パンテオンみたいな教会♪


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可愛い♪
私は円形の教会が大好きなのです。

こちらは、サン・ベルナルド・アッレ・テルメ聖堂♪
テルメは浴場という意味で、このあたり一帯は、ディオクレティアヌス帝の浴場の跡だったのです。
この教会は、その浴場内のボール遊びをする施設があった場所に、1598年に建てられたものです。






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内部♪
直径22メートルの円形です。
訪れる人は誰もいません。
予想に反して、内部はとても明るかったのでした♪
壁がん(彫刻などを置く壁のへこみ)には8体の聖人彫刻がありますが、これらは、1600年前後にマニエリスム(ルネッサンスの後)のスタイルで、カミッロ・マリアーニが制作したものです。






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天井を見上げると、パンテオンそっくり♪
ただし、大きな穴は開いていませんけど。
でも、ここから明るい光が入るのですね。






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ランタンの一番奥には、精霊の象徴、ハトが描かれています。






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この聖堂には、ドイツ、ナザレ派の画家、ヨハン・フリードリッヒ・オーファーベックが眠っています。
ナザレ派と聞いても、よほど西洋美術がお好きでない限り、ご存じないかもしれません。

1809年、ウィーンで、オーファーベックを中心とする美術アカデミーの学生たちが始めた芸術運動で、アカデミーの決まり切った美術教育を否定し、キリスト教美術の精神性を取り戻そうと、ラファエッロ以前、つまり、中世末期からルネッサンス初期にかけての芸術家にインスピレーションを求めたものです。

1810年、オーファーベックは仲間と一緒にローマに来て、1813年にローマカトリックに改宗、そして、1869年で亡くなるまでの59年間、ローマの地で創作活動をしたのでした。
作品のほとんどは宗教的主題で、中世フレスコ画の復興にも取り組みました。
非常に質素な、まるで修道士のような生活をしていたと言われています。

1830年までにオーファーベック以外の画家はドイツに帰国したそうです。
オーファーベックは、よほどストイックな人だったんでしょうね・・


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by mayumi-roma | 2016-11-02 06:31 | ローマの美術散歩

ローマ在住33年♪永遠の都からお伝えする私(上野真弓)の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・


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