ミラノのカラヴァッジョ展、ローマから貸し出した作品♪


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ミラノのパラッツォ・レアーレで、9月29日よりカラヴァッジョ展が始まりました♪
来年の1月28日まで開催されています。

イタリア国内および海外からカラヴァッジョの作品が20点も集められたそうで、大変な混雑で、事前予約はもういっぱいいっぱいの状況なのだとか・・

カラヴァッジョは、日本では誰もが知っている画家ではありませんが、こちらでのカラヴァッジョ人気は、たぶん、ルネッサンスの巨匠たち(レオナルドやミケランジェロ、ラッファエッロ)と同等、いや、それ以上かもしれません。

特に、今回の展覧会では、カラヴァッジョの絵画作品が、X線照射で判明した絵の軌跡(描き直した跡など)と対比されていて、非常に興味深いものとなっています。

カラヴァッジョの作品、どのようなものが展示されているのか調べてみたのですが、完全にリストアップされていなかったので、分かる範囲でまとめてみました。

・トカゲに噛まれた少年(これ、大好き!何度でも見たい!)
・悔悛するマグダラのマリア(これも大好き!ローマでのお気に入り。)
・エジプトへの逃避途上の休息(これも大好き!ローマでのお気に入り。)
・フォロフェルネスの首を斬るユディット(先日、見たばかり、あまり好きではない)
・マグダラのマリアの回心(デトロイト美術館から来てる~、これ見たい!)
・女占い師(これも好き!ローマでのお気に入り。)
・砂漠の洗礼者聖ヨハネ(カンサスシティから、ちょっと見たい!)
・聖家族と幼い聖ヨハネ(ニューヨークから、どちらかというと、どうでもいい)
・瞑想の聖フランチェスコ(この間行ったら、すでに貸し出されていた、どうでもいい)
・聖フランチェスコの法悦(ハートフォードから、どうでもいい)
・洗礼者聖ヨハネ(これは好き!ローマでのお気に入り。)
・イサクの犠牲(まぁ、好きなほうか・・)
・聖女ウルスラの殉教(大好き!感動的!何度でも見たい!)
・聖ヒエロニムス(バルセロナから、見たい!)
・サロメと聖ヨハネの首(ロンドンから、あまり好きではないけど、忘れたのでまた見たい!)
・マルタ騎士団団員の肖像画(忘れたので、また見たい!)
・キリストのむち打ち(大傑作!大好き!感動的!何度でも見たい!)
・ロレートの聖母(なんですって~!よく貸し出したわね~)

何度調べても、あと2点が何の絵なのか分からず。
公式サイトも不親切で、ほんの一部の絵の名前しか出していませんでした。

ローマからは7点、貸し出されていました。
まぁ、ローマにはたくさんのカラヴァッジョ作品がありますから、ビクともしないのですが、カラヴァッジョの絵を見にローマに来る方々ががっくりしそう・・





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特に、こちら、サンタゴスティーノ聖堂の「ロレートの聖母」です。
ここにはラファエッロの素晴らしいフレスコ画「預言者イザヤ」もありますが、ロレートの聖母がないなんて・・
訪れた人はガッカリするでしょうね・・
しかも、来年1月28日までという長丁場!





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ドーリア・パンフィーリ美術館からも「悔悛のマグダラのマリア」が貸し出されています。
それだけではありません!






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同じく、ドーリア・パンフィーリ美術館から、「エジプトへの逃避途上の休息」も貸し出されています。
まったく~~~!!
当分は、この美術館には行けないわ。
まぁ、ベラスケスの名作があるから行く価値はあるけど、カラヴァッジョ2点が見れないのは大きいですね。
もう1点、カラヴァッジョの「洗礼者聖ヨハネ」がありますけど、カピトリーノ美術館にあるのと同じ作品ですからね・・





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カピトリーノ美術館からは、初期の名作「女占い師」が貸し出されています。






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バルベリーニ宮殿古典絵画館からは、「聖フランチェスコの瞑想」と~






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「フォロフェルネスの首を斬るユディット」が貸し出されています~
こちらは、会期終了までではなく、12月10日までの貸し出しなのだとか・・
先日、こちらの美術館に行った時、「聖フランチェスコの瞑想」はすでにミラノに行っていましたが(写真はその前に行った時のもの)、こちらの絵はあったので、限定期間だけの貸し出しのようです。






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コルシーニ宮殿からは、「洗礼者聖ヨハネ」の絵が貸し出されています。
このヨハネ、好きなんです~
青春の憂鬱を感じさせるから。
ま、神に仕える聖人ですから、青春の憂鬱など感じることもなかったのでしょうけど~


そして、ナポリからは2点貸し出されていますが、どちらも、私に言わせると傑作中の傑作!


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「聖女ウルスラの殉教」♪
こちらは、11月27日までの貸し出しだそうです。
この絵は、カラヴァッジョ最後の作品、彼の内なる感情があふれる名作です。
10月25日発売の「カラヴァッジョの秘密」に実に興味深い解説が書かれていますので、皆さま、是非読んで下さいね♪

実は、今週末、日本から来るお友だちとナポリに行くのですが、この絵は見れないってことですね。

もともと、私たちは、「ナポリを見て死ね」のナポリを見ることがメインで、カラヴァッジョの絵は、ピオ・モンテ・ミゼリコルディア礼拝堂の「慈悲の七つの行い」だけ、そして、芸術関係は他に、彫刻ヴェールのキリストしか見るつもりはなかったのですが、この絵は町のど真ん中にあるので、時間が余ったら寄ろうかと思っていました。
わざわざナポリまでカラヴァッジョを見に行こうと考えていた人にとってはガッカリですよね。





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カポディモンテ美術館の「キリストのむち打ち」も見ることができないのですから~
これは、心打つ名作。
非常に精神性の高いカラヴァッジョの大傑作だと思います。
私が、心の底から感銘を受けた絵です。

ローマやナポリに行かれる方は、これらの作品が会期中は見れないということを頭に入れておいてくださいね。
もしミラノにも立ち寄る予定があるなら、レオナルドの「最後の晩餐」とともに、カラヴァッジョ展を見るのもいいかもしれませんね♪
 
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2017年10月30日(月)、18:30~20:00(18:00開場)のイタリア文化会館アニェッリホールでの無料講演会(私が逐次通訳)、コスタンティーノ・ドラッツィオ講演会「カラヴァッジョの秘密」の申し込みはこちらから~←ここをクリックすると、イタリア文化会館東京のご予約受付ページに飛べます♪ 

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私の翻訳本第一弾、「レオナルド・ダ・ヴィンチの秘密 天才の挫折と輝き」(河出書房新社)も、あわせてよろしく♪

これまでにないタイプの画期的な本で、レオナルドの人生とその作品のすべてが物語風に分かりやすく綴られています。



by mayumi-roma | 2017-10-11 06:03 | ローマの美術散歩

ローマ在住33年♪永遠の都からお伝えする私(上野真弓)の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・


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