ミモザ会@コロンナ宮殿♪
久しぶりに、ローマ日本人会婦人部のミモザ会に参加してきました♪
ミモザ会では、美術館や歴史的名所あるいは講演会、それにランチをセッティングして、会員同士の交流も兼ねたカルチャーとグルメが一緒になった素敵な会を催しています。
今回のミモザ会での見学は、コロンナ宮殿♪
このブログにも、これまで何度も登場していますが、今回はちょっとした目的があって、参加しました♪
コロンナ宮殿は、毎週土曜日の午前中しか公開されていませんが、貸切特別予約をしてく下さったミモザ会の役員の方々には感謝です~


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何度来てもウットリしてしまう美しさです。
この大広間は、「ローマの休日」での最後のシーン、オードリー・ヘップバーン扮するアン王女が記者会見を行った場所です。
私的には、ヴェルサイユ宮殿に負けない美しさだと思います。
むしろ、こちらのほうが単純に美しい♪













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コロンナ家の膨大な美術コレクションを鑑賞するのも楽しみの一つです。
ふふ、私の第一の目的はこちらのお部屋~













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この写真には、目的の絵画がちょうど2つ、入っています~
左端のカラッチ作「豆を食べる男」と、右端のグエルチーノ作「守護天使」です♪












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「豆を食べる男」Byアンニバレ・カラッチ♪

16世紀後半の初期バロック、ボローニャ派の中心的画家です。
この絵の写真を撮ることが、今回の訪問の目的でした~
これまで、このギャラリーの絵画を作品単位で写真に撮ったことがなかったのです。

この絵は、西洋美術史上、大変重要な作品です。
西洋絵画において、食べるという行為は、「最後の晩餐」に代表されるように、常に宗教と絡めて描かれることが多かったのです。
けれども、この絵には、それが一切なく、単なる食事の光景、それも上流階級ではなく、一般庶民(農夫と思われます)の食事の様子を、初めて絵画で表現しているのです。
16世紀の庶民が何を食べていたかも分かる貴重な作品ですね♪












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「守護天使」 By グエルチーノ♪

グエルチーノは、カラッチと同じボローニャ出身で、17世紀の盛期バロックの画家です。
初期の作品は、カラッチの影響を受けています。
この作品は、色彩が豊かになっているから、後期の作品と思われます。

このコロンナ宮殿には、驚く程たくさんのグエルチーノの作品があって、これをできる限り鑑賞するのが、私の第二の目的でした。
というのも、東京の国立西洋美術館で、3月3日より5月31日まで、「グエルチーノ展」が開催されるのです。
春には私も日本へ帰国する予定です。
その展覧会では、私の大切な友人であり、また、尊敬してやまない西洋美術史家の宮下規久朗氏(神戸大教授)が講演も行いますので、それまでにグエルチーノの勉強をしておかなければ~と思ったわけです(笑)。
勉強と言っても大それたものではありません。
より多くの作品を見て感じること、これに尽きます!
以下、少しだけ、ご紹介します~












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「モーゼと十戒の石版」 By グエルチーノ♪
モーゼの苦渋に満ちた表情に注目。
光と影の明暗法は、カラヴァッジョ風ですね。












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写真では、分かりやすいように、2つの作品を合成させましたが、受胎告知のテーマが天使と聖母の2つの絵に別れています。
「受胎告知する大天使ガブリエル」と「受胎告知される聖母」 By グエルチーノ♪

面白いですね。
よくある受胎告知の全体像としてのシーンを描くわけではなく、大天使ガブリエルと聖母マリアの上半身の一部だけ(しかも顔の部分が中心)を描いています。
それだけに、より一層、神秘的な様子が強調されたように思います。
重大なことを伝えようとする天使の口が今にも開きそうです。
天使の指先にも注目です。
そして、神妙な面持ちでそれを聞こうとするマリア・・
これは、とっても気に入りました♪













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大広間を反対側から見た感じ。












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階段に打ち込まれた砲弾・・
あえてそのままにしてあります。

19世紀に、フランス2月革命の影響で、わずかな期間ですが、ローマに共和制政府が樹立されて、教皇ピウス9世がローマを追われる事態になりました。
その時に、教皇支援の立場でローマに侵攻したフランス軍が、陣営地のジャニコロの丘から撃った大砲が、たまたま、このコロンナ宮殿に命中し、こちらの階段に落ちたのです。
1849年のことでした。


コロンナ宮殿では、1階にあるイザベル皇女のアパートメントも見学しましたが、こちらには、ヤン・ブリューゲル(父)の作品をはじめとして、数多くのフランドル派の絵画コレクションがあります。
写真の整理が追いつきませんので、こちらについては、また、気が向いたらということで~~
ミモザ会のお食事の様子は、また、明日~


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by mayumi-roma | 2014-11-25 05:05 | ローマの美術散歩

ローマ在住32年♪永遠の都からお伝えする私(上野真弓)の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・
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