ベルニーニは天才だわ~♪
2013年 06月 16日
久しぶりに、サンタ・マリア・デラ・ヴィットリア(勝利の聖母)教会に行ってきました~
バロックの世界~♪
ローマに数多くある教会・・
そのいずれも雰囲気が違っていて、教会に入る度に、私は感動します。
質素でシンプルな教会・・
青地に金色の星が輝く教会・・
絢爛豪華な教会・・
どれも、それぞれの趣があって、どれが一番好きかなんて言えません。
どれも好き~♪
中央祭壇の反対側に位置するパイプオルガン♪
きゃあ、バロック~
装飾は、マティア・デ・ロッシです。
絢爛豪華なバロックが苦手と言う方もいらっしゃいますが、私は大好きです♪
天井もバロック~~~♪
ジュゼッペ&アンドレア・オラッツィ作。
コルナロ(ヴェネツィアの枢機卿)礼拝堂です~
ベルニーニの大傑作が素晴らしい♪
「聖テレーサの法悦」 By ベルニーニ♪
これまでも、何度となくブログ記事に書いていますが、やはり何度見ても素晴らしいです♪
ローマでこの彫刻を初めて見た時の感動がよみがえりました~
この作品をベルニーニが彫ったのは、彼の不遇の時代です。
もう50歳も間近な頃でした。
20代でシピオーネ・ボルゲーゼ枢機卿のために制作した「アイネーアスとアンキセス」「プロセルピーナの略奪」「ダヴィデ」「アポロとダフネ←過去記事に飛べます!」(いずれもボルゲーゼ美術館収蔵)により、若くして名声を得たベルニーニは、ローマ教皇ウルバヌス8世のもとで、建築と彫刻と都市計画が融合した数々の芸術を生み出しました。
しかし、教皇の代が代わり、インノセンス10世の時代になると、ベルニーニはあまり呼ばれなくなります。
それどころか、これまでの彼の幸運に嫉妬した者たちの中傷にもさらされることになったのです。
そんな不遇の時代にも関わらず、このような素晴らしい彫刻を生み出したことに、ある種の感銘を受ける私です・・
彼もまた不屈の精神の持ち主ですね。
金の矢を聖テレーサの心臓に向かって今にも射ようとしている天使の美しいこと!
そして、それを、神との神秘体験として受け取り、ある種のトランス状態にある聖テレーサもまた美しい!
ベルニーニは、彫刻の世界観を変えた天才♪
私にとっては、世界一の彫刻家です~
もう一人の天才・ミケランジェロより断然好きです♪
by mayumi-roma
| 2013-06-16 05:13
| ローマの美術・歴史散歩