壮大なピッティ宮殿@フィレンツェ♪

壮大なピッティ宮殿@フィレンツェ♪_c0206352_5213776.jpg

フィレンツェ、ピッティ宮殿♪
壮大な宮殿です。
もともとは、裕福な商人、ルーカ・ピッティが1458年にボーボリーの丘の斜面にブルネレスキの設計で着工させた宮殿です。
このファサード、力強い建築ですよね~

裕福とはいえ、一商人がこのような宮殿を建てたということは、彼がとんでもない野心家であったことが想像できます。
彼は、建設続行にあたって費用がかさんでいく中で、いかなる非常手段を用いても、あきらめなかったそうです。








壮大なピッティ宮殿@フィレンツェ♪_c0206352_53827100.jpg

宮殿前の広場♪
そして、この大きな広場を作るために広大な敷地が必要だったため、そこにあった家は容赦なく取り壊されたそうです。








壮大なピッティ宮殿@フィレンツェ♪_c0206352_553277.jpg

宮殿内から見たボーボリー庭園♪

1549年に、この宮殿は、メディチ家のトスカーナ大公、コジモ1世が美しい妻、エレオノーラ・ディ・トレドのために買い取りました。
そして、ローマの堂々たる別荘建築の例にならって、力強く美しい荒仕上げの中庭が増築され、ボーボリー庭園も形を整えていきました。








壮大なピッティ宮殿@フィレンツェ♪_c0206352_675840.jpg

ボーボリー庭園に入ってすぐに見えるフィレンツェの街の風景♪
花の聖母教会の丸屋根が見えると、フィレンツェだな~って気分になりますね。








壮大なピッティ宮殿@フィレンツェ♪_c0206352_631783.jpg

ボーボリー庭園から見たピッティ宮殿♪

ボーボリー庭園は丘の斜面にあるので、上まで登るのに大変な苦労を要しました~
その前に、宮殿内にある美術館を一つ見学していたので、足がガタガタでしたし~
あ~、観光って本当に疲れます。








壮大なピッティ宮殿@フィレンツェ♪_c0206352_6122015.jpg

ピッティ宮殿内のパラティーナ美術館にあるラファエロの作品♪
左、「ベールの女性」
右、「小椅子の聖母子」
美術館は写真撮影禁止のため、絵はがきからの画像です。
最近の私は、どうもラファエロが気になるようで、彼の優美な絵にはまっています~

フィレンツェでただ一つ美術館に行くなら、それはもう、ウフィッツィ美術館を置いては他にありませんが、こちらの美術館の収蔵品もすごいです!
ラファエロだらけですよ!
ティツィアーノの素晴らしい肖像画もたくさんあります。
カラヴァッジョの「眠るエロス」やカノーヴァの彫刻「ヴィーナス」もあります。
ジョルジョーネやルーベンス(ルーベンスは個人的にはあまり好みではありませんが、名作もあります)も!

しかし、美術館見学も足が疲れて大変~~!!
この宮殿には、現代美術館もありますし、衣装博物館、銀製品博物館、バルディーニ博物館もあって、とてもじゃないと、全部回るのは不可能。
最低でも3日はかかります。
その証拠に、全てを見学できるチケットは3日間有効になっているんです。
お値段は、11,50ユーロ。
美術館をひとつだけの見学なら、6ユーロくらいだったかな?








壮大なピッティ宮殿@フィレンツェ♪_c0206352_6244717.jpg

王家のアパート部分。

この宮殿、数十年だけですが、一時期、イタリア王家サヴォイア家の所有になったことがあったんです。
サヴォイア家とは、イタリア統一を果たしたヴィットリオ・エマヌエレ2世の家、戦前まで王政だったイタリアの旧王家です。
まぁ、ヨーロッパの中では一番品位のない王家でしたが・・
そちらも、パラティーナ美術館に続いて見学できるようになっています。








壮大なピッティ宮殿@フィレンツェ♪_c0206352_6331138.jpg

美術館と庭園見学で、クタクタになってしまった私~
喉も乾いていたので、何か飲みた~い!
宮殿内にもミュージアムカフェがあったのですが、できれば、ピッティ宮殿を眺めながら、フィレンツェを感じながらカフェに座りたいな~と思ったので、宮殿前のカフェに行きました~
フィレンツェって、モダンでスタイリッシュなカフェが多いです!
フレッシュ・ブラディオレンジジュースを頂きました~
観光や美術館見学は疲れますが、妙な充実感もありますね♪


2つのランキングに参加しています♪
ご面倒でしょうが、2つともクリックして頂けると嬉しいです♪
よろしくお願いします♪
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
by mayumi-roma | 2012-04-02 06:40 | フィレンツェ

上野真弓、ローマ在住の翻訳家&文筆家&ツーリズム別府大使。日々の暮らしや芸術探訪、旅の記録。最新刊は訳書『ミケランジェロの焔』、著書に『教養としてのローマ史入門』、訳書『ラファエッロの秘密』など。お仕事のご依頼はoffice.uenomayumi@gmail.comへ。


by mayumi-roma