こんなところに・・サン・ヴィターレ聖堂♪
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サン・ヴィターレ・エ・コンパーニ・マルティーリ・イン・フォーヴェア聖堂 (S.Vitale e Compagni martiri in Fovea) です♪

ナツィオナーレ通りにありますが、一段低くなっています。
この通りはイタリア統一後の19世紀に作られたものなので、当時の地盤より高くなってしまって、聖堂が元の地盤、今の地盤より下に位置することになったのです。
通りから繋がる階段が写真に入っていないので、少し分かりにくいかもしれませんけど、こんなところに・・という感じなのです。

とてもとても古い聖堂で、4世紀に建立されたものです。
もともとは、ミラノ出身の聖ジェルヴァージオと聖プロタージオに捧げるためのものでした。
この二人は聖ヴィタリス(サン・ヴィターレ)の息子でした。
そして、のちに、聖堂は聖ヴィタリス(サン・ヴィターレ)と呼ばれるようになったのです。

古い聖堂ですので、当然ながら何度も修復されています。
紀元402年にはインノケンティウス1世、795年にはレオ3世、そして、1475年にはシクストゥス4世と1595年のクレメンス8世が全面改修工事をして、聖堂を小さくしてしまいました。
3廊式を1廊式に変えたのです。
そして、地盤が低い位置になってしまったので、1859年にピウス9世が階段を作ります。











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一廊式というのが、どういうことか分かるでしょう?
このように、1つしか身廊がないということです、
3廊式の場合は、このメインの左右に側廊があるわけです。
サン・ピエトロ寺院クラスになると、5廊式になりますけど~

身廊には、タルクイニオ・リグストリによって殉教図サイクルが描かれています。

床と木の天井は、1934年に改修されたものなので、かなり新しいものとなっています。













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主祭壇の奥陣には、アンドレア・コンモディによる「十字架の道」が描かれています。













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内陣の左にあるアゴスティーノ・チャンペッリによる「聖ヴィタリスの拷問」♪











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内陣の右側の「聖ヴィタリスの殉教」♪
こちらもアゴスティーノ・チャンペッリによるものです。

この聖堂は1598年からイエズス会の管轄にありますので、これらの殉教シーンはイエズス会が描かせたものですが、これ以前の殉教図に比べると、残虐性が薄くなっています。
画家たちは、マニエリスムの画家たちです。
ルネッサンスのあとの時代、カラヴァッジョが登場する前夜です。













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ちなみに、これがイエズス会のシンボルになります。
もし聖堂に「IHS」とあったら、それはイエズス会のことですので、覚えておいてくださいね♪


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by mayumi-roma | 2015-12-03 07:19 | ローマの美術散歩

ローマ在住32年♪永遠の都からお伝えする私(上野真弓)の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・
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