サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂のお宝♪

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サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂は、キリスト教を初めて公認した古代ローマのコンスタンティヌス帝が、キリスト教徒のために初めて建立した聖堂です。
サン・ピエトロ寺院より先に建てられたのでした。
しかし、残念ながら、4世紀の面影は何も残っていません。











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4世紀の面影が残っているとすれば、それは、隣接する八角形の洗礼堂のほうです。
八角形の8には意味があります。
8日目に新しい日が始まるとされ、8という数字は、キリスト教においては、永遠という意味があるのです。











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こちらの古い入口は、ヴァチカン領になるので普段は入れませんが、門番にお願いして入れてもらいました♪
そう、ご存知の方も多いと思いますが、サン・ピエトロ大聖堂、城壁の外のサン・パオロ大聖堂、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂とサン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂は、ヴァチカン領となっており、イタリアではないのです。











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さて、もちろん、かつては、サン・ジョヴァンニ大聖堂にも、中世期の古いモザイクやフレスコ画などがありました。
けれども、後年、何度も、時のローマ教皇の命による改修工事が行われ、その際に、その全てが破壊されたのでした。
後陣のモザイクも同様です。
イコノグラフィー(図柄)は同じですが、古くないのです。
中央祭壇の上に高くそびえるチボーリオの上には、聖ペテロと聖パオロの聖遺骸の一部が収められています。











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聖堂内は、バロック時代の17世紀にボッロミーニが改修工事をしましたが、その際も、フレスコ画は全て破壊・・
あ~あ、という感じですね。
ボッロミーニは、なんということをしたのでしょう!
まぁ、彼だけでなく、こういうことはよくあったようですが、それもまた、古いものが多く残るローマの宿命なのでしょう・・











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それでも、ボッロミーニのシンプルさや、計算された数学的美しさ、遠近法には素晴らしいものがあります。











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お宝のカケラ♪
破壊されたジョットのフレスコ画のほんの一部だけが残っています。

ちなみに、ジョットのフレスコ画を描かせたのは、アナーニ事件で有名なボニファス8世です。
キリスト教史上最も嫌われている教皇です。
彼が、1300年に、初めて「ジュビレオ(聖なる年)」を制定し、多くの巡礼者が来るのを見越して、この大聖堂の改修工事をした際にジョットに描かせたとされています。











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もう一つのお宝は、こちらのアトリオ(聖堂の玄関口)にあります。











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キリスト教の聖堂にあるもので、最も古い扉です♪

あまり知られていないのですが、この青銅の扉は、古代ローマの元老院の扉です。
キージ家出身の教皇アレッサンドロ7世が、ボッロミーニに、元老院の扉を持ってきて、ここに取り付けるように命令したのです。
扉に星の模様が見えますが、これだけは、ボッロミーニが付け加えたものです。
ご存知、キージ家の紋章といえば、山の上に星ですから、キージ家の栄光を扉の中に残したかったようです。











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なお、この大聖堂には、付属のキオストロ(回廊式中庭)があります。
こちらは、中世の面影を残す素晴らしいものですので、有料ですが、見学をオススメします。


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by mayumi-roma | 2015-01-29 06:44 | ローマの美術散歩

ローマ在住33年♪永遠の都からお伝えする私(上野真弓)の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・


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