オラトリオ・ディ・サンティッシマ・クローチフィッソ聖堂♪
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オラトリオ・ディ・サンティッシマ・クローチフィッソ♪
オラトリオ・デル・ゴンファローネと並ぶ16世紀末の傑作です。

この教会の前に立った時、なんだか言葉にできない空気を感じました。
どうしてかな~
まるで、私が訪れるのを待っていたみたい♪

ファサード(正面)は、ジャコモ・デラ・ポルタ♪
垂直の線が強調されていますね~
空高くどこまでも伸びゆく感じ。











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内部には、ただ一つの空間があるだけです。
三廊式の一般的な教会のように、中央の身廊、左右の側廊という具合に3つに分かれているわけでもなく、横の部分に小さな礼拝堂が作られているわけでもなく、あるのは、その空間だけ。
それだけに、なかなかインパクトのある教会です。
物凄いオーラを感じます。











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側面の壁に描かれたフレスコ画のテーマは、十字架。
十字架物語です。
この十字架物語、面白いです。
あまりにも深い物語なので、簡単なあらすじを書く事すらままならないのですが・・。

描いたのは、ローマのマニエリスムの画家たち。
サント・ステファノ・ロトンド聖堂の殉教図サイクルを描いたポマランチョやジョヴァンニ・デ・ヴェッキです。

マニエリスムとは、簡単に言うと、ルネッサンス期にラファエロやミケランジェロが到達した最高の古典美様式を真似ながらも、どこかに独自のスタイルを生み出そうとした表現様式です。
ルネサンスとバロックの間に咲いた「あだ花」なんて言われることもあります(怒)。

実は、私はマニエリスムが好きで、マニエリスムの画家があまり評価されないことを大変不満に思っているのです。











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この聖堂には、独特の空気が流れているようです。
この空間、好きです。
癒されます・・











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1527年の「ローマの略奪」後、主だった有名な画家たちはローマから逃げ、残った凡庸な画家たちがこの時代を彩ったと言われています。
それが、ローマのマニエリストたちなのですが、私は、彼らは、凡庸どころか、大変素晴らしい仕事をしたと思うのです。
「ローマの略奪」や「宗教改革」・・
当時のローマの街にどんな空気が流れていたかは容易に想像がつくことです。
この時代だったからこそ、不安な社会情勢だったからこそ、彼らの絵でなければならなかったのだと思います。
絵は時代の鏡ですから♪


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by mayumi-roma | 2014-10-03 05:29 | ローマの美術散歩

ローマ在住32年♪永遠の都からお伝えする私(上野真弓)の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・
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