ベルニーニとカラヴァッジョ@サンタ・マリア・デル・ポポロ聖堂♪

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いつも前を通っているポポロ広場のサンタ・マリア・デル・ポポロ聖堂♪
常日頃から、この中のカラヴァッジョの絵やベルニーニの彫刻を見て、すっかり慣れ親しんでいる私ですが、これって、すごい贅沢なことなんですね。
人生で一度きりしか、この絵を見ることができない人も多いと思うのに・・
でも、一期一会と思うと、しっかり脳裏に焼き付くと思うので、かえってそのほうがいいのかもしれません。











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聖堂の中に入ると、すぐ左側にお土産コーナーがあります~










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キージ家礼拝堂♪
私のお気に入り~

16世紀、ルネッサンス時代に、シエナの銀行家、アゴスティーノ・キージが、お気に入りの芸術家ラファエッロに依頼して作らせたキージ家の礼拝堂♪
礼拝堂自体が傑作♪
祭壇画は、うっとりするほど美しいセバスチャーノ・デル・ピオンボの「聖母の誕生」です。

そして、17世紀、バロック時代に入ると、キージ家出身の教皇アレッサンドロ7世が枢機卿の時代にベルニーニに修復を依頼し、ピラミッドの碑と彫刻を作らせます。
これが、イルミナティと対決するダン・ブラウンの小説「天使と悪魔」の舞台になったわけですね。

右側にベルニーニ作の「ハバククと天使」が見えますが、ストーリーを知っていると、作品を見る際にもっと面白いと思います。










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「ハバククと天使」♪

神の命を受けた天使が預言者ハバククの髪をつまんで、洞窟に閉じ込められた預言者ダニエルを救うために、空へ飛び立とうとしているところを描いたものです。
ちなみに、同じくベルニーニ作の「ダニエルとライオン」の像は、この彫刻の斜め前にあります。
つまり、礼拝堂に入ってすぐの左側です。










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そして、有名なチェラージ礼拝堂がこちら♪
あの偉大なるカラヴァッジョの絵が2つもかかっているのです。
さすがに、こればかりは、展覧会に貸し出されることはないでしょう。
左が「聖ペテロの磔刑」、右が「聖パオロの改心」です。
中央の祭壇画は、こちらも有名なアンニバレ・カラッチの「聖母の被昇天」です。











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「聖ペテロの磔刑」♪

聖ペテロは、ネロ帝の時代に処刑されました。
イエスと同じように十字架にかかるのは恐れ多いと、逆さ十字にされることを自ら望みました。
カラヴァッジョは、労働者の汚れた足の裏をリアルに描き、また、聖者の聖性を排除して同じような労働者風に表現していますが、当時において、この斬新さは目を見張るものがあります。
ですが、教会側は、当然ながらよく受け取らなかったようです。












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「聖パオロの回心」♪

聖パオロは、もともとキリスト教徒を迫害する立場にありました。
聖ステファノが殉教した際にも、迫害する側にいて、石を投げる一人でした。
ところが、キリスト教弾圧のためにダマスクスへ向かう道中に、突然天からの光に照らされキリストの声を聞くのです。
その劇的な一瞬を表現したものです。

聖書によると、「サウロ、サウロ(サウロはユダヤ教徒時代の名称)、なぜ、わたしを迫害するのか」というキリストの声を聞き、目が見えなくなったサウロのために、神のお告げによってアナニアというキリスト教徒が祈ると、サウロの目から鱗のようなものが落ちて、目が見えるようになって、それから、キリスト教徒になったのでした。

絵の中では、突然天からの強い光に打たれて、馬から投げ出されて地面に倒れたパオロが、光のような声を、無意識のうちに両手を広げて受け止めているようです。

本当に素晴らしい作品ですね♪

簡単に書こうと思っていたら、またしてもついつい長くなってしまいました・・
疲れた・・


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by mayumi-roma | 2016-03-23 07:39 | ローマの美術散歩

ローマ在住33年♪永遠の都からお伝えする私(上野真弓)の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・


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