うっとり~、ルドヴィシ・コレクション♪

c0206352_591859.jpg

ローマ国立博物館・アルテンプス宮殿♪

世界的に有名なルドヴィシ・コレクションが展示されています。
16世紀に枢機卿だったルドヴィーコ・ルドヴィシが収集していた古代ギリシャ・古代ローマ時代の彫刻コレクションのことです。
素晴らしい作品だらけで、必見です!





c0206352_5124168.jpg

もう~~!!
愛すべきイタリア人のこの軽薄さ!

アルテンプス宮殿のナヴォーナ広場との位置関係を示そうと写真を撮ろうとしたら、大きな声を出して、「僕も撮って~!」
まったく~~!!

アルテンプス宮殿の後ろはナヴォーナ広場♪
写真奥に見えるのが、そうです。






c0206352_5245830.jpg

アルテンプス宮殿の回廊付き中庭♪
中庭は工事中でしたが、十分綺麗でした~






c0206352_6214098.jpg

この宮殿、15世紀のものですが、実に素晴らしいです。
建物を見るだけも、その価値があります。
宮殿もコレクションも、シリーズ化しないと、
とてもその全貌をご紹介することはできません。
写真は山ほど撮ってきましたが~

本日は、
コレクションの中で、私のお気に入りの彫刻だけを簡単にご紹介したいと思います。








c0206352_624322.jpg

「Trono di Ludovisi」
これが、一番有名な「ルドヴィシの玉座」と呼ばれているものです。
本来、柱の下部の飾り彫刻でしたが、正面の「ヴィーナスの誕生」があまりにも神々しいので、こう呼ばれています。
紀元前5世紀の古代ギリシャの作品です。

愛の女神ヴィーナスですから、聖愛と俗愛の象徴でもあります。
向かって左側には聖なる愛の象徴としてヌードの女性がフルートを吹く姿が、右側には俗なる愛の象徴として衣服を着てお香をたく女性の姿が彫られています。

ありきたりな表現ですが、繊細で優美としか言いようのない美しい作品です。








c0206352_7294232.jpg

「ルドヴィシの玉座」と同じ部屋にある「ヘラ」(ギリシャ神話のゼウスの妻)の頭像♪
これが本当に美しい・・
こんな美人になりたいものだわ~









c0206352_7505214.jpg

「Il Galata」(ガラティア人)

オリジナルは、紀元前3世紀の古代ギリシャのブロンズ像でした。
それを紀元1世紀の古代ローマ時代に大理石で再現したものです。

アッタロス2世(ペルガモン王国の国王、在位は紀元前241年~紀元前197年)に敗れたガラティア人の武将が、敵に捕まる屈辱よりは死を選び、自分の妻を刺した上で、自分もまさに死のうとしている瞬間です。
妻はまだ虫の息であることが作品から伝わってきます。
妻の身体が力なく次第に下に落ちていき、重さが増していく感覚まで伝わってきます・・
そして、自死への断固とした決意が伝わってきます。

この彫刻は、遠目に見ても、磁石に惹かれるように引き寄せられてしまいます。
どうして死ななければならなかったのか・・と、まず考えてしまいました。
ガラティア人の誇り、古代ギリシャの人にも武士道があったのですね・・









c0206352_5273855.jpg

「Erinni 」(エリンニ:エリニュス、ギリシャ神話の復讐の女神)

美し過ぎて・・
私がその場をいつまでも離れることの出来ないくらいに魅せられてしまった彫刻です♪

古代ギリシャの彫刻を紀元2世紀の古代ローマで再現したものです。
1622年にジャン・ロレンツォ・ベルニーニによって修復されました。
修復した人も凄い方ですね・・
さすがローマ!

静かに眠るこの女性は誰なのか・・
と、長い間、美術評論家たちに論議を呼び起こしましたが、エリンニ(復讐の女神)であるとか、メドューサであるとか、アレクサンダー大王の母親オリンピアであるとか、解釈は様々です。
現在では、負傷したアマゾーン(ギリシャ神話の女性のみで構成された狩猟民族、騎馬民族で武装した騎士としてギリシア神話中多くの戦闘に参加しています)と考えられています。


私は人間の寝顔というものに惹かれるのです。
どんな人でも、眠る時は無防備な本来の自分の顔に戻ると思うからです。
この彫刻には、一瞬、男性にも思えるほどの精悍さがありますから、エリンニやアマゾーンと考えられたのかしれませんね。
唇が半開きになっているところも妙にリアル感があります・・


私も美しい寝顔が欲しいです~
でないと、落ち着いて死ぬことさえ出来ません・・
私、綺麗な寝顔で死にたいんです。



ローマ国立博物館アルテンプス宮殿
Palazzo Altemps
Piazza di Sant'Apollinare 48
00186 Roma,
オープン: 9.00 ~ 19.45.
月曜日休館日
12月25日と1月1日はお休み。

入場料は7ユーロで、3日間有効。
このチケットで、同じ、ローマ国立博物館のマッシモ宮殿、ディオクレチアヌス帝の浴場跡、クリプタ・バルビにも入場できます。


2つのブログランキングに参加しています♪
ご面倒でしょうが、2つともクリックして頂けると嬉しいです♪
よろしくお願いします♪

にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
ありがとうございました♪
by mayumi-roma | 2011-11-21 07:33 | ローマの美術散歩

ローマ在住33年♪永遠の都からお伝えする私(上野真弓)の日々の暮らしや考えること。そして大好きな美術について・・


by mayumi-roma