カラヴァッジョ@コルシーニ宮殿♪
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トラステヴェレのコルシーニ宮殿美術館の入り口~
ラファエロのフレスコ画で有名なファルネジーナ荘の真ん前にあります。
ファルネジーナ荘の過去記事はこちら~①と、こちら~②

ここにはカラヴァッジョの作品が一つあります。
久しぶりに見たいなと思ってやってきました~
本日11月1日は、毎月第一日曜日の美術館無料デイに当たったので、見学料は無料でした。
中は、外側からは想像できないほどの壮大さ♪












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どれが誰の作品で何というタイトルなのかは書かれていないので、あらかじめどんな作品があるかを把握しておくか、各展示室にある説明書を読むか、あるいは、入場の際に配られる見どころを記したパンフレットで確認していくことをお勧めします。
日本ではあまり知られていなくても、イタリアの美術史的には優れた作品が多くあります。
そのすべてをここにアップすることは不可能なので、ほんの少しだけ、ご紹介します。

残念だったのは、カラヴァッジョ派の有名な画家、オラッツィオ・ジェンティレスキの「聖母子」がなかったこと!
ミラノの万博に貸し出されたそうで・・
その万博も今日で閉幕しましたけど。
余談ですが、一番人気は日本館で、6~7時間待ちだったんですよ~
並ぶことのできないイタリア人、よく並びましたね(笑)。












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入ってすぐの部屋には、ベアト・アンジェリコのトリプティック、つまり3連の祭壇画があります。
これが、小さいけど本当に素晴らしいのです。
キリストや聖人をはじめとする人物像の表情が人間的に生き生きと描かれているのに、繊細で優美さと甘さを醸し出しています・・












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天使フェチの私は、どうしても絵の中央部分の天使に目が向いてしまいます。
この透明感は何なのでしょう!
宗教画だけど、宗教画を超えています・・
素晴らしい♪












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バロック時代の巨匠の一人、ランフランコのこの絵にも惹かれます。
「牢屋で聖アガタの治療をする聖ペテロ」♪












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アンソニー・ヴァン・ダイクの「わらの聖母」♪
イギリスで成功を収めた画家で、肖像画が有名ですが、こういう優し気な聖母子の絵にも深い味わいを感じます。
ルーベンスの弟子でしたが、私はルーベンスよりヴァン・ダイクのほうが好きです。











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グイド・レーニの「洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ」♪
この絵にはおどろおどろしさを感じません。
サロメの顔もどこか冷めたようで淡々としていますし、ヨハネの表情も穏やかです。
本当に残酷なお話ではありますが・・












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ここは、スウェーデンのクリスティーナ女王が亡くなったお部屋です。

コルシーニ宮殿は、もともとは、ルネッサンス時代の16世紀初頭にリアーリオ枢機卿の宮殿として建てらましたが、その後、17世紀のバロック時代にスウェーデンのクリスティーナ女王の居城となりました。

簡単に歴史を説明しますと、宗教改革によってプロテスタントがヨーロッパを席巻していく中、1654年、プロテスタントだったスウェーデンのクリスティーナ女王がカトリックに改宗すると同時に退位し、ヨーロッパ各国を回ったあと、ローマを訪れることになりました。
彼女を迎えるローマは、宗教改革の嵐の中でしたから、大きな勝利とばかりに熱狂的な歓迎をしました。
当時の教皇は、キージ家出身のアレクサンドル7世。
ベルニーニにポポロ広場の門の整備をさせたのでした。
ポポロ広場は、ヨーロッパからローマに入国する際の入り口だったのです♪

1658年、クリスティーナ女王は再びローマに来ます。
そして、最終的に居城をトラステヴェレのコルシーニ宮殿に定めて、この部屋を寝室として使い、1689年に亡くなったのでした。
彼女のお墓はサン・ピエトロ寺院の地下に歴代の教皇とともにあります。
ヴァチカンに眠ることが許された特別な3人の女性のうちの1人です。












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このお部屋には、ルーベンスの「聖セバスティアヌス」があります。
誰でも知っている画家なのでご紹介しますが、私はルーベンスにはそれほど惹かれません。












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カラヴァッジョの作品があるお部屋~











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この部屋には、スペインのバロックの画家、ホセ・デ・リベーラの作品「アドニスの死」もあります。
ヴィーナスは美しい人間の男性アドニスに恋したけれど全然振り向いてもらえず、それでも彼を追いかけまわします。
死ぬ運命にあったアドニスに、狩りに行かないように忠告したりもしますが、聞き入れなかったアドニスが死んでしまうというその場面です。












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カラヴァッジョの「洗礼者聖ヨハネ」♪

この聖人の持ち物である十字架状の杖と洗礼用のお椀が見えます。
ヨハネはトレードマークのラクダの皮で作られた赤いマントに包まれながらも、裸体をさらしています。
背景の闇と身体を映し出す光がカラヴァッジョらしいといえばカラヴァッジョらしいですが、ものすごくインパクトのある作品ではありません。
1604年頃の作品だといわれています。
制作年と依頼者は不明です。

他にもたくさんの素晴らしい作品がある美術館です。
ファルネジーナ荘を見学の際は、その前にあるコルシーニ宮殿美術館にも、是非どうぞ♪

コルシーニ宮殿
火曜日お休み
8:30~19:30
入場料5ユーロ〈安い!)

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by mayumi-roma | 2015-11-02 07:30 | ローマの美術散歩

ローマ在住32年♪永遠の都からお伝えする私(上野真弓)の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・
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