レオナルドの秘密♪
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さっちゃんからのプレゼントの本「レオナルドの秘密」、早く読みたくてうずうずしていたのですが、バタバタしていたので、落ち着いて読書する暇がありませんでした。
そこで、いつもなら一気読みの私なのですが、この1週間で読むと決めて、予定通り、と言うより、予定より少し早く、日曜日の朝には、読み終わりました。

レオナルド・ダ・ヴィンチに惹かれる人は多いと思いますが、彼を研究のテーマに選ぶ美術史家が少ないのが分かるような気がしました。
あまりにも多才で、あまりにも謎が多く、膨大な資料は残しているものの、肝心な部分が欠けている・・
つかみどころがないのです。
レオナルドを知れば知るほど、迷宮に入り込む感じです。

レオナルドは、宮廷人として何度もパトロンを変えていますが、チェーザレ・ボルジアに同行したのは事実のようです。
たった8ヶ月ほどでしたが、変わり身の早かったレオナルドは、チェーザレの父親、教皇アレッサンドロ6世が亡くなる直前にチェーザレから離れています。
独特の勘を持っていたのでしょうね。

著者のドラッツィオ氏は、レオナルドの生涯と作品の謎を彼なりの視点で綴っていますが、愛情深い文章で、非常に好感が持てます。

私は高校生の頃にレオナルドの本を買って読んで以来、彼を天才だと思っていました。
ロンドンでもパリでもミラノでもフィレンツェでも、レオナルドの作品を求めて、何度も観に行きました。
彼は、確かに天才だったとは思いますが、今、思うことは、レオナルドが挫折だらけの人間だったということです。
だからこそ、すべてのものに優しい視線が注げたのだと思うのです。

ミケランジェロとのエピソードも書いてありましたが、私は、やはり、ミケランジェロという人間は大嫌いです。
芸術家には変わり者が多いというのはよく言われることですが、ミケランジェロという人間は、本当に底意地が悪い。
寛容を絵に書いたようなレオナルドの対極にあります。

例えばカラヴァッジョも性格破綻者で殺人まで犯しましたが、ミケランジェロの底意地の悪さのほうが、許せない気がします。

考えてみれば、誰からも愛されたラファエッロを嫌った唯一の人物もミケランジェロでしたし、誰もがその才能を讃えたレオナルドを唯一認めなかったのもミケランジェロ。
しかも、酷い言葉で相手を罵るような下品さ!
ライバル意識は当然ですが、あまりにも底意地が悪い。
ミケランジェロが誰からも好かれず、一人ぼっちだったということにも納得です。

もちろん、ミケランジェロが天才であることは、(認めたくないけど)認めざるを得ませんが、私が彼の作品に安らげないのは、あの底意地の悪さを感じたからかもしれません。
声を大にして!
ミケランジェロ、大嫌い!!











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というわけで、レオナルドの本を買ってきました。
小さな本ですが、分厚い本です。









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なぜ、この本にしたのかと言うと、作品の細部をズームで見せてくれていたからです。
レオナルドの作品は、細部までよ~く見ないと、本で述べていることを確認することができません。
例えば、このページは、有名なモナリザの絵の右上部分をズームにしたものですが、これを見ることによって、水色を確認することができます。

自称レオナルド大好きの私でしたが、この本を読んで、私は何一つレオナルドのことを知っちゃいなかったことを知りました。
だから、「レオナルドが好きです」と胸を張って言えるように、色々な本を読んで、ちょっとお勉強しようと思います。


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ありがとうございました♪
by mayumi-roma | 2015-02-16 07:03 | ひとりごと、考えること

ローマ在住32年♪永遠の都からお伝えする私(上野真弓)の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・
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