を表現するのか、また、どのようにアレンジするのか、とても興味がありました。

今回の「貞子VS伽椰子」は、そんな恐怖のキャラクターをぶつけ合うオリジナルのストーリー♪
ものすご~く怖いようですが、楽しみにしています♪


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by mayumi-roma | 2016-06-19 04:27 | 映画・音楽・本・イベント
EURO2016♪

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イタリア、勝ちました~♪
ホッとしました。

先週末から始まったEURO2016♪
ワールドカップと同じくらいイタリア人は熱中しています。

TV観戦をしていた夫のうるさかったこと!
叫びっぱなしでした。
対戦相手のベルギーの悪口から、審判の悪口、イタリア人選手がミスすると罵倒するし・・
どうしてイタリア人って、サッカーとなるとこんなに熱くなるのでしょうね・・

早い段階で得点していたけど、対戦相手のベルギーは強いチームなので安心できませんからね~
それでも、ロスタイムにまさかのもう1点を、イタリア、入れました!

最近のイタリアサッカーはパッとしませんが、頑張ってほしいなぁ・・
私はブッフォンが好き♪


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by mayumi-roma | 2016-06-14 06:08 | 映画・音楽・本・イベント
イタリア・カップ(コッパ・イタリア)決勝♪

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テヴェレ河沿いの道、ルンゴテヴェレが凄い混雑・・・

最近、すっかりサッカーから遠ざかっていた私は、今日(5月21日)の夜、ローマのオリンピック・スタジアムで、イタリア・カップの決勝戦があるなんてこと、すっかり忘れていました。
イタリア・カップなんて大した話題にもならないのに(私が思ってるだけ?)、ローマのチームが出るわけでもないのに、どうしてこんなに混んでるんだろうと思っていたら・・
ずっと先のオリンピックスタジアムへつながる橋と、その辺一帯が交通止めになっていて、そのせいで大混雑していたのでした~
でも、イタリア・カップとはいえ、決勝ですから、やはり人気の試合で、チケットもソールド・アウトだったようです。


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ユヴェントスVSミランです。

テレビで見ています~
そういえば、ミランには本田選手がいたんですね・・

勝ったチームは、UEFAヨーロッパリーグ(UEFAチャンピオンズリーグとは違います)への出場権を得るので、ミランにとっては大切な試合なのだとか・・
シーズンはまだ終わっていませんが、ユヴェントスは既にセリエAで優勝を決めていて、UEFAチャンピオンズリーグへの出場権を持っています。
でも、ミランは今季とても悪い成績だったので、国際選手権への参加はなし。
これに勝って、何が何でもヨーロッパリーグに参加したいのでしょう・・


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ゼロ・ゼロです・・

このままゼロ・ゼロがずう~っと続いて延長戦に入りました。

あ、たった今、ユヴェントスがゴール決めました。
たぶん、このままかな・・


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by mayumi-roma | 2016-05-22 06:11 | 映画・音楽・本・イベント
パープル・レイン・・・
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2016年になってから、次々にロックスターの訃報を聞くようになりました。
元ロック少女だったmayumi様としましては、その都度、ちょっと一言書きたかったのですが、バタバタしていた時期だったこともあって、なんとなく、そのままになってしまいました。

そして、今度はプリンスが!

わたくし、
プリンスはビジュアル的にまったく好みではなく、
また、音楽的にもまったく好みではなく、
さらに、ステージ上のパフォーマンスもまったく好みではなく・・・

何しろ過激!(その当時は)
衣装も、歌詞も、パフォーマンスも!
か・げ・き!
ただし、ギターは上手いと思っていましたけどね。

というわけで、プリンスは私にとってまったく興味のないミュージシャンだったのですが・・

時は、1984年、ロンドンでした。
懐かしい・・

「パープル・レイン」の登場♪
あれは、名曲ですね・・
素晴らしいです♪
こんなバラードを作れて歌えるんだから・・
と、プリンスを見直したわたくしでした。
映画も見に行きました♪

ものすごいファンというわけでもないのにブログ記事にするのは、「パープル・レイン」という楽曲が、ある時期の「私の時代」を象徴するような気がしたからです。
そして、彼が同い年ということもあります。
いくらなんでも、逝ってしまうには早過ぎます・・・
マイケル・ジャクソンの時もショックだったけど、同じくらいショックです。

パープル・レインがどんな曲だったのか知りたい方は、こちらをどうぞ♪
1985年のアメリカン・ミュージック・アワードの授賞式の様子です。
ゆえに、それほど普段の過激さは出ていません。
映像と音が良くないのがかなり残念ですが・・
プリンスは、You Tubeに自分の映像がアップされることを敵視していたので、彼が生きている間はほとんどアップされることはありませんでしたが、亡くなってからは、ファンが少しずつアップしているようです。





プリンス、あまりにも早過ぎる死でしたが、ご冥福をお祈りします。
青春の思い出をありがとう。


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by mayumi-roma | 2016-05-08 05:56 | 映画・音楽・本・イベント
面白すぎるミケランジェロ♪

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コロンナ広場のそばにある「ガレリア・アルベルト・ソルディ」に来ました。
こんな日がさしていますが、夕方の5時半です。

フォロ・ロマーノの記事はまだまだ書くことがありますが、続けると、私も皆さまも飽きると思いますので、また時々戻って書いていこうと思います。










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ガレリアの中にある本屋さん「Feltrinelli」(フェルトリネッリ)で、私が今、翻訳本を手がけているイタリア人著者の新作プロモーション講演会に行ってきたのです。
5月3日に発売されたばかりの本は、本日2日目にして重版になりました。
彼、イタリアでは物凄い売れ行きの本を書いているのです。











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今回の本は、今までとはまったく違ったタイプの本でミケランジロについて書いています。
スクリーンに映るのは、ミケランジェロの初めての作品と最後の作品です。
両方とも「ピエタ」です。
実に興味深い!
65年の時を経て制作した同じ主題の彫刻・・
まったく違います・・

私はミケランジェロはあまり好みではないのですが、それでも、天才であるがゆえに、その人生も、その作品も、実に興味深いです。
特に、イタリア人著者の手にかかると、嫌いだったミケランジェロまでが面白く感じるから不思議です。










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この安らかな顔が誰のものだか分かりますか?

絶対にこの角度から見ることはできない彫刻・・・
ヴァチカンのサン・ピエトロ寺院にある「ピエタ像」のキリストの顔です。
悲しみにくれる聖母マリアの腕に抱えられたキリストの顔は、こんな風に安らかな顔だったのです。


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by mayumi-roma | 2016-05-05 05:16 | 映画・音楽・本・イベント
行きたいなぁ~

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あ~あ、行きたいなぁ~
東京都美術館で開催されている「若冲(じゃくちゅう)展」♪

最近、再び脚光を浴びてブームになっている江戸時代中期の天才絵師、伊藤若冲。
ブームというのは、私はあまり好きではありません。
ブームが去ったあとに真価が出るという感じでしょうか。
でも、たぶん、もう真価は出ているような気もします。
一過性のブームではなさそうな気がします。

若冲・・
悲しいかな、私は日本美術に疎いのであまりよく知らないのですが、それでも、彼の残した作品には魅せられてしまいます。



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83年ぶりに発見された「孔雀鳳凰図」(岡田美術館蔵)♪



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大胆かつ繊細・・
美しい・・


今朝、4月24日に放送されたNHKスペシャル「若冲 天才絵師の謎に迫る」という番組を見たのですが、とってもよかったです。
この白い孔雀の絵も、肉眼では見えない部分まで緻密に描いてあって、その技法は謎だったのですが、番組では、最新の科学技術を使って謎を解き明かそうとしている研究者たちの姿を映していました。

筆の跡にはいっさいのためらいがなく、下絵もなく、ただ一つの間違いもなく、完璧に描かれているそうで・・
しかも、輪郭線を引かずに描いてあるとか・・
すごいですね・・
驚嘆の一言です。

しかし、番組の中で私が一番感動したのは、華麗な彩色画ではなく、水墨画でした。
ひねくれmyumiではありません(笑)。
ものすごい世界観を感じたからです。



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大阪の西福寺の襖(ふすま)には、若冲(じゃくちゅう)の色鮮やかな「仙人掌群鶏図」があります。
鶏を描くのが上手だった若冲です。


このお寺の襖絵の解説を、な、な、なんと!ローマの日本人美容室「ヤンクス」のユキさんのお父上がされていました。
ユキさんのお父上、日本近世美術の専門家で、同志社大学の教授なのです。



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「仙人掌群鶏図」の裏側。

襖(ふすま)の裏に、若冲(じゃくちゅう)は水墨で静かなモノクロの世界を描いたのでした。
「蓮池(はすいけ)図」です。

襖(ふすま)の表と裏でまったく世界が変わる・・・
なんという奥深さでしょう・・・

華麗な彩色画と地味な水墨画を同じ襖の表と裏に描くという例はけっこう多いらしいのです。
襖というのは部屋を仕切る建具ですから、当然ながら、表と裏はそれぞれ違う部屋になります。

仏教に蓮(はす)はつきものです。
象徴的な意味合いがたくさんあります。
泥水の中から生まれて清純な美しい花を咲かせる姿が、仏の智慧や慈悲の象徴とされていたり、
阿弥陀如来像の台座は蓮華をかたどった蓮華座だったり、
厨子の扉の内側に蓮華の彫刻を施してあったり。

死後、極楽浄土の世界で蓮の花の上に生まれ変わって身を託すという思想もあって、「一蓮托生」という言葉の語源になっています。


しかし、ここに描かれた蓮は、虫に食われて朽ちていく姿です。
仏教的な美しい意味合いはそこに見い出せません(と、少なくとも、私はそう思いました)。
無常を感じさせるような世界です。


実は、この水墨画が描かれたのは、天明の大火(京都の歴史上最大の火災で、当時の市街地のほとんどが焼けてしまった)のあとでした。

ユキさんのお父上、狩野教授の語るところによると、この水墨画を2011年の東日本大震災のあとで見たら、それまでは見えてなかった別のもの〈心理的にということ)が見えてきたそうです。
それは・・



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蓮池図、部分。

一番左側に、小さな小さな蓮の花のつぼみが出ているのがお分かりになりますか?
これが意味するところはなんでしょう!?
再生、光、希望、未来、なんでもいいですけど、少なくとも画面を支配する「死」のイメージではありません。
感動しました!
こんな小ちゃなハスの花のつぼみを、こんなに大きく感じたことはありません!

狩野教授は、「大げさかもしれないけど、若冲は宇宙的視野を持った絵師だった」と言います。


あ~あ、若冲(じゃくちゅう)展、行きたいな~
ちなみに、この襖は展示されていませんよ~、念のため。


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by mayumi-roma | 2016-04-27 05:09 | 映画・音楽・本・イベント
  

ローマ在住32年♪永遠の都からお伝えする私(上野真弓)の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・
by mayumi-roma
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