カラヴァッジョの真作か!?
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カラヴァッジョの真筆か!?

現在、日本でカラヴァッジョ展を開催していることから、珍しく日本でも大きく報道されたようですが、約2年前にフランス南西部のトゥールーズ近郊にある住宅の屋根裏から見つかった絵です。
鑑定を行っていた専門家が12日、記者会見し、イタリア・バロック時代の画家カラヴァッジョの作品、「ホロフェルネスの首を斬るユディト」である可能性が高いことを発表しました。

この作品には、旧約聖書に登場する美しい未亡人ユディトがアッシリアの将軍ホロフェルネスの首を切断する様子が描かれています。

どういうお話なのでしょう・・

アッシリアがユダヤの国のベトリアという町を包囲した時に、水源をたたれて窮地に陥った町の指導者は降伏を決意しますが、ユディトは指導者と民を励まして神への信頼を訴えます。

ユディトの作戦は、自身が美しく着飾ってホロフェルネスのもとに赴くというものでした。
エルサレム進軍の道案内を申し出た美しいユディトをホロフェルネスは喜んで迎えてから4日目に、ホロフェルネスは酒宴にユディトを呼び出しました。
泥酔したホロフェルネス・・
天幕の下に眠るホロフェルネスと二人だけで残されたユディトは、彼の短剣をとって彼の首を切り落としたのでした。

ユディトは侍女と共に、首を携えてベトリアの町へ戻り、やがて将軍殺害はアッシリア軍に激しい動揺を引き起こし、ユダヤの国は、この機会を逃さずに出撃して、敗走するアッシリア軍を打ち破ったのでした。

ああ、恐ろしい・・
若い女性がこんな風にいとも簡単に屈強な男性の首を斬るなんて、とても無理だと思いますが、こういうお話です。

さて、専門家によりますと、この絵は保存状態がよく、1億2000万ユーロ(日本円でおよそ150億円)に上る価値があるということですが、別の専門家からは、カラヴァッジョの弟子が描いたのではないか、あるいは作品を模倣したものではないかといった見方も出ていて、フランス当局は、国外への持ち出しを禁止して詳しい鑑定を進めており、注目が集まっています










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こちらは、ローマの国立バルベリーニ美術館にある正真正銘のカラヴァッジョの「ホロフェルネスの首を斬るユディト」です。
私が撮った写真なので、今一つかもしれません・・

私は専門家ではありませんし、フランスのほうの実物を見たわけではありませんが、比べると「明らかに違うでしょう!?」ということくらいは分かります。
フランスの作品だけを見ていると、カラヴァッジョかもしれないと思っても、こちらの作品に比べてみるとボロが出て来るみたいな・・
フランスのほうの1枚目の写真を見ると、ユディットの描き方だけはそう悪くなく、カラヴァッジョっぽく感じますが、さきほど写真をズームにして見てみたら、やっぱりちょっと違うな・・と思いました。

レオナルド・ダ・ヴィンチもそうですが、有名な画家については、いつも、どこからか、「真作発見!」というニュースが飛び込んできます。
絵が真作なら得をする人も必ず存在しますし、美術の世界で何か一発大きな花火を打ち上げようと野心に燃える専門家が多いのも事実です。










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こちらの写真は、FBからお借りしました。
「ユディット」が2枚存在していたことは、当時の古文書が伝えていますが、こうして比べてみると、根本的に違うのが分かるでしょう!?


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by mayumi-roma | 2016-04-15 05:28 | ローマの美術散歩

ローマ在住32年♪永遠の都からお伝えする私(上野真弓)の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・
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