原発アンケートの集計結果です~
c0206352_2591079.jpg

ヴァチカン博物館の「Cortile della Pigna」(松ぼっくりの中庭)♪
右端に見える巨大な松ぼっくりがこの名称の由来です。
中庭と呼ばれていますが、広大な庭と言ったほうが正しいかな・・
樹木やお花は一切植えられていませんけどね・・

噂ですよ、あくまでも噂です。
この中庭には、昔から、とある噂がありました。
この下に、ヴァチカン市国の巨大な核シェルターが作られていると言われていたのです。

たぶん、本当のことでしょうね・・
逆説的ですが、今思えばなんと平和な時代だったことでしょう・・
世界がまだ2つに分かれて冷戦状態だった頃、本気で核戦争が起こるかもしれないと考えたこともあったのですね・・
もちろん、核の脅威が今も続いていることは認識していますが・・








c0206352_9212392.jpg

これは、ペルージャの友人宅にある核シェルターの入り口のドアです。
友人宅の過去記事←ここをクリックしたら飛べます!

この核シェルターは、友人が作ったわけではないのですが、買った家の前の持ち主がスイス人だったので、その方たちが当時のスイスの習慣に従って地下に核シェルターを作っていたのです。

スイスは、永世中立国であるが故に、軍事面での体制を完璧に整えています。
軍隊も持っていますし、冷戦が終了したため1988年に核開発を放棄しましたが、それまでは核兵器を持とうとしていた時代もあったのです。
もちろん原発もありますよ~
フランスと一緒にイタリアに電力を輸出していますもの~


私は本当に悲しいです・・
核戦争ではなく、原子力の平和利用(?)で、日本が今の状況に陥ったことが本当に悲しい・・
考えると憂鬱になるばかりです。
実は、5月に入って以来、毎晩、悪夢を見ていました・・

考えると不安になって憂鬱になってしまうので、世の中の人が、あえて、その問題については考えたくない、聞きたくない、と思う気持ちはよく分かります。
多分日常的にそんな話題を出す人はそれほどいないでしょうし、「見たくない」「知りたくない」が蔓延してるのでしょう・・

潜在意識の中では大変なことであることを認識しているだけに、自己防衛本能が働くのかもしれません。
もちろん、日々、自分の日常を送るだけで精一杯という現実もあると思いますが・・
その話題が出ると、気持ちが落ちてくるのですよね・・
だからこそ、気休めのマスコミや政府発表にすがっている部分もあるのかもしれません。


さて、先日、「原発に対する意識調査のアンケート」をさせて頂きました。
普段私のブログを訪れる方々、つまり原発推進や原発反対を謳って活動している方ではない、ごく普通の市民生活を営む方たちが、原発問題をどう考えているのかを知りたくなったからです。

私の見通しが甘く、最初は、1000人くらいの方にはご回答して頂けるだろうと軽く考えていたのですが、その数には全然届きませんでした。
無作為抽出のアンケート調査ではありませんし、性別や年齢層も偏っていますから、お遊びと言えばそれまでなのですが、それでも、なかなか興味深い結果となりました。

ご回答下さった皆さまが、反対派、推進派を問わず、ジレンマに陥っている方も含めて、この問題を真摯に見つめ、しっかりと自分の頭で考えていることが伝わってきました。
ご協力下さった皆さま、本当にありがとうございました。


統計を取った結果は、以下の通りです。
回答合計:364

問1:あなたは、国が公表する原発に関する情報を、信用していますか?信用していませんか?
・あまり信用しない 199票 54・7%
・全く信用してない 122票 33・55%
・ある程度信用している42票 11・5%
・分からない(興味がない)1票 0・3%
・大いに信用している0票 0・0%

問2:あなたは、原子力発電所で、その周辺の住民に影響を及ぼすような事故が起きるかもしれないという不安を感じていますか?感じていませんか?
・大いに感じている235票 64・6%
・どちらかというと感じている93票 26・5%
・どちらかというと感じていない20票 5・5%
・分からない11票 3・0%
・全く感じていない5票 1・4%

問3:あなたは、福島第一原発事故後一年以上過ぎた今でも、放射能による汚染や被爆(内部被爆も含めて)が怖いですか?
・とっても怖い185票 50・8%
・どちらかというと怖い132票 36・4%
・どちらかというと怖くない38票 10・4%
・全く怖くない6票 1・6%
・分からない(興味がない)3票 0・8%

問4:あなたは、原子力発電は、今後、安全基準や対策を強化すれば、安全なものに
できると思いますか?それともできないと思いますか?
・全くできないと思う 151票 41・55%
・ある程度はできると思う113票 31・0%
・あまりできないと思う72票 19・8%
・分からない   17票 4・7%
・十分できると思う 11票 3・0%

問5:あなたは、これからの日本の原子力政策はどうあるべきだと思いますか?
・少しずつ減らしていく221票 60・7%
・ただちに全面停止113票 31・0%
・現状維持   21票 5・8%
・さらに増やしていく 7票 1・9%
・どっちでもいい(興味がない)2票 0・5%

問6:あなたは、原発に反対ですか?賛成ですか?
・どちらかというと反対です 168票 46・2%
・絶対に反対です156票 42・9%
・どちらかというと賛成です 27票 7・4%
・賛成です   9票 2・5%
・どちらでもいい(興味がない)4票 1・1%

問8:あなたの性別は?
・女338票 92・9%
・男26票 7・1%


問9:あなたの年代は?
・40代130票 35・7%
・50代91票 25・0%
・30代71票 19・5%
・60代46票 12・6%
・20代15票 4・1%
・70代10票 2・7%
・10代1票 0・3%
・80代0票 0・0%

問10:どちらにお住まいですか?
・関東地方(首都圏も含む)143票 39・3%
・海外65票 17・9%
・関西地方61票 16・8%
・東海地方(静岡、愛知、岐阜)32票 8・8%
・九州地方17票 4・7%
・北海道 12票 3・3%
・山陽地方(岡山、広島、山口)10票 2・7%
・北陸地方(新潟、富山、石川、福井)9票 2・5%
・東北地方 4票 1・1%
・東山地方(山梨、長野)4票 1・1%
・四国地方 4票 1・1%
・山陰地方(鳥取、島根)3票 0・8%


結果から見ますと、ほとんど(80%以上)の方が、原発に関する政府からの発表を信じていないこと、他の原子力発電所でも事故が起きるのではないかと不安に思っていること、福島原発事故後一年経った今でも放射能汚染や被爆が怖いと思っていることが分かります。

原発に反対か賛成かという問いも、「どちらかというと反対」がトップで46・2%、その次が「絶対に反対」で42・9%、原発はイヤだと考える人が圧倒的です。

その反面、安全基準や対策を強化すれば原発はある程度安心出来るものになると考える人は34%に増えますし、これからの原子力政策については、「ただちに全面停止」を選択した人は31%で、「少しずつ減らしていく」と答えた人が最も多く、60%を占めていました。

問7では、問6の質問「原発へ反対か賛成か」での答に対する理由を書きたい方にだけ記述式で書いて頂いたのですが、本当にいろいろな方がご回答を下さいました。

福島出身の方や南相馬市出身の方もいらっしゃり、故郷をなくしてしまった悲痛な叫びが聞こえてきました。
長崎の方も、どうして日本が原発を推進するのか分からないと嘆いていました。

また、ご主人様が東電の社員で、福島第一原発に転勤されたばかり(当然、単身赴任です)だという方もいらっしゃいました。その方は、原発にはどちらかというと反対で、今後少しずつ減らしていくべきだというお考えを持っていらっしゃいました。
東電批判は多いですが、このように前線で一生懸命働いている社員の方には本当に頭が下がります。それは皆さまもお分かりだと思いますが・・。

そして、お父上が○○電力の社員と言う方、(お父上が)反原発の立場を通したため、44年間勤務しているのに、社内では一切役職のつかない平社員のままであることを語ってくれました。

北海道にお住まいの方は、北海道・幌延に核処分場の地下研究施設があって、そのうち、ここに使用済み核燃料が持ち込まれるのではないかと心配されていました。

20年前からおかしいと思って、一株だけ東電の株を買って反対を続けてきたという方もいらっしゃいました。その方は、東京を支えてきてくれた東北の方に申し訳ないという気持ちでいっぱいだそうです。


原発には絶対に反対という立場の方も、これまで電力に依存していた生活をすぐに変えられるか、そして、日本経済に影響が出るのではないかという不安な気持ちから、即座に全面停止とは思えない方も多いようでした。やはりジレンマに陥っている方が多いように思えました。


原発に絶対に反対で即座に全面停止を訴える方のご意見は、原発や放射能への恐ろしさはもちろんのこと、事故があれば影響が立地自治体ばかりでなく広範囲にまたがり、環境破壊・健康被害は未来へもずっと続くこと、地震国・日本には無理であること、使用済み核燃料の処理さえ出来ない現状、日本の科学技術への不信感、利権だけのために存在する原発への不快感・・(以上は、少しずつ原発を減らしていくを選ばれた方にも共通するご意見でした)。
即座に全面停止を訴える方は、今この機会を逃したら原発をなくすことはできないという切実な思いがあるようです。


原発に賛成の方、どちらかというと賛成の方のご意見のほとんどは、国家の生命(経済活動)に関わる問題なので、代替エネルギーがない以上、原発を続けるしかないのではないかというものでした。
今まで原発に依存してきた生活を変えることは不可能で、日本人に期間を区切らずに不便な生活をし続ける覚悟はないと仰る方、同じように、便利な生活を変えたくない、あるいは、今さら明治時代や昭和初期の生活には戻れないと考える方もいました。
原爆や原発事故を経験したからこそ、その問題を克服して、そのノウハウを世界に広める役割もあるのではないかと仰る方、原子力の研究は絶対に必要だという方、また経済活動が収縮して、日本がアジアの小国に落ちぶれるのは絶対に受け入れがたいと思う方、様々でした。
正直に言いますと、これらの意見を読んでいると、ウンウンと頷く部分も多かったです。

もちろん賛成の立場をとる方も、そのほとんどは、代替エネルギーさえあれば原発はいらないと考える方が多く、原発を続けるのなら、原発の安全性を高め、情報公開することが必要であるとお考えのようです。
やみくもに賛成と言っているわけではありませんでした。


ちなみに、分からないと答えた方は、その理由に「はっきりした情報が何もないので」と書かれていました。何を信じていいのか分からない状況でもあるのですね・・



皆さまのご意見を伺った私が、この件に関して黙っているのも卑怯なので、私の立場をお話しますと・・
私は強い日本が好きでした。
今でも日本には強くあって欲しいです。
ですから、かなりジレンマに陥っています。
でも・・
いまだに福島第一の事故の収束の目処も立たず、ここまで混沌とした悲惨な事態になってしまったからには、原発に依存し続ける社会は無理ではないか・・と考えます。
未来を支える子どもたちを守るためにも!

とりあえず、天然ガスにシフトをして、代替エネルギーの開発に全力を注ぎ、電気事業規制法を改正しながら、原発を少しずつ減らしていくのがベストではないかと考えます。
そして、もちろん、ストレステストが完全に完了して安全性が確認されない限り、再稼働はしてはいけないと思っています。


このアンケートの結果を見て、私は、日本国民は、この問題をもっと積極的に議論するべきだと思いました。
はっきりと自分の意見を述べられる方が、ここだけでもこんなにいるのですから、それを眠らせておくのはもったいないです。
反対であろうと賛成であろうと、自分の頭で真剣に考えたことは伝えるべきだと思います。
そういう場所や機会はないのでしょうか!!

これからのエネルギー政策を決めていくのは、
「最初に国民ありき」ではないでしょうか!?


2つのランキングに参加しています♪
励みになりますので、2つともクリックして頂けると嬉しいです♪
応援クリック、よろしくね♪
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
ありがとうございました♪
by mayumi-roma | 2012-05-12 07:19 | ひとりごと、考えること

ローマ在住32年♪永遠の都からお伝えする私(上野真弓)の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・
by mayumi-roma
プロフィールを見る
ブログジャンル
海外生活
50代
ブログパーツ
  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。
最新の記事
お友だちの本が出版されました♪
at 2017-04-29 05:28
簡単ピザランチ@おウチ♪
at 2017-04-28 05:00
耐震工事開始!
at 2017-04-27 06:15
今日のおやつ♪
at 2017-04-26 05:58
サンタ・マリア・ソプラ・ミネ..
at 2017-04-25 03:39
お買いもの♪
at 2017-04-24 00:11
ネットが相変わらず・・・
at 2017-04-22 22:31