サン・カルリーノ(バロックの至宝)♪

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6月初頭に夫と映画を見に行った時のサン・カルリーノ♪
サン・カルロ・アレ・クアトロ・フォンターネ教会(4つの噴水に囲まれた聖カルロ教会)というのが正式名称ですが、ローマでは、「愛すべき小さなサン・カルロ」という意味合いで、サン・カルリーノと呼ばれています。
17世紀のバロックの巨匠、ボッロミーニの設計した教会です。
ベルニーニのライバルであり、天才同士がゆえ、犬猿の仲でした。
以前にもご紹介しましたが、再び♪











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とっても小さな小さな教会です♪
ボッロミーニは、小さなスペースをそうは見えない空間にしてしまうバロック時代の天才建築家だと思っています。
独特のセンス♪
ゴテゴテバロックも好きな私ですが、こういうシンプルバロックも大好きです♪
しかしながら、シンプルに見えながらも、実は大変凝った作りなのです。
コリント式の柱を回りに配置して、柱の間に窪みを作り、その中に礼拝堂や扉を置くことによって、一瞬にして全ての祭壇を見渡すことが出来るのです。
静の中に、波打つような動きが出るというわけです。











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この天井のクーポラが~♪











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なんとも不思議な世界じゃありませんか!?











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この教会のキューポラは珍しく楕円形♪
そして、八角形、十字形、六角形の、複雑な幾何学模様の格間(ごうま:枠のある窪みのこと)が大小組み合わさって装飾されているのです。
上に行けば行くほど、小さくなっていきます。
そして、窓からさす光で、とっても明るい!

真ん中には、頂上の天窓!
三位一体のシンボルがあります。
この教会は、スペインの三位一体修道会のものなのです。
ちなみに、三位一体とは、父(神)と子(キリスト)と精霊のことです。











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小さなキオストロ(回廊つき中庭)♪
ボロミーニらしい設計だわ。
柱の使い方が、シンプルで、それでいて凝っている・・
真ん中には井戸も!











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地下のクリプタ(地下聖堂)に降りる階段♪











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クリプタはがらんとしています。
何もありません。
ボロミーニは、自分の死後、ここに埋葬されることを希望していましたが、その望みはかなえられることはありませんでした。

私はボッロミーニの伝記を読みましたが、彼の晩年は相当に悲惨なものだったのです。
神経の病で、極度の鬱状態に陥ったり、妄想にとりつかれるようになり、ずっと自宅療養をしていました。
そして、その最期は・・
自らの手で終わりにするというものでした。










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教会を出る前に撮った天井の写真♪
素晴らしい世界だわ~

芸術家には奇人変人、可哀相な最期を遂げた人が多いですが、それでも、その作品が後世に残り、多くの人からの賞賛を受け、いつまでも愛されていく・・
ある意味、永遠に生き続けるようなものですね♪
羨ましいな・・と思います。


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ありがとうございました♪  
by mayumi-roma | 2014-06-26 05:52 | ローマの美術散歩

ローマ在住32年♪永遠の都からお伝えする私(上野真弓)の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・
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