ふくろうの館@トルロニア公園♪

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今日は所用があってノメンターナにある公共オフィスに行ってきました。
思ったよりスムーズに用事が終わったので、その近所にあるVilla Torlonia(トルロニア公園)へ♪
トルロニア家の別邸が公園となり、お屋敷は博物館になっています。

これこれ、この松の木とヤシの木・・
ローマに来たばかりの頃は、アフリカみたい!とビックリしたものですが、今では、これぞローマ!という感じです。










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ふくろうの館~♪
名前も可愛いけど、外観も可愛い♪
ここは本来は別館として作られましたが、1925年から43年まで本館だった「貴族の館」にムッソリーニが居住したため、トルロニア家の人々は、その間こちらで暮らしたそうです。

ちなみに、当時の当主、アレッサンドロ・トルロニア公は、ハリウッドの女優・ブルック・シールズの大伯父様にあたります。
ブルック・シールズ、大人になってから女優としては大成しませんでしたが、少女の頃から絶世の美女でしたよね・・
彼女、お育ちも良かったのですね~










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この小さな館は、イタリアでいうところの「Liberty」(いわゆる19世紀末のアールヌーヴォー)と20世紀初頭のアールデコで装飾を施されています。










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ほら~、こちらが、この館の名称にも繋がった「ふくろう」の装飾♪
本当は、大きな窓を3つに区切って、それぞれふくろうが描かれているのですが、逆光だったため今ひとつ写りが悪く、1枚だけクローズアップしました。










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孔雀~♪









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白鳥~♪









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薔薇の花~♪









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この奥の図書館に入ってしまったのが運の尽き~









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図書館の司書のおばちゃんアドリアーナと長話をすることに・・
日本のことを色々と聞いてきて、私の名前や名前の意味など、イタリアでもう何千回も喋ったことの繰り返し~
でも、こういうところは、イタリア人の良いところだと思います。
私の名前が音楽のようだと、mayu~~~miと歌っていました(笑)。










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出口の階段も素敵でしょう?










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外では、小学生たちが写生会をしていました~
ガヤガヤとうるさかったけど、こういううるささは心地よいですね♪
昔を思い出して、微笑ましい・・
ウチの息子、絵がとっても上手だったんですよ~

つづく・・


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by mayumi-roma | 2014-05-28 05:50 | ローマの美術・歴史散歩

上野真弓、ローマ在住の翻訳家&文筆家&ツーリズム別府大使。日々の暮らしや芸術探訪、旅の記録。最新刊は訳書『ミケランジェロの焔』、著書に『教養としてのローマ史入門』、訳書『ラファエッロの秘密』など。お仕事のご依頼はoffice.uenomayumi@gmail.comへ。


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