「後藤寿庵」の特別番組♪ 見てね♪

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後藤寿庵顕彰会提供の岩手県カトリック水沢教会にある後藤寿案の彫像♪

今日は、私がほんの少しだけお手伝いさせて頂いたテレビ番組のお知らせをしたいと思います。
とても興味深い番組なので、皆さまに是非見て頂きたいのです。

日本にキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエル。
その後、キリスト教が禁止されてからも、日本には多くの隠れキリシタンが存在したことがよく知られています。

私の実家のある大分県も、そもそもザビエル到来の地でありましたし、キリシタン大名、大友宗麟の治めていた国でしたから、禁教となったあとも、隠れキリシタンは多く存在していました。
長崎だけではないのです。

そして、実は、東北地方にも多くの隠れキリシタンが存在していたのです。
後藤寿庵は、奥州(現在の岩手県)に、400年ほど前、戦国時代末期から江戸時代初期に実在したキリシタンの武士です。
伊達政宗の家臣として奥州胆沢見分村(現在の水沢区福原)の領主となり、胆沢平野(岩手県奥州市)に灌漑水路を築き、荒れ地を肥沃な土地に変え、現在の奥州市発展の礎(いしずえ)となる水田地帯の開拓の祖として語り継がれている、岩手県民にはある種の英雄です。
しかし、キリシタン弾圧後の寿庵の足取りはほとんど残っていません。
その多くは謎に包まれたままなのです。

最近になって、当時のイエズス会の宣教師の書簡が翻訳され、寿庵が、伊達政宗が欧州へ派遣した「慶長遣欧使節」の実質的な責任者であったことが分かってきました。
また、大坂冬の陣・夏の陣では、伊達政宗の配下で鉄砲隊長を務めており、その際には、豊臣側で闘っていた多くのキリシタン武将の子どもたちを仙台へ逃してもいます。
その時の一人、明石掃部の末裔は国連事務次長を務めた明石康さんだそうです。




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元和7年にパウルス5世に送った寿庵の「奉答文」(ヴァティカン図書館所蔵)

寿庵は熱心なキリシタン領主であったため、教会を建て、領民たちと信仰を深めていきました。
元和7年(1621年)、奥羽信徒17名の筆頭としてローマ教皇パウルス5世へ奉答書を送っています。
奉答書というのは、ヴァティカンのサン・ピエトロ大聖堂の完成を祝して教皇が全世界の信者へ発した贖罪の勅書に対する信者からの感謝の手紙のことです。
この奉答書は、今でもヴァチカン図書館に保存されています。

後藤寿庵顕彰会は、後藤寿庵の功績や偉業を讃え広く顕彰し、その精神の継承発展を図ることを目的として設立されたものです。
上記の写真も、2016年のヴァティカン訪問の際に撮ってきたものです。
そして、今回、多くの方に後藤寿庵を知って頂くために、テレビ番組を制作しました。

隠れていた歴史を公にすることは大変意義のあることだと思います。
また、実に興味深い内容でもあります。
全国放送もありますので、岩手県民さまだけでなく、日本全国の皆さまも、是非ご覧くださいね♪

「慈しみの大地ー生きている寿庵の魂ー」

11月22日(水) IBC岩手放送 21:00~21:54 
11月26日(日) BS-TBS   10:00~10:54 

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by mayumi-roma | 2017-11-21 19:19 | 日本2017年秋・冬

ローマ在住33年♪永遠の都からお伝えする私(上野真弓)の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・


by mayumi-roma