ベルニーニ、ベルニーニ♪

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サンタ・マリア・デラ・ヴィットリア教会の「聖テレサの法悦」(ベルニーニ作)♪
(写真は今年1月に杏さんご夫妻がいらした時に一緒に回って撮ったものです)

天使が金の矢で聖テレーサの心臓を貫く瞬間をとらえた作品♪
ベルニーニは、一瞬を永遠に変える魔力を持っている、
たぐい稀なる彫刻家だと思います。


くろすけちゃんは、午前中にこれを見て、午後の便で日本への帰国の途につきました。
ブログ上では時差があったのですが、月曜日から4泊の滞在だったのです・・
大満足の旅だったようです。


やはりバロックタウンのローマですからね~
これを見ないでは、日本へ帰れなかったようです(笑)。

「ベルニーニはローマのために生まれ、ローマはベルニーニのために作られた 」と言われますが、まさにその通りであります。

当時の教皇ウルバヌス8世も、「ベルニーニはローマのためにあるのではない、ローマがベルニーニのためにあるのだ。」と、評したほどですから、ローマとバロックとは切っても切れない彫刻家です。
私が最も愛する彫刻家であります。

というわけで、本日は、以前にもご紹介したことがありますが、
昨日くろすけちゃんと歩いたナヴォーナ広場のベルニーニの噴水をご紹介します。







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ナヴォーナ広場♪
まだ辛うじて、アーティストたちが牛耳るアートな雰囲気が漂っていますが・・
もうすぐクリスマスマーケットに変わる時期に入ります。







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こんな感じに変身するのです~

ナヴォーナ広場のクリスマスマーケット♪←過去記事はこちらこら♪







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ナヴォーナ広場の聖アニェーゼ・イン・アゴラ教会前のベルニーニ作の「四大河の泉」♪
ナイル川、ガンジス川、ドナウ川、ラ・プラタ川(南米)、世界の有名な河川を4つ、擬人化した彫刻で表して、オベリスクの下を飾っています。

実は、噴水を作ったベルニーニと教会の設計者ボッロミーニは、ともにバロックの担い手として優秀な建築家でしたが、全く違ったタイプの人間で、そのため、恐ろしく仲が悪かったんです・・
そこで、一つの伝説が生まれました。








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写真の、擬人化されたナイル川の頭に頭巾をかぶせたのは、「お前の教会のデザインは見るに耐えない」という意味。
対するボッロミーニは、「噴水の台座はオベリスクのために破壊される」と言ったとか・・







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そして、上記の写真で見ると分かるように、擬人化されたラ・プラタ川の手が教会の鐘楼のほうに伸びているのですが、これは、「鐘楼が倒れたら困るから」という意味。


でも、これらの逸話は、二人の仲の悪さを語るための単なる伝説にすぎません。
何故なら、ボロミーニの教会の建設が始まったのが1652年で、ベルニーニの噴水は、1651年には既に完成していたからです。

どちらも、バロック・ローマが生んだ天才芸術家です♪
天才の国、イタリア♪
政治の天才もそろそろ出て下さ~い♪



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by mayumi-roma | 2011-11-26 06:38 | ローマの美術散歩

ローマ在住33年♪永遠の都からお伝えする私(上野真弓)の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・


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