ハドリアヌス帝の別荘@ティボリ♪

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ハドリアヌス帝の別荘、杉の並木道♪

金曜日は、お友だちと、悪天候がずっと続いていたために延び延びになっていた、ローマ郊外のティボリまでドライブしました♪
第一の目的は、ティボリにある極上のレストランでのランチですが、せっかくティボリにまで行くのだから、久しぶりにハドリアヌス帝の別荘も見学してきました~

紀元117年、ハドリアヌス帝がローマ帝国の皇帝の座にあった時、帝国は、その権力と栄華の絶頂期にありました。
彼が並外れた政治的、軍人的センスを持っていたことは確かですが、それと同時にあらゆる分野の芸術を愛した文化人でもあり、また、帝国内をくまなく旅したことでも知られています。

この別荘は、紀元118年から134年にかけて作られましたが、300ヘクタールという広大な敷地に、自然と芸術を融合させた見事な別荘だったようです。
今は廃墟と化していますが、かつては、光り輝く白い大理石で覆われ、当時の一流の芸術家たちが制作した美術品で飾られていたのですから。

ただ、その素晴らしい芸術品は略奪され、美しい大理石の建築物は、教会等の建築のために切り出されてしまったのです。
ローマの主だった教会の柱には、このハドリアヌス帝の別荘から持ってきた柱がよく使われています。
略奪とはちょっと違いますが、4世紀初頭にローマ帝国の首都をコンスタンティノーポリに遷都したコンスタンティヌス帝は、その頃既に帝国が財政危機にあったため、ここからかなりの美術品を持ち去り、新しい首都を飾ったそうです。
6世紀にはゴート族が侵入しましたし、16世紀の考古学調査でも、遺跡の大半が破壊され、多くのものが略奪されることとなりました。
世界中の美術館に、ハドリアヌス帝の別荘から出土した芸術品があるのは、そのためです。










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図書館♪
図書館という名前が付いていますが、実際には、夏用の食堂として使われていたようです。










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建物の間からチラッと覗く水上劇場(もしくは海上劇場)♪










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水上劇場♪
これは、カノーポ(後日、あらためてご紹介します)と並んで、ハドリアヌス帝の別荘を代表する主役の一つです。
両者のキィワードは水です。

ここでは、環状の水路に囲まれた中に島が作られています。
かつては、島の中に、様々なデザインを凝らした部屋のある建物や噴水や庭がありました。
また、水路を囲むように回廊が続き、40本のイオニア式円柱が並んでいます。

廃墟と化した今でも十分美しいですが、いにしえの時代には、どんなに素晴らしかったことでしょう♪










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水上劇場を様々な角度から見た感じです~









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水上劇場に隣接する「哲学者の間」♪
この名前が付いたのは、写真正面に見ることが出来る7つの窪みがあるからです。
おそらく、ここに7人の賢者たちの彫刻が飾られてあったのだろうと言われています。

この遺跡も大きいので、とても、ぞの全てをご紹介することは出来ません。
また後日、見所だけをアップするつもりです。

今日は、お友だちと三人でわいわいお喋りしながら楽しい一日を過ごしましたが、わたくし、ちょっと調子に乗り過ぎてしまったようです。
食べ過ぎで、疲れてしまいました~


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ありがとうございました♪
by mayumi-roma | 2013-06-29 06:19 | ローマの美術散歩

ローマ在住33年♪永遠の都からお伝えする私(上野真弓)の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・


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