ミラノの貴婦人の絵♪

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ベッレ・フェロニエレ(ミラノの貴婦人の肖像)♪

これは、夏にヴィンチ村に行った時に、サンタ・クローチェ教会で行われていた「不可能な展覧会」で展示されていたデジタル制作で再現されたレオナルド・ダ・ヴィンチの絵を写真で撮ったものです。

レオナルドの絵であるかどうかの帰属問題はまだ残っていますが、一応、真作とされています。
モデルが誰なのかもいまだにはっきりと決着はついていませんが、ミラノ公ルドヴィーコ・スフォルツァの愛妾ルクレツィア・クリヴェッリだとされています。
衣装は当時のミラノで流行っていたスペイン風のお洋服、額にはこれまた当時流行のフェロニエレ(金物細工のアクセサリー)が!
ミラノ公妃ベアトリーチェ・デステがモデルではないかとも言われていましたが、私の直感としては、違うと思います。

単なる肖像画だと思わないでくださいね。
これは、当時としては、革命的な絵だったのですから。
身体は横向きで顔はほぼ正面を向いています。
けれども、その視線はまた別の方向に向かっています。
しかも、その目は、絵を見る私たちのうしろを見つめていることが分かります。
つまり、いやおうなしに、私たちは絵の中に巻き込まれているのです。

画期的なポーズ。
ありのままのリアルな姿。
身体や目の動きで絵の中に空間(奥行)を生み出し、さらに、内面描写もしているわけです。
さらに画期的なのは、絵の中に手すりを描いて、もう一つ向こうの世界に彼女を置いているところ!
こんな絵を描く画家は誰もいなかった時代だったのです。

解剖に明け暮れたレオナルドでしたが、その成果はちゃんと絵に現われています。


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by mayumi-roma | 2015-11-16 06:44 | ローマの美術散歩

ローマ在住33年♪永遠の都からお伝えする私(上野真弓)の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・


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