カラヴァッジョ展@国立西洋美術館♪
c0206352_04608.jpg

3月1日、東京上野の国立西洋美術館で「カラヴァッジョ展」が開幕しました♪

この展覧会の実現には、私の大学の後輩も大きく関わっておりまして、また、展覧会にちなんで日本の著名なカラヴァッジョ研究家である友人知人が講演会をすることもあって、この時期、日本にいれないのは本当に残念です。
私自身は、展示されている作品のほとんどを現地で見ているのですが・・
実は、今回の東京でのカラヴァッジョ展には、大目玉があるのです♪

写真は、3月3日付けのイタリアの新聞ラ・レプブリカ紙の紙面。
書かれていることは、東京の展覧会の大目玉について。
作品解説がなかなか面白い!

さて、今回の大目玉とは・・
2014年10月にイタリアのカラヴァッジョ研究家ミーナ・グレゴーリ氏がカラヴァッジョの真作と鑑定した個人所蔵(オランダ人)の作品で、世界初公開の「法悦のマグダラのマリア」(右の紙面の左下)なのです。

新聞では、カラヴァッジョの真作の世界初公開が、ローマではなく東京だということをしきりに残念がっています。
気持ちは分かります。
カラヴァッジョとローマとの結びつきはかなり深いものですから。
それに、個人の所有する作品なので、持ち主の意向もあって、これから先、再びどこかで公開されるという保証はありません。

私も、見たい~~♪
マグダラのマリアは、私の一番好きな聖女ですし~♪

さて、この絵は、一般公開されたことがなく、様々な専門家による調査も受けていないことから、まだまだ論議の余地はありそうですが、ほぼ間違いないという見方がされています。

素晴らしい絵画を多く残しているカラヴァッジョですが、絵と画家の性質が必ずしも比例するわけではないという典型的な例で、彼は性格破綻者です。
ローマで殺人を犯し、死刑判決を受けてナポリに逃亡し、マルタ島やシチリアを転々としますが、再びナポリに戻り、ローマ教皇パオロ5世から恩赦を受けようと、彼のパトロンだった教皇の甥、シピオーネ・ボルゲーゼ枢機卿に渡すために描いた3点の絵(2点の洗礼者聖ヨハネと1点のマグダラのマリア)とともに、ナポリからローマとトスカーナの境にあるポルト・エルコレに船で渡ります。
でも、そこで死んでしまうわけです。
3点の絵はナポリに舞い戻り、彼の庇護者でもあった侯爵夫人コスタンツァ・コロンナに委託され、枢機卿に渡すという使命を受けます。
そのうちの1点「洗礼者聖ヨハネ」は枢機卿に届きますが、もう1点は行方不明。
そして、「マグダラのマリア」はフランドル派の画家たちに模写され、全部で8点、様々な場所に散らばることになったのでした。
クラインのマグダラのマリアと呼ばれる絵がオリジナルだろうとされてきましたが、この絵の出現でその仮説はくつがえされたのでした。

カラヴァッジョの絵が一堂に集まり、世界初公開の「法悦のマグダラのマリア」も見れる東京の国立西洋美術館の「カラヴァッジョ展」、日本にいらっしゃる皆さまは、是非ご覧くださいね♪

カラヴァッジョ展
国立西洋美術館にて6月12日まで。
開館時間:9時半から17時半まで
     ただし、金曜日は20時まで
     月曜日は休館(ただし3月21日、3月28日、5月2日は開館)
     3月22日の火曜日も休館になります。


2つのブログランキングに参加しています。
1日1クリックがランキングに反映する仕組みです。
2つともクリックしてもらえると、嬉しいな♪
応援してね♪

にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
ありがとうございました♪
by mayumi-roma | 2016-03-06 07:09 | 映画・音楽・本・イベント

ローマ在住32年♪永遠の都からお伝えする私(上野真弓)の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・
by mayumi-roma
プロフィールを見る
ブログジャンル
海外生活
50代
ブログパーツ
  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。
最新の記事
簡単ピザランチ@おウチ♪
at 2017-04-28 05:00
耐震工事開始!
at 2017-04-27 06:15
今日のおやつ♪
at 2017-04-26 05:58
サンタ・マリア・ソプラ・ミネ..
at 2017-04-25 03:39
お買いもの♪
at 2017-04-24 00:11
ネットが相変わらず・・・
at 2017-04-22 22:31
イライラの日々。
at 2017-04-21 19:47