南三陸町、その3・・
ただ今、日本に帰国中~
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内陸部に仮設で出来た「さんさん商店街」に向かう途中・・
町の方を振り返ると、そこには何も残っていません。
この広大な地域一体が、ここまで、根こそぎ、何もかもなくなってしまうという事実に、ショックを通り越して呆然としてしまいます。
あれから約2年近く経った今、南三陸町と何の縁もゆかりもない私が見ても呆然としてしまうのですから、あの災害直後の悲惨な状況、そして、それ以降の呆然とする事態を乗り越えて、今も一生懸命頑張っている地元の方々には本当に頭が下がります。
本当に、強くて優しい方々だと思います。









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歩いても歩いてもなかなか着かない・・
と思っていた「南三陸さんさん商店街」にやっと到着です!

ここはかなりの内陸部にあるのですが、津波は、ここからさらに1キロほど先の内陸部まで到達したそうです。
全く想像も出来ないような規模の災害だったのです。
テレビでは何となく知っていたような気になってはいたけれども、実際に現地を見ると、その印象とは全く異なります。
百聞は一見に如かずです。









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各商店には一通り入りました。
他のお店でもお買い物しましたが、こちらの「わたや」さんで一番買ったかな~
何故なら、南三陸町の復興プロジェクトで作られた商品がたくさんあったからです。

南三陸町の名産品たこのキャラクターを使った「オクトパス」各種商品♪
これは、受験生にご利益があるそうです。
震災被害木を使用したものもありました。
もちろん、お買い上げ~です。

そして、かつての美しい南三陸町の風景を使ったカレンダーやレターセット、そして、海とともに生きてきたこの美しい町の様子を収めた写真集「記憶の玉手箱」!
そこにあるのは、美しい海、懐かしい街並、温かな笑顔・・
津波がのみ込んでしまった南三陸町の風景と記憶を刻んだ写真を使って、未来を見つめながらも、町の人たちが共有できるものを残すこと、
被災された方々の心の整理につながったり、次の一歩へのきっかけになること、
また、世界中の人たちと南三陸町をつなぐ架け橋になることを願って作られた写真集です。

南三陸町は本当に美しい町でした。
この美しい写真を見るだけで、私も涙があふれて止まりませんでした。

このお店にはありませんでしたが、他店には、志津川高校の高校生たちが作ったモアイ像のグッズもあります。
南三陸町に何故イースター島のモアイ像?と思うかもしれませんが、かつてチリ大地震の際に太平洋を越えて南三陸町に大津波が到来して大変な被害を被ったことがあったのです。
そこで、チリ政府が3.5メートルのモアイ像のレプリカを送ってくれて、海沿いの松原公園に飾られていました。
しかし、そのモアイ像も今回失うことになり、チリ政府は新たなモアイ像を南三陸町に寄贈するためにイースター島で高さ5メートルのモアイ像を制作中でした。
そして、どうやら日本の港にクリスマスの日に到着したようです。
新しいモアイ像が南三陸町に到着するのも真近ですね。
そういうわけで、チリ大使館と南三陸町は深い関係にあって、在日チリ大使もよく南三陸町を訪れているそうです。









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「わたや」のオーナー夫妻。
かつて、「わたや」は、防災センターより、もっと海に近い場所にあったそうです。
「よく助かりましたね」と言ったら、
「だって、私は6メートルの津波警報が出た時点で逃げたもの~」と言うおかみさん。
明るくて美人、とても前向きで、そのパワーには圧倒されました!

おかみさんは、6メートルの警報で、高台にある伯母さんの家に逃げたそうですが、津波は6メートルどころか10メートル(実際には16メートルくらいだったそうです)だったため、結局津波から逃れることは出来ず、見る見るうちに水に浸かり、天井近くの柱のサンのようなものにつかまっていたそうです。
あっという間の出来事だったので、怖いと思う暇もなかったそうですが、水が首の高さまで到達した時には、さすがに「もうだめだ」と思ったそうです。
ところが、その瞬間に水がサ~っと引いたのだそうです。
そして、さらに高いところへ逃げることが出来たのだそうです。
2台あった車は未だに見つからず、遠くに流されたか海の底に沈んでしまったのだろうと仰っていました。








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南三陸町中心部の志津川地区にあった各商店や住宅の跡に「きりこ」プロジェクトで、アルミ複合版に切り透かした「きりこ」が飾られています。
これは、困難な状況に直面しながらも、それぞれの方々が懸命に生きている姿を短い文で表し、絵柄とともに海に向けて設置されています。
空からも海からも町のみんなが頑張っている姿が見えるようにという思いがこもっています。
「きりこ」は、もともと南三陸町の家々の神棚でお正月に飾る習慣のあったものです。
「きりこ」プロジェクトは、南三陸の心が映る美しい祈りなのです。
それにしても、南三陸町の復興は遅れ過ぎです!
なんとかならないものでしょうか!








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さんさん商店街の手打ち蕎麦のお店!








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仮設のお店でしたが、味は確か!
もう、このお蕎麦の美味しかったことと言ったら~~!!
忘れられません!









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仮設の商店街はそれほど賑わっているわけではありません。
東京のクリスマス前のはしゃぎぶりからは余りにも遠いところにありました・・









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内陸部まで津波が押し寄せたため、塩水によって木が変色して枯れています。
自然は怖い。
でも、恐れるばかりではなく、また、人類の叡智で勝てるなどと傲慢なことも考えることなく、上手に共存していくしかないのでしょう・・
私たちも自然の中に生かされているのですから・・


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by mayumi-roma | 2012-12-27 21:58 | 南三陸町

ローマ在住32年♪永遠の都からお伝えする私(上野真弓)の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・
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