今年初の博物館見学は~
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スペイン広場♪
すごい人だかりです。
それもそのはず、本日、1月6日はベファーナの祭日♪
魔法使いのお婆さんが良い子にしている子どもたちにお菓子をもって来る日♪
そして、クリスマス休暇の最終日。
セールも始まっているし、お天気もいいし、出かけますよね~
私も夫とお出かけしましたが、その話はまた後日~♪











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今年初の博物館見学は、ルドヴィシ・コレクションでした♪

この間の日曜日、ローマ国立博物館アルテンプス宮殿に行ってきました。
ルドヴィシ・コレクションとは、16世紀に枢機卿だったルドヴィーコ・ルドヴィシが収集していた古代ギリシャ・古代ローマ時代の彫刻コレクションのことです

ローマには数多くの美術館や博物館がありますが、一つしか訪れないとしたら、やはりヴァチカン博物館でしょうね。
そして、私的に絶対に外せないのが、ボルゲーゼ美術館、ドーリア・パンフィーリ美術館、バルベリーニ絵画館、そして、ローマ国立博物館4つ(アルテンプス、マッシモ、ディオクレティアヌス、クリプタ・バルビ)でしょう。
絵画や彫刻、何が好きかにもよりますが、私はどちらも好きなので~

さて、ルドヴィシ・コレクションについては、前に一度紹介しているので、重複するとは思いますが、私が特大級に好きなものからご紹介します











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私のお気に入りは、博物館の後半最後の部分に集中しています。
ここに来ると、いよいよ~と胸が高鳴ります。
大好きな作品が2点。
ヘラ(ギリシャ神話のゼウスの妻、ローマ神話ではジュノーネ)の彫像とルドヴィシの玉座♪
紀元前5世紀くらいの古代ギリシャの作品。
私、基本的に古典が好きなようです。
特に女神像に惹かれます。











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ルドヴィシの玉座♪
これが、ルドヴィシ・コレクションの象徴ともなっている最も有名な「ルドヴィシの玉座」と呼ばれているものです。
本来、柱の下部の飾り彫刻だったようですが、正面の「ヴィーナスの誕生」があまりにも神々しいので、こう呼ばれています。

海の中の貝殻からヴィーナスが生まれた瞬間!
ヴィーナスの下半身を布で覆っている二人の女性の衣服の透明感!
その衣服越しに見える体の線の繊細さなこと!
幾十にも重なった衣服の縦のラインが細かくて優美過ぎです!
とても大理石とは思えないほどです。

愛の女神ヴィーナスですから、聖愛と俗愛の象徴でもあります。
向かって左側には聖なる愛の象徴として裸の女性がフルートを吹く姿が、右側には俗なる愛の象徴として衣服を着てお香をたく女性の姿が彫られています。











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そして!
ここが、私が一番ドキドキそわそわするお部屋です。
愛する人に会える~~!みたいな。











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「Il Galata」(ガラティア人)

オリジナルは、紀元前3世紀の古代ギリシャのブロンズ像で、それを紀元1世紀の古代ローマ時代に大理石で再現したものです。

アッタロス2世(ペルガモン王国の国王、在位は紀元前241年~紀元前197年)に敗れたガラティア人の武将が、敵に捕まる屈辱よりは死を選び、自分の妻を刺した上で、自分もまさに死のうとしている瞬間です。

妻の身体が力なく次第に下に落ちていき、重さが増していく感覚まで伝わってきます・・
そして、自死への断固とした決意が伝わってきます。
題材そのものは悲しいのですが、あまりにも美しい!

現代人であり、しかも女性である私には全く想像もつきませんが、屈辱と死、どちらを選ぶかと問われれば、どうしたらいいのでしょう!?
世の中には、何をしてでも生き延びろ、という考え方もあります。
私は武士の家系なので、武士道にのっとって、死を選ぶのかな!?
でも、死ぬのが怖い私には、武士道精神はないに等しいとも言えるし・・
その時が来れば、自ずと答えが出るのでしょう。
ま、そんな決断に迫られる機会なんてないと思いますが・・
よかった!
現代人で!











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そして、こちらが、私が超特大級に愛する作品です♪
初めて見た時から、運命的なものを感じました。
その場をいつまでも離れることの出来ないくらいに魅せられてしまいました。

「Erinni 」(エリンニ:エリニュス、ギリシャ神話の復讐の女神)というタイトルがついていますが、私的には納得できません。

静かに眠るこの女性は誰なのか・・
と、長い間、美術評論家たちが論議を続けています。
エリンニ(復讐の女神)であるとか、メドゥーサであるとか、アレクサンダー大王の母親オリンピアであるとか・・。
現在では、負傷したアマゾーン(ギリシャ神話の女性のみで構成された狩猟民族、騎馬民族で武装した騎士としてギリシア神話中多くの戦闘に参加しています)ではないかと考えられています。

アマゾーンというのには、賛成です。
私は、最初、この彫刻を見た時に、男性だと思ったのです。
なぜかって、顔つきがとても精悍なので男性的なものを感じるからです。
でないと、私の胸がときめくわけないでしょう!
しかも、眠っているのではなく、戦いに敗れて死んだ男性だと思いました。
それは、半開きの唇と閉じた瞼に生気を感じなかったからです。
ですので、女性だとするなら、男性並みに勇敢な戦いをした者でなければならないと思うわけです。











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同じ部屋には、グランデ・ルドヴィシと呼ばれる素晴らしい彫刻で飾られたお棺もあります。
お棺の上の彫像は、マルテ(ローマ神話)で、ギリシャ神話で言うと、アレス、戦いの神です。
2~3世紀の古代ローマの作品♪











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「アレス」
戦いの神アレス♪
足元にはエロスが隠れています。
エロスは、アレスと愛人のアフロディーテの子どもだと言われていますので、その関係性を強調するために、このような構図にしたのでしょうね。
ちなみに、アレスの鼻、足の先、エロスの頭部は、ベルニーニによって修復されています。
こういうのを知ることも面白いことですね。
ちゃんと、図入りで、展示室に説明書きがあります。











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「休息する戦士」
逞しい身体、ふっと無になったような表情、すごい表現力だと思います。
こちらも、欠けている部分をベルニーニが修復しました。
彫刻は、絵画に比べて、より物語を紡げるような気がします。
自分勝手な空想の世界が入る余地があるように思えるからです。











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「アフロディーテ(ヴィーナス)とエロスとイルカ」と「アモーレとプシケ」
このお部屋は、イザベッラ・ランテ・アルテンプス公爵夫人のプライベートルームでした。
これらの古代の彫刻も、17世紀に修復され、土台も新たに作っています。











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「アンティノー」
美しい少年ですね~♪
はい、ハドリアヌス帝が寵愛した少年の彫像です。
古代ローマ時代のもの。
ルドヴィシ・コレクションではありませんが、おまけです~

つ、つ、疲れた・・
美術館や博物館の記事は疲れますね・・
読む方も同じでしょうけど(笑)。


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ありがとうございました♪
by mayumi-roma | 2015-01-07 06:33 | ローマの美術散歩

ローマ在住32年♪永遠の都からお伝えする私(上野真弓)の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・
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