第45代アメリカ合衆国大統領。

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ローマのアメリカ大使館。

米大統領選の結果。
世界は右往左往の大騒ぎですね。
たいていの論調は、誰も予想していなかった結果というけれど、本当にそうかな~!?

そもそも、EU離脱をめぐってイギリスで国民投票が行われた6月。
あの結果は実に衝撃的でしたが、ああいうことが実際に起こったという時点で、トランプが大統領になることは、「まさか」ではなくなっていたと思います。

9月に、私は、日本からローマへ戻る際、成田の日航ホテルに前泊したのですが、その夜、ロビーで、私を含めた日本人数人とアメリカ人ビジネスマン数人が話をする羽目になってしまって、なんと夜中の1時まで話し込んでしまったのです。
最初は何気ない会話だったのですが、だんだん米大統領選の話になって、私たちは「どちらを支持するか」という質問までしてしまったのでした。
驚いたことに(その時は本当に驚きました)、国際的なビジネスマンの彼らは、「どちらも史上最悪の候補者だが、どちらがマシかと言うなら、トランプだ」と言ったのでした。
理由も色々聞きましたが、それなりの知性もあって世界を股にかけて活躍している彼らが「どちらか選ぶならばトランプ」と言ったことは、非常に印象的でした。
その時から、私は、トランプが勝つかもしれないと思っていました。

人間はなるべく信じたくないことを回避する傾向があるので、「まさかトランプが大統領になるわけがない」という大前提を崩さず、あくまでクリントンが僅差で優勢という報道を続け、それは、まさに、あの、イギリスの国民投票の時と同じ構図だったように思います。

もちろん、私だって、トランプが米大統領だなんてあり得ないと思います。
でも、これは現実!
あのトランプが、歴史の教科書に第45代アメリカ合衆国大統領として永遠に残るかと思うと、否定的な意味で感慨深くなります。

トランプを選ぶアメリカは実にアメリカらしいとも言えるし、クリントンを選ばないアメリカも意外ではない。
もちろん、この現実を作り上げたのは、既存の政治に疲れ果てて絶望している民衆の不満でしょうけど・・。
でも、必ず、黒幕はいます。
彼が大統領になって得する誰かは、必ずいます。

さぁ、これから、世界はどこに向かっていくのでしょう!?


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by mayumi-roma | 2016-11-10 07:07 | ひとりごと、考えること

上野真弓、ローマ在住の翻訳家&文筆家&ツーリズム別府大使。日々の暮らしや芸術探訪、旅の記録。最新刊は訳書『ミケランジェロの焔』、著書に『教養としてのローマ史入門』、訳書『ラファエッロの秘密』など。お仕事のご依頼はoffice.uenomayumi@gmail.comへ。


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