やっと解放されました~♪
2012年 03月 31日
3月27日、火曜日、息子の高校時代の仲間が集まって最後の夕食をしました。
息子が帰省していたこの1ヶ月半、私は、このお友だち軍団の来宅に大変悩まされ、ストレスフルな日々を送っていました。
誰かが毎晩のように夕飯を食べに来るし、
そうでなくても、必ず毎日遊びに来て夜中過ぎまで家にいる・・
特に、約1名Fくんは、「君はストーカーかい?」と言いたくなるほどの有様で、息子が高校以外のお友だちと約束がある時は、家に1時間おきに電話がかかってきて(息子はかかってくる電話が煩わしいので携帯は家に置いて出かけていた)、「もう帰ってきた?」と・・
もっとも、最後の10日間くらいは、私の気持ちがすっかり疲れ果ててしまって、この子たちが家に来ないように息子に言い渡していました。
フィレンツェに出かける前の週末に、このうちの3人が泊まりに来て、いい加減に爆発してしまったのです!
(もちろん、この子たちの前ではありませんよ)
だってね、ベッドメイキングや、たとえ一晩だけしか泊まらないにしても、シーツや枕カバー、タオルのお洗濯が大変なことになってしまうんですよ~
我が家は、レストランでもなければ民宿でもありませんから!
遠く離れていても、ずっとお友だちでいてくれることは本当にありがたいことですが、それにしても、まだまだ未熟な子たちですから(イタリアの子の精神年齢は低いと思います)、ちょっと考えれば分かりそうな常識というものが欠けている部分がありました。
でも、まぁ、最後の晩ですからね。
この子たちは、お互いがどこにいても、きっと一生の友だろうし、最後に皆で食事がしたいという息子の希望もあって、私はイヤイヤ準備しました(笑)。
最後のお勤めとはいえ、子どもたちが相手ですから、メニューは手抜きです(笑)。
何しろたくさん食べる子たちなので、パスタもたくさん茹でました!
車海老とフレッシュトマトのパスタです。
車海老は1キロ使いましたが、この通り、ちょこっとしか顔を出していません。
セコンドは、お洒落なローストビーフを作っても、到底足りないと思ったので、ボリュームがあってお腹に貯まるもの。
というわけでトンカツにしました。
これ、全部で4回揚げました~
もう、疲れましたよ~
付け合わせも、1種類だけにしました。
チコーリアとほうれん草とビエタの3種類を茹でて、その後、オリーブ油とニンニク、ペペロンチーノで炒めました。
ちなみに、私はお料理するのに疲れ果てて、何も食べませんでした~
いつもの行きつけのジェラート屋さんで買ってきたデザートのミニョン♪
私の分が1つくらい残るかと思っていたのですが、見事に全部なくなりました・・
ひどい・・
イタリアの男の子って、ドルチェに目がないんです~
よくもまぁ、全部食べられたものだと・・
(ちなみに息子はあまり食べません、日本のケーキの方が好きです)
ローマ・フュミチーノ空港
そして、息子は、翌日の3月28日、東京に戻っていきました~
私は、本当にホッとしました・・
「寂しいでしょう?」とよく言われますが、全然!
強がりではありませんよ~
なんといいますか、大学入学まで全力投球で子育てをしてきたもので、
「さぁ、これからは私の人生だ!」感が強いのです。
私、切り替えが早い人間なんです~
やりたいことはたくさんあるし、「人生これから」です!
それに、何よりも、一人で居る時間が楽しいんです。
ただ、息子は寂しかったようですね・・
それは、両親との別れが辛いということではなく、故郷(友だちも含めて)を後にする気持ちです。
私が日本に一時帰国してイタリアへ戻る時と同じような気持ちかなぁ・・
「19年間、暮らした場所だから・・」と言っていました。
たとえイタリアが何も機能しないカオスな土地であっても、そこに自分の選択した未来はないと分かっていても、彼にとっては、生まれ育った故郷なのですから。
二つの祖国を持つハーフの子って大変ですね。
様々な葛藤も感じるでしょうし、苦しむこともあるかもしれません。
まだまだ未熟で、ちょうど青年から大人への過渡期ですから、こういう思いをしながら成長していくのだと思います。
ローマには家があるのだから、いつでも帰って来られるわけではありますが、私的には、あんまり里心がつくのもどうかな~と思います。
成長してくれるといいけど。
4月からは大学2年生。
気を引き締めて、遊びもほどほどにして、お勉強の方も頑張って欲しいと思います。
私の翻訳本第一弾、「レオナルド・ダ・ヴィンチの秘密 天才の挫折と輝き」(河出書房新社)も、あわせてよろしく♪
これまでにないタイプの画期的な本で、レオナルドの人生とその作品のすべてが物語風に分かりやすく綴られています。
by mayumi-roma
| 2012-03-31 06:34
| 息子・私・家族のこと