12人の使徒教会の続き♪


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12人の使徒教会~♪
もう2週間以上も前に、この教会のベッサリオーネ礼拝堂のフレスコ画について書きました。
続きを書こうと思っている間に日々バタバタと過ぎてしまって、こんなに遅くなってしまいました。











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教会の内部です。
この中央祭壇のうしろの後陣にメロッツォ・ダ・フォルリの「音楽を奏でる天使たち」が描かれていたのです。
テヴェレ河の度重なる洪水とローマの略奪ですっかり破壊されてしまい、今は、断片的に剥がされて修復したものがヴァチカン美術館に展示されています。
ヴァチカンの絵画館に行かれたことのある方は、きっと見たことがあると思います。










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こちら~
ヴァチカンの絵画館を入ってすぐに飾られています。

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色鮮やかな色彩と天使の優しい表情・・

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美しく、上品で、優しい気持ちになるような気がしませんか?
ルネッサンスは、ラファエロとミケランジェロだけではないのです~












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さて、12人の使徒教会には、新古典主義の巨匠カノーヴァの作品が2点あります。
そのうちの1つがこちら。
1787年制作のローマ教皇クレメンス14世の葬送モニュメントです。









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中央祭壇の天井に描かれたジョヴァンニ・オダッツィの「堕天使の転落」♪
イルージョンの効果が素晴らしいです。
今にも堕天使が落っこちてきそうですよ~
私は、このバロック時代の目の錯覚を利用しただまし絵のようなイルージョン絵画がとても好きです。










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中央祭壇の下にはクリプタ(聖人たちの聖遺骸が祀られた地下聖堂)への入り口があります。
自由に入ることができます。










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クリプタはかなり広いです。
もともと古代ローマの邸宅があった場所に建てられた4世紀の教会部分にあたりますが、19世紀後半にきちんと整えられたので、とても綺麗です。










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こんな風に古代ローマ時代の遺跡もちらほら見えますが、これは、ローマならどこでも見られる光景ですね♪










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聖フィリッポと聖ヤコポのお墓です。
4世紀からずっとここに眠っています。










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信じられないことに、クリプタの奥の方にはカタコンベも残っていました。
ルチッラという女性のお墓のようです。
魚の絵が刻まれています。

魚は、キリストのシンボルなのです。
なぜなら・・
ギリシャ語で魚のことを IXTHYC (イクトゥス)と言いまして、それが、Gesù Cristo Figlio di Dio Salvatore(イエス・キリスト、神の子、救世主)という意味の頭文字を形成するからです。
キリスト教が公認されていなかった頃は、直接キリストを連想させる言葉を使いませんでした。
そこで、このようなシンボルが使われていたのです。
日本の隠れキリシタンも、マリア像を観音様にカモフラージュしたりしていましたから、禁止されている宗教を信じることの大変さは、私たちには想像もできないことでしょうね。
ましてや、その信じることのためには死もいとわなかった人も多いのですから。
これは、キリスト教に限らず、織田信長と戦った仏教徒にも言えることですし、ちょっと形は違いますが、パレスチナの(テロではない)イスラム教徒にも言えます。

言い換えれば、宗教に限らず、どんなに禁止されても、自分自身の心は止められないということですね。


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by mayumi-roma | 2015-10-28 06:12 | ローマの美術散歩

ローマ在住33年♪永遠の都からお伝えする私(上野真弓)の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・


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